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テニスの審判やレフェリーの活動していたときに感じたのが、試合に強い選手は「動じない」ということ。
雨や風、急なコート移動や痙攣に対しても、どこか何事も無かったかのように、淡々と試合を進めていく。
感情を表に出すことも、それほどない。
ポイントを獲って声を出すことはあっても、それは決して感情的に出ているものではなく、全て計算済。
逆に勝てない選手は・・・と言うと、まさにこの逆、ですね。
ちょっとしたことにうろたえてばかりいて、自分を見失って負けていく。
アナタ自身は、どうですか?
結果を出せるテニス選手になりたければ、「うろたえ癖」を解消する必要があります
■想定外のことが起きたとき、テニス選手としての資質が問われる
物事が上手く進んでいるうちは、何も表面化しない。
自分が想定していないこと、雨が降ってきたり試合中に怪我をしたり・・・というときに、どういう対応が出来るのか。
しっかりと試合前に、「もしかしたら、こんなことが起きるかも」という想定は、立てておく。
作戦にしてもそうですが、どうしようもない天候の変化やアクシデントまで、アナタは想定して準備できていますか?
■弱い選手は、すぐに言い訳のネタにしてしまう
ちょっとした変化でうろたえてしまう選手は、試合後の言い訳を探します。
雨が降ってきたから、足が痛くなったから・・・。
それって、自分自身の責任でしかないのに、うろたえている自分を隠してしまう癖、付いている選手は多い。
審判台に座っていたときには、その変化にすぐに気付きます。
そしてプロ選手でも、あっさり棄権していく。
もちろん怪我が酷くならないように大事を取って・・・という場面かも知れませんが、あきらかに状況の変化に弱い。
少しの変化でうろたえるテニス選手は絶対に、トーナメントで勝ち上がれません。
■日常生活こそ、最高のトレーニング
最近テレビで、「ビビリ芸人」というのを観た方もいると思います。
あそこまでの仕込みは無いにせよ、日常生活でちょっとしたビックリすること、結構ありますよね。
そのときに動じない、想定の幅を広く持っておくことで、テニスの試合にも活かせるメンタルは養えるように思います。
面白みが無い、リアクションが薄い、と言われても良いんです。
テニスの試合に勝ちたければ、日常生活から鍛える部分は鍛えておく。
その意識が、きっと試合でも役立つでしょう。
アナタが思っている以上に、テニスの試合って色々なことが起きます。
大事なのは、起きたときにどうするか、決めておくこと。
イメージしておくこと。
イメージトレーニングって、つい「良いこと、上手くいくこと」だけになってしまいがちですよね。
もちろん成功するセルフイメージは大事ですが、同じくらい「うろたえるような場面」も想定しておきましょう。
アクシデントが起きつつも、試合に勝てるのが強いテニス選手です。