テニス サーブ

サーブ

自分でコントロール出来ていないファーストサーブ、入ってもポイントにつなげられますか?

サーブに命を燃やす人。

みなさんの周りでもいませんか?

特に、30代から40代の男性プレイヤーのみなさん。

テニスをどうしていくのか、どう戦うのかは、もちろんみなさんの自由です。

でも、私はやっぱり、こう感じてしまいます。

サーブが速い、入るときもあれば入らないときもある。

試合自体が、もうその日のサーブの調子次第。

それで・・・本当に良いんですか?

 

自分でコントロール出来ていないファーストサーブ、入ってもポイントにつなげられますか?

 

1.入って一番ビックリしてるの、自分じゃない?

私が見ていると、そう感じてしまいます。

試合の中で、凄く速いサーブを打っている人は結構多い。

男性で、30~40代の一般プレイヤーの方でも、多いと思います。

でも、ビックリですよね、自分自身が。

打った本人が、入るかどうか分からないサーブ。

それって、試合で使えると思いますか?

だって、打った本人が一番ビックリしてるんですから、入ったことに。

これじゃ試合で勝てないですよ。

 

2.たまに入るサーブが「自分のサーブ」と思っている、悲しい人たち

ハッキリ言って、使えません。

試合で使えないサーブ、を自分のサーブだと思い込んでいる。

テニスの試合、ファーストサーブは7割入って普通、です。

この数値をしっかり認識して試合が出来るかどうか、がポイント。

試合に本当に勝ちたい、必要性を感じている選手なら、普通まずいと感じるはずなんです。

でも、たまに入るから始末が悪い。

たまに入る速いサーブが、自分の実力だと勘違いしている。

7割フォルトしている事実こそ、アナタの実力、なんです。

これに気付かない限り、悲しいですけど試合では勝てません。

 

3.自分の負けを、全て「サーブのせい」に出来る

結局、これは保険なんです。

男性で負けず嫌い、プライドが高い人って、そうじゃないですか。

試合に負けたら、「サーブの調子が悪かった」と言いたい。

その為に、普段から速いサーブ、を打っているようにしか私には見えません。

つまりは、その時点で試合から逃げている、テニスと向き合えていないということ。

これは、残酷ですが事実です。

意外と、みなさんの周りにもこういう男性、多くないですか?

試合で勝てていないのを、サーブの調子にして逃げていく。

楽ですから、実際。

でも、頭の良い試合に勝てる人は、気付いてますよ。

「さて、今日も楽に勝たせてもらおうかな」と思っているはずです。

 

4.入った後のこと、考えてないですよね?

そもそも、こういうサーブを打つ人は「入った後のこと」を考えていない。

自分のコートに返球されると思っていないですから、入った時点で「よし!」と思ってしまう。

これが本音じゃないですか?

入った後、どうやって展開していくのかを、本当は考えないといけない。

でも、そこまで考える余裕が無い。

結局、全精力をサーブに費やしたい、でしょうから。

これって・・・なんだか別な競技みたいですよね。

もはやテニスの試合ではない。

そう私は感じてしまうんです。

 

5.「自分はそこまでじゃない・・・」と、思ったら危険

ちょっと、極端だったかも知れませんが、近しいことはみんな経験しているはず。

サーブは試合で、最初に打つショット、ですからね。

やっぱり、欲が出るんですよ。

人間ですから。

欲が出るから、つい力が入る。

ねじ伏せたいと思うのは、アナタの心の弱さそのものです。

リターンを恐れている、そんなこと無いですか?

相手の攻撃を恐れるあまり、虚勢を張ってしまう。

弱い犬ほど、よく吠えるのと一緒です。

サーブをもっと、現実的に捉えていきましょう。

だって、こういう速いサーブにこだわる人って、絶対にダブルフォルトが多い。

セカンドサーブも弱々しいはず。

もっとココに、目を向けるべきなんです。

 

人は、つい自分の弱い部分から目をそらしがち。

本当は気付いているはずなんです、サーブ力が自分には無いということに。

気付いたら、変えていく。

本当に自分に必要なサーブ、試合に勝てるサーブって何だろうと、考えてみる。

速いサーブは、40-0の時にでも打てば良い。

アナタに必要なのは、むしろ0-40のようなカウントで打つようなサーブ、じゃないですか?

ピックアップ記事

  1. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  2. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  3. 【少人数制】9/29(月) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 …
  4. 学生さんや社会人プレイヤーにもお勧め!「タッチ系テニス」に適したガット3選
  5. ヨネックスの新作ラケット、Vコアのハイスピンテクノロジーによる超高弾道は本物だっ…

関連記事

  1. テニス ストローク

    サーブ

    緊張する場面で「しっかりサーブで顔を残す」こと出来てる?

    試合の終盤、緊張した場面でこそサーブの力は試される。自分を信じ…

  2. サーブ

    試合で有効な相手への「ボディサーブ」を極めたいなら、狙うコースは身体の正面じゃない

    試合で有効なサーブ、見落とされがちですがボディのサーブは本当に有効。…

  3. テニス シングルス

    サーブ

    サーブを打つ位置、「自分が打ちやすい場所から」って安易な発想

    サーブに自信が無い・・・人、ほとんどだと思います。そういう人は…

  4. テニス サーブ

    サーブ

    テニスの試合で勝つには、「サービング・フォー・ザ・セット」を乗り越えないといけない

    あと1ゲーム、キープすれば試合は終わり。サービング・フォー・ザ…

  5. テニス ロブ

    サーブ

    ダブルスの試合、ノータッチエースは一人の仕事じゃない

    シングルスの試合より、ダブルスの試合の方が多い。私は、そんな気…

  6. テニス サーブ

    サーブ

    サーブで力が伝わらない人は、肘が伸び切ってから打っている可能性大

    サーブを打つ時に、力が伝わっていない人の典型例。それって、肘が…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    メンタル

    試合の終盤「ここぞ!」という場面では、失点を恐れてはいけない
  2. テニス 知識

    テニス知識

    冬のテニスのマストアイテム、手袋選びは勝利への近道
  3. ダブルス

    男性の前衛に捕まらない、ミックスダブルス術
  4. メンタル

    「頑張れ!100球ラリー!」テニスの試合で勝つには、ただ繋げるだけでは意味が無い…
  5. リターン

    リターンは脇を締めるから、素早いターンが出来て安定する
PAGE TOP