テニス スマッシュ

戦術

強い選手は、リードした後にアグレッシブに戦術を変える

テニスの試合って、ポイント形式が特殊ですよね。

ゲーム内は、5ポイントくらいで短い。

それを6ゲーム取れば1セット、ほとんどの試合は、この1セットで終わりな感じ。

もちろん、公式戦は3セットマッチもありますが、私たちの試合は1セットマッチや8ゲームマッチが多いですよね。

いかに多く、効率的にゲームを取っていくのか。

ゲーム内でリードしたとき、ゲームカウントでリードしたとき。

大胆な戦術、でいきませんか?

 

強い選手は、リードした後にアグレッシブに戦術を変える

 

1.リードしたときに、必要な発想とは?

私は、相手が何を警戒し出したか、を考えます。

例えばネットプレーでリードしたなら、当然ネットプレーを警戒しているでしょう。

「浅いボールを打ってはいけない」と思いながら、深く深く、配球して来ることが予測出来ますよね。

リードしたらその「貯金」をどう活かすか、が大事。

相手が不安になって、「こっちに逃げたい」と思うところをしっかり潰す。

そう考えると、「今までの逆」をやれば良いのかも!

となると思いませんか?

 

2.速攻型でリードしたなら、粘り型に変えてみる

サーブでポンポーンと30-0に出来たら、次のポイントをどうするのか。

私なら、あえて粘りの戦術に変えていきます。

その方が、相手が迷い動揺してくれるから。

速攻型のポイントの後には、遅効型で・・・と自分の中でメリハリをつけてみる。

そうすると、自然と試合の主導権はアナタ自身のモノになると思いますよ。

難しく考えないで、自分の引き出しを増やしていくこと。

これが大事でしょう。

 

3.自分のプレースタイルの幅、が必要なんです

だから、必要なんです。

実際に、試合の現場でメリハリを付ける、両側の戦術を用意しておく。

こういう人は、練習からしっかり両方を練習出来ているはず、なんです。

速いプレーだけ、遅いプレーだけ、で試合を続けるのは難しいですよね。

よほどの実力があれば別ですが、私たちに必要なのはいかに出し入れをするのか、駆け引きをするのか。

ポイントのシチュエーションを客観視して、しっかりリードしたときに変えていく。

勝っているときに変えていくからこそ、相手はまたプレッシャーに感じてしまうと思うんです。

 

4.変えるのが怖い、だからこそこの作戦には価値がある

誰だって、そうですよ。

ましてや、リードしているときに・・・大胆に変えるのって、怖い。

でも、それは相手だって一緒です。

怖いからこそ、その「怖いこと」をやってくる相手が本当に怖い。

テニスの試合、この積極性を持った方が勝てるケースが多いですよ。

それに、もう「戦術を変えること」を日常にしちゃえば良い。

練習でもそれが普通、むしろずっと同じプレーをしている方が、調子が出ない・・・くらいで良いでしょう。

そこまでくれば、きっと試合でリードしても自然に引き出しを開けることが出来るはず、です。

 

まずは前に出る、後ろで粘るの形。

それから回転をスピンとスライス、ですかね。

この組み合わせだけで、何パターンか自分の中で作れると思います。

それをリードしたら、どんどん出し入れしていく。

これだけで、かなり試合の進め方は楽になると思いますよ!

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選
  2. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  3. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  4. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  5. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を

関連記事

  1. 戦術

    振り切ってコントロール、なぜ難しいのか?について

    テニスを長く続けていると、この問題にたどり着く。ラケットでボー…

  2. テニス メンタル

    戦術

    ラケットの先端を使うと意外と打ちやすい、技巧派ショット4選

    テニスのショットの技術の中で、「ラケットの先」を使うショット、実はたく…

  3. テニス メンタル

    戦術

    試合で「複数の選択肢」が浮かぶ、ときはきっと自分の調子が良い時

    自分の調子が良い、と感じる時。これって、良いことばかりではあり…

  4. テニス ガスケ

    戦術

    テニスにおける速い攻めは、コートの後ろからだと絶対に難しい

    連続攻撃で、相手に時間を与えないストローク。錦織選手も得意とす…

  5. 戦術

    不測の事態でもテニスの大会を勝ち進む、「試合会場での対応力」を身に付けよう

    テニスの大会、公式戦や草トーナメント、様々な大会に皆さん出場していると…

  6. 戦術

    試合で失敗しない、スタートダッシュを切るコツ5つ

    1セットマッチの試合、での試合の入り。もう、正直これが全て、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    「いつでもピンチは、チャンスに変わる」テニスは不思議とそんなスポーツです
  2. テニス スマッシュ

    戦術

    ストロークとボレー、どっちで対抗していく?という話
  3. テニス ボレー

    ボレー

    安定感のあるボレーを継続できる人は、「ラケットを動かし過ぎない」からミスが少ない…
  4. テニス ボレー

    フットワーク

    縦ポーチの極意は、とにかく相手に近づくこと
  5. テニス 指導

    戦術

    「イーブンペースでの進行」で全く問題無い
PAGE TOP