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強烈なフォアハンド、触れないサーブ、華麗なネットプレー。
誰だって、試合でそんなプレーをしたい、と思って練習する。
でも、改めて私自身歳を重ねて思うのは、「本格派って、難しい」ということ。
自分の可能性を信じることは大事ですが、それ以上に、自分自身を知る、ということが大事なのがテニスです。
自分自身を知れば、本格派テニス選手以外の道も見えてくる
1.本格派のプレーに、継続的で良質なトレーニングは欠かせない
まず、オルラウンドで弱点が無いテニス、にはトレーニングが欠かせません。
私の感覚では、毎日2時間はウェイト、持久系、それから栄養摂取にサプリメントも必要でしょう。
もちろん、個人差はあるでしょうが、しっかりした身体があって初めて、ダイナミックで身体を大きく使える、本格派なテニスは実現出来る。
学生の皆さんは、ぜひそれくらいの意識で挑んで欲しい。
でも、練習出来る環境や自分自身の状況、を客観的に見つめてみて、どうでしょう。
私は選択と集中、が必要だと思っています。
2.大事なのは、「自分と同レベルの相手に負けない」テニスを創ること
皆さんも大会に出ていると、気付くと思います。
最近の自分は、自分と同レベルの相手に勝てているのか、負けているのか。
1試合の中でレベルを判断するのは難しいですが、「最近、勝負弱くなったな・・・」と感じている人は、どこかでまだ自分が本格派を求めているのかも知れません。
でも、なかなかそれに見合うトレーニングは出来ていない。
そういう迷いって、試合の中で一番障害になってしまうと私は思うんですよね。
「自分と同レベルのテニスに負けない」テニスは、まず自分自身を知ることから。
そこから新しい道、が生まれるはずです。
3.100点の技術よりも、70点の技術をたくさん揃えておこう
私がこのサイトで一貫してお伝えしているのは、これです。
技を1つ極める、よりもたくさん準備する。
相手が食材だとすれば、たくさんの調理器具と調味料、で料理出来る準備をする。
冷蔵庫の中にあるもの、を自分で整理しておく。
その中の大きな一つ、がネットプレーです。
学生の皆さんも、ついストローク中心の練習になりがち、じゃないですか。
T-PRESSでは、試合で抜かれても抜かれても、断然ネットプレー推奨派の立場で記事を書いています。
なぜなら、それは相手を料理する最高の調味料になるから。
自分はどんなネットプレーが出来るのか、やりたいのか。
ネットプレー以外で、調理器具や調味料は何が準備出来るだろう。
そして、自分はどんな料理が作りたいんだろう。
考えてみる良いきっかけ、になると嬉しいです。
本格派なテニスは、大事な基本の要素を教えてくれる。
でも、私たちには私たちなりのテニスがあるし、それは時にテニススクールやテニス雑誌、からは逸脱したものかも知れません。
それで良い、と私は思っています。
皆さんの味のある個性的なテニスで、本格派の選手、ジュニアからテニス歴が長い選手を泥試合でも倒していく・・・。
私はそんな未来を、本気で皆さんと観たいと思っています。
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