ストローク

どうすれば、格上相手に戦えるのか?

秋は、テニスの大会のシーズン。

みなさんの中にも、勝ちたい試合や大会、ライバルとの試合が控えている方も多いと思います。

やるからには、格上相手にも勝ちたいですよね!

でも、色々準備しても、いざ試合となると厳しいことも多い。

最近私が感じた、「これって、強い相手に大事だな…」と感じたこと。

それについて、今日は書いてみたいと思います。

キーワードは、「インパクトの形」です。

いつ、試合で心が折れるのか?

相手のボールに、激しく押された時

じゃないですか?みなさん。

ラリーの中で、相手のボールが重たい、打点が遅れてしまう。

力が入らないところで打って、ラケットが弾かれそうになる…そんな瞬間に。

もう、どこかで「この試合は、やっぱり厳しいよ…」となってしまう。

そう、インパクトの感覚って、私は大事だと思います。

そこで良い感触で打てている時には、まだ戦えるメンタルなんですよ。

でも、インパクトで押し負けてしまった時、心が折れてしまう。

きっと、みなさんも経験があるはずです。

「自分がコントロール出来ない」という絶望

これが、試合を支配するともう勝てません。

相手を、ボールを、自分がコントロール出来ないと感じてしまったら。

そこからは、すごく早いですよ、試合も。

インパクトで力が入らない、負けてしまうと感じたら、もうラリーするのも嫌になるじゃないですか。

そうなったら、もう気持ちが切れてしまう。

自分がコントロール出来ない試合なんて、楽しくないですからね。

逆に言えば、ここを克服すれば良い!とも言える。

そう私は、最近感じています。

良い打点を、探そう!

一緒に、探してみましょう。

自分が本当にボールが押せる、負けない打点はどこなのか?

私の感覚では、ラケットを持つ腕がしっかり伸びて、打点を前に取った形。

上半身を起こして、ボールのインパクトの瞬間を、後ろからしっかり見る形。

腕を前に出してみて、インパクトで止めてみて下さい。

そこで、ボールをしっかり抑えることが出来ているか。

強い打球でも、ここでインパクトすれば負けない自信、があるかどうか。

ぜひ、みなさんご自身で普段の練習の中で探してみて欲しいんです。

打点が遠い、身体が開いている

意外と多い、気付かない形

特に、男性のフォアハンドで多いと思います。

身体が開いて、打点が遠くなっている。

こうなると、強いストロークやサーブに押し負けてしまう。

オムニコートだとまだ誤魔化しが効きますが、ハードコートだともう厳しいですよ。

バウンド後も失速しないボールを打った時に、インパクトで負けてしまいがち。

格上相手の試合で、もうこの時点でメンタルが折られてしまうでしょう。

意識したい、ストレートアーム

私は、ストローク戦で押し負けないように、しっかり腕を伸ばすことを意識しています。

フォアでもバックでも、肘が中途半端に曲がった状態で打つと、押されがち。

特に強い相手とのストロークの打ち合いで、インパクトの感触で押されると、気持ちが乗らない。

逆に、こちらが押せている感覚があると、勇気が湧いてきます。

インパクトの形、これを意識して見直す。

試合の現場でも、チェックポイントを決めておく。

これが出来れば、きっと格上相手にも戦えますよ。

欲しいのは腕力じゃない、良い形

自分の中で、理想的なインパクトの形。

ストロークでインパクトで止めた時に、どういう形が理想なのか。

腕の形、足の位置、ぜひ試合前に確認しておいて下さい。

素振りも大事ですが、私はこのインパクトの形、をしっかりと意識することが大事だと思っています。

素振りの中に、この形がしっかりとあるかどうか。

試合前に確認して、ぜひ格上相手に挑んで欲しいと思います。

大丈夫です、ボールを打った瞬間の感触が良ければ、必ず勝てます。

インパクトの瞬間に、押し負けない

繰り返しになりますが、インパクトまでは脱力していて良い。

その瞬間に、しっかりと力をボールに伝えて押し負けない、押し返すことが大事ですから。

テニスの試合は、長いと3時間以上かかりますから。

力の使いどころは、意識しておきましょう。

良い形さえ自分の中で認識出来ていれば、きっと戦えます。

打ち合いで負けない、心が折れない工夫。

それは即ち、インパクトの工夫だと思いますよ。

ピックアップ記事

  1. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  2. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  3. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  4. メルマガ配信、登録を開始します!
  5. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!

関連記事

  1. テニス ボレー

    ストローク

    ストロークがビビって入らないときは、〇〇が多いことに気付こう!

    試合中に、まず皆さん経験したことがあるでしょう。ストロークが、…

  2. テニス ストローク

    ストローク

    「さぁ、チャンスボールだ!・・・どうする?」テニスの試合では打つコースをどう隠すかが大切!

    試合中、相手を右に左に、前に後ろに動かしてチャンスを作ろうとする。…

  3. テニス ストローク

    ストローク

    リラックスしたテイクバックには、「スロートに添えた手のひらで、ラケットをフワッと」持ち上げてみよう

    ストロークのテイクバック、いかにリラックスした状態でラケットをセット出…

  4. ストローク

    「鼻で吸って口で吐く」練習をすることで、テニスの試合でもスタミナが続く!?

    花粉症シーズン真っ盛りである。もう10年以上も花粉症が続いてい…

  5. テニス シングルス

    ストローク

    テニスの試合でのストローク、「勇気があれば振り抜ける」わけではなく・・・ですよね?

    トップスピンでストロークを打つ時、当たり前だけどトップスピンの回転が掛…

  6. テニス フェデラー

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス ストローク

    ストローク

    なぜ、錦織選手のバックハンドは鋭く落ちるのか
  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの基本、「本当に真ん中」を突くだけで・・・良いの?
  3. テニス サーブ

    サーブ

    今年こそ「サーブ改革元年」、試合に勝てるサーブの考え方とは?
  4. テニス リターン

    フットワーク

    打った後に、ゆったり戻る・・・癖を直さないと
  5. シングルス

    ドロップショット、シングルスの試合ではこう使おう
PAGE TOP