戦術

テニスの試合で勝つには、「数的センス」が必要

スポーツに数字は付き物。

だからこそ競争できるし、ルールも決まる。

この数字の感覚を、強烈に意識できるかどうか…って、かなり重要なポイントだと私は思っています。

それは、テニスを審判台から見ていたらから気付いたことでもありました。

プロ選手の試合では、試合後に色々な数値が集計されて出ますよね。

これを、私たち一般プレイヤーも感覚として自分の中で持っておくということは大事。

スコアやポイント取得率、これを客観的に捉えることができて、ポジティブなイメージに変えていくことができれば、試合でも強いはずです!

数字に、苦しめられてる?

私の感覚ですが、試合になかなか勝てない人、メンタル的に弱そうな人は数字に弱い。

意識できていない、または自分自身でプレッシャーに感じていることが多いように思います。

例えば、すごくシンプルな話ですけどサーブについて。

テニスでは、2回サーブを打つチャンスがありますが、これを「2回しかない」と考えるのか、「2回もある」と考えるのか…では、意味合いがかなり変わります。

「2回もある」と考えると、自然とプレーも攻撃的になるし前向きな考えでポイントに入っていきやすい。

でも、「2回しかない」と考えると、置きにいくようなサーブになりがち。

数字をどう捉えるか、意識するか、でテニスやスポーツは変わります。

3ポイントは落としても良い

1ゲームで考えてみても、面白いです。

自分がゲームを取るには、4ポイント取らないといけない…のは事実なんですが、こうも言えますよね。

相手には、3ポイントまで取られても良い。

そう、取られても良いんです。

ラブゲームでも、デュースにもつれ込んでもノーアドでも、1ゲームの価値は変わらない。

中身のポイントは、持ち越されないですからね。

そう、「いかに価値ある失点をするか?」という風に考えることができます。

これって、大きな変化になるんですよね。

大胆な失点ができる、相手はそれを警戒してくれるようになる訳ですから。

この辺りも、数的センスだと私は思います。

あるかないか、意識できるかできないか、でテニスの質自体が変わりますよ。

普段から、数字を使うことで養える

この数的センス、磨くのは結構簡単です。

とにかく、日ごろから数字を使う、話す、自分の中で取り入れる。

テニスの試合のスコアをつけてみるのは一番有効ですが、まずは日々の会話からでも。

「ポイントは2つ、1つは…」というような話し方を、意識してみて下さい。

何てことは無いですが、自分の言葉の中に数字を入れる癖をつけると感覚が変わっていきます。

それに、周りにも伝わりやすくなり一石二鳥。

数字を使える人が、いつの時代でもリーダーになる。

数字を使えない人は、いつの時代でも馬車馬のように「採取される側」になってしまう。

これは、テニスの世界でも近いことが起きていると私は思います。

アナタは、どちらの側になりたいですか?

試合に勝つには、ポイントの積み重ね。

自分の失点を、いかにプラス思考で捉えることができて、活かすことができるのか。

これも、一つの数的センスの賜物です。

ある意味、自分を洗脳するような感覚で良いと思いますよ。

数字に強くなれば、必ず試合でも結果が出ます。

楽しみながら、日々の生活で数字を使いながらセンスを磨いてみて下さい。

きっと、みなさんならできるはずです!

ピックアップ記事

  1. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  2. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  3. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  4. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  5. ラジオ番組、始めました!

関連記事

  1. テニス ダブルス

    戦術

    「自分らしいプレー」は、オールラウンドなテニスの上に成り立つ

    どこか、勘違いしている人も多いんじゃないでしょうか。自分のプレ…

  2. テニス 準備

    戦術

    インドアコートに慣れている人は、アウトドアコートでは6割の力しか出せない

    近年、増えてきているインドアテニスコート。非常にプレーがしやす…

  3. テニス 攻撃

    戦術

    直線的で速い球が良いテニス、と思い続けている限り試合では勝てない

    良いテニス、悪いテニス。勝てるテニス、勝てないテニス。…

  4. テニス メンタル

    戦術

    テニスを上達させるには、「何となく」を言葉にしていくこと

    テニスついて考えて、試合で勝つ為にプレーする。出来そうで出来な…

  5. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合、「弱い側から動く」ことが出来ないから勝てないんです

    テニスの試合、ほとんどの試合は、こうじゃないでしょうか。強い側…

  6. テニス メンタル

    戦術

    トップ選手ほど、自分を変化させることに貪欲だから強い

    今朝の錦織選手の試合、ご覧になった方も多いと思います。見事にベ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    サーブ

    サーブに自信が持てない人は、「スライスサーブも縦に変化していくこと」が分かると、…
  2. テニス知識

    テニスの大会でも備えておきたい「台風や暴風雨対策」に役立つグッズ5つ
  3. テニス ストローク

    戦術

    作戦を決定した後は、基本的に考えることは止めよう
  4. テニス ボレー

    リターン

    ミスしても、セカンドサーブをアタックしていく重要性について
  5. テニス ダブルス

    ボレー

    ボレーの基本は、「スタンス広めでその中間に頭」を意識すれば安定する
PAGE TOP