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「サーブのトスは、しっかり前に!」というアドバイス、コーチからもらっている方も多いと思います。
でも、実際はどれくらい前なのか。
そして、なぜそれほどに「トスの位置が前」じゃないと、ダメなのか。
今回は改めて考えてみたいと思います。
特に、サーブ&ボレーでプレーする並行陣、ベテランやシニア、女性プレイヤーのみなさんは必見です。
サーブのトスを前にするというのは、「着地で完全にコートの内側に入る」ということです
1.なぜ、トスが前じゃないとダメなのか
答えは、シンプルです。
その方が、自然に力を伝えやすいし、前に入りやすいから。
今回は、2014年の全豪オープン、男子ダブルス決勝の動画も見ながら、ぜひみなさんイメージしてみて下さい。
まず、トスアップが前、とはこれくらい↓前ということです。
出典:Youtube
コートの内側、30cmくらいに落下するくらいですね。
これって、プロ選手独自のトスアップの位置?いえ、違います。
私たちでも、これくらいの前方向へのトスでちょうど良いんです。
2.サーブの後の着地から、前への推進力を増していく
実際に動画を見てみると、サーブ&ボレーのスピード感が凄いですよね。
サーブを打ってから走り出す、のではなく、着地からもう自然に前方向へのダッシュが始まっている。
それには、トスアップを前にして、しっかり斜め前にジャンプ!していくことが大事なんです。
繰り返しますが、これはプロ選手のような下半身がなくても、今の私たちの脚力で充分に実践可能です。
3.ジャンプして打つから、下からの力で回転がかかる
実際にサーブを打っていく上で、しっかりボールに回転をかけることは大事。
これを手先で何とかしようとしても、上手くいきません。
上手くいったとしても、その細かい動きを繰り返すのは至難の業。
だからこそ、身体を大きく動かす部分、でしっかり回転をかけていく。
トスアップを前にして、斜め前にジャンプしていく力を使うから、下から上方向に回転がかかる。
この力強い回転こそが、本当に強いサーブを生んでいく。
トスアップを変えるだけで、アナタのサーブはきっとみちがえるはずです。
4.前を向くのを、極力我慢しましょう!
この打ち方、に慣れるまではこれが大変です。
トスの位置も遠く感じられるので、早く身体を前に向けたいんですよね。
でも、もう一回写真を見てみて下さい。
しっかり肩が入って、トスアップした後も腕が高い位置にあり、横向きをキープ出来ていますよね。
この状態、で1.0秒くらい維持する、我慢する。
これを意識して、練習してみて下さい。
でも慣れてくると、身体の開きを我慢することで安定するし、しっかり力も伝わることに気付くはず。
女性の方でも、一緒ですよ。
トスが身体に近い人は、やっぱり自信が無い、不安なんですよね。
だって、トスアップで身体から遠く、前方向に上げるなんて怖いじゃないですか。
出来るだけ、ボールは身体の近くに置いておきたいと考えるのが自然です。