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「社会人から始めたので、試合は無理なんですよ」
こういう声を、私もよく聞きます。
確かに、学生時代、ジュニア時代の経験はある選手にとっては財産であり、武器になるでしょう。
でも、「だから何?」ということ。
私は、むしろ逆に大人になってからテニスを始める方、の方が強くなると思いますけどね。
学生時代にしっかり練習しないと、試合では勝てない?
1.自分の意志で、始めたテニスなら
強いです、実際。
よく5歳からコートに立って、アカデミーで練習してましたみたいな人もいますが、こういう人は中学生くらいがピークでしょう。
大人になったら、ほとんどテニス、続けてないと思いますよ。
燃え尽きたとか、そういう部分もあるかも知れないですけど、それ以上に大事な部分で差があるんです。
それは、自分自身の意志。
自分の意志でテニスを始めたかどうか、が私はすごく大事だと思います。
2.テニスを始めた時期が遅ければ、遅いほど良い
成長が早い人、が実際たくさんいます。
なぜなら、先入観が無いですからね、テニスに対して。
別な競技を経験してきた、人も非常に良い強みになる。
テニスしかやってきていない人は、本当に視野が狭い。
そして、「これはこういうもの」という先入観、で固められてしまうんです。
学生時代からテニスを続けている人は、それだけマイナスの部分も大きいということ。
大人になって、社会人になってテニスを始めた人の方が、私は「試合向き」になる可能性が高いと思います。
3.自分で考える癖、があるかどうか
これが一番、上達には大事。
学生時代からテニスをしている人は、自分で考える習慣が無い方が多い。
コートもある、メニューも決まっている、試合に出る手続きは先生がしてくれる。
こういう環境では、思考停止していてもボールは打てますからね。
テニスにおいて頭を使う、主体的に行動するというのは、なかなか出来ないものなんですよ。
みなさんの周りで、サークルの幹事だったり面倒見が良い人、いますよね。
こういう人は、ほとんどが大人になってテニスを始めてはまった人たち、だと思います。
学生時代にガッツリやっていた人は、テニスは出来てもそれ以外のことは出来ない、というかやろうとしない。
そういう人が多いように思います。
4.テニスだからチャンスがある、チャレンジ出来る
私がこのT-PRESSを更新し続けるのも、これが理由です。
大人になってから始めても、キャリアが浅くても、試合で勝てる、強くなるチャンスがある。
他の競技は・・・分かりませんが、テニスが一番チャンスがあると思いますよ。
なぜなら、工夫と駆け引き、で勝てる要素がたくさんあるから。
繰り返しますが、大人になってテニスを始める、シニアになってチャレンジする、そういう人こそ私は応援しています。
テニスなら勝てる、そう感じてもらえるように、頑張っていきたいんです。
もちろん、試合は簡単なものじゃない。
でも、だからこそ勝ったときの喜びが大きいのもテニスの醍醐味。
難しいこと、考えること、辛いことばかりだと思います。
でも、自分でやると決めたテニスなら、頑張りましょう。
悔しい想いの先に、最高の自己実現が待ってますから。
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