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幼稚園の頃に喘息に掛かり、小学生の低学年の頃までは病院にお世話になりっ放しの少年だった。
水泳とか空手とかサッカーをさせられて体を鍛えて、中学・高校と段々体力が付いてきたけど、筋肉は相変わらず付かずにガリガリ状態。
それが20代に突入してトレーニングも本格的に行うようになり、また体質も変わってきたから、筋肉が徐々に付き始めた。
「俺はムキムキだぜ。」テニス選手でも陥るトレーニング中毒に注意!
それまでガリガリだった体に、ムキムキの筋肉が見え始め、自分の姿が変わって行くのをジムの鏡で見ていると、元ガリガリ少年だった俺は嬉しくてしょうがなかった。
テニスの結果は、22,23歳の頃は徐々に出始めていたけど、更に高いレベルの人達と対戦するようになり、自分のテニスを今後どうすれば良いのか分からなくなって停滞していた。
そんな時期、トレーニングはやった分だけ筋肉付いて、ベンチプレスの数値もどんどん上がって行くのを見ると、徐々にトレーニングの方がテニスよりも面白く感じてしまったのだ
トレーニングメニューも、より筋力アップのためにハードにし、トレーニング時間も増やしていく。
テニスが伸びないストレスをトレーニングで発散・・・・。
その結果、筋力アップでパワフルショットが打てるようになった!!
しかしその代償として、動きが鈍くなった・・・・
トレーニング中毒。
こういう言葉があるんだけど、けっこう陥ってしまう選手は多いんだよね。
トレーニングの目的はテニスのプレーのため。常にテニスのスタイルや結果を考え、それに沿った形での筋力アップを目指さないと、何のためのトレーニングなのか分からなくなるし、精神的にもストレス発散のためのトレーニング中毒になってしまうんだよね。
そういったことを学習した時期でした。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ