テニス メンタル

フットワーク

ほんの0.1秒、0.1メートルが、テニスではポイント差になる

テニスの守備、攻撃。

何度か聞いたことのある話だと思いますが、これって時間を奪い合う競技、なんですよね。

0.1秒、0.1メートルを、どれだけ正確に早く動けるかどうか。

これは、何もプロ選手の試合に限ったことじゃないですよ。

私たちの試合の現場でも、勝敗を分けるのは結局ここなんです。

 

ほんの0.1秒、0.1メートルが、テニスではポイント差になる

 

1.「あと少しで触れたボール」を、触るには?

みなさんも、試合の中でありますよね。

「あと少しだったのに!」と思うとき。

でも、まずはこの経験を積んでいくことが大事なんです。

「あと少しだった」ところまで、アナタ自身がいけること。

そして感じて、悔しいと思うこと。

ボールを追うことが出来ない人は、この感覚まで養うことが出来ません。

試合の中で、どれだけあるでしょうか?

意外と少ない・・・ことに、危機感を持たないとダメです。

 

2.0.1を削り出すには、ポジショニングしかない

もちろん、筋力トレーニングやフットワーク強化、大事です。

でも、大前提としてまず、「良いポジション」に入ることを考えたい。

それも、相手が打つ前に。

ベテランやシニアプレイヤーのみなさんは、この予測と洞察力、で0.1を削り出すことが出来るはずです。

ポジショニングが上手い人は、自然と触れるボールも増えるし、守備力も上がる。

具体的に、各ポイントでどうしていくのか、を考えるのはアナタ自身です。

ヒントは、「前」にあると思いますよ。

 

3.前に出れば、触れるボールは自然と増える

ポジショニングの大前提のヒント、は「前」です。

前に出れば、相手が打った後に早く触れる、つまり左右の揺さぶりにも強くなる。

そして、2バウンドで失点する可能性も低くなりますしね。

0.1秒でも速くボールに触ることが出来れば、相手へのプレッシャーにもなる。

普段立っているポジション、を少し変えていくなら「前」でしょう。

ネットに詰める、デッドゾーンに立つ、というのも、この0.1を削り出す為ですから。

 

4.0.1の積み重ねが、アナタの上達につながる

一気に、というのは難しいですから。

でも着実に、0.1ずつ歩みを進めていくこと。

これが、テニスにおける上達だと思いますよ。

考えてみれば、私たちはもうこれから脚力は衰え、身長が伸びる事も無い。

だからこそ、数値を削り出すことに、貪欲にならないといけない。

もちろん、学生の読者のみなさんは例外です。

でも、ただでさえ身体が大きい、足が速い選手の方ほど、意識すれば無類の強さを発揮出来ると思いますけどね。

 

相手のショットが良い、だけじゃない。

きっと自分で、もっと何か出来たはず・・・と考えること、がまずは大事。

0.1という数値を、大きいと見るのか小さいと見るのか。

この違いって、アナタ自身のテニスに対するスタンスそのもの。

ぜひ、意識してみて下さい!

ピックアップ記事

  1. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について
  2. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品
  3. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  4. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  5. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー

関連記事

  1. テニス ストローク

    フットワーク

    テニスのポジショニングが分からない人は、「自分の守備出来るテリトリー」を把握しよう

    テニスの試合に出ていると、「守備のときに予測ができない・・・」という声…

  2. フットワーク

    コートカバーが遅れる、本当の理由

    試合で、相手に動かされると弱い人って、多いですよね。3回くら…

  3. テニス ストローク
  4. テニス リターン

    フットワーク

    構え直しは、ゴリ押しで

    打った後の構え直し。私は、ここにテニスの実力差って大きく出ると…

  5. テニス リターン
  6. テニス フットワーク

    フットワーク

    「スプリットステップ」は少しのコツで、テニスの試合が見違えるほど勝てるようになる!

    相手が打つ瞬間、スプリットステップをする。このスプリットステッ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. リターン

    ダブルスの試合で必要な、「リターンをクロスに深く、高く返球」は基本パターンとして…
  2. テニス メンタル

    メンタル

    やってきたテニスに、影響を受けない人なんていない
  3. テニス リターン

    ストローク

    ストロークをダウンザラインへ打ち分ける、一瞬の間を自分で作ってみよう
  4. その他

    ラジオの公開放送やってみます
  5. テニス ラケット

    スマッシュ

    スマッシュでガシャる人は、「ボールが近付いて来てから」打点を決めようとし過ぎてい…
PAGE TOP