戦術

持っているショットを、マネジメントするのがテニス選手

テニスの試合、1セット待ちなら30分から1時間くらい。

だいたい、これくらいの時間で終わりますよね。

思い出してみると、試合によっては全てのショットを打たないこと、もあります。

自分のショットを、どうマネジメントして使っていくのか。

テニス選手には、この力が求められるんです。

 

持っているショットを、マネジメントするのがテニス選手

 


 

1.試合が上手い人、下手な人

これって、結構差があると思います。

技術的なレベルはそんなに差が無くても、試合をするとスコア差がひらく。

差って、何なんでしょうね。

私は、自分を知ることが出来ているかどうか、マネジメント出来ているかどうか、が大事だと思います。

苦手なショットがあれば打たない方法を考えるし、得意なショットはどんどんボールが集まるように仕向けていく。

これが出来る人は試合で強い、それだけの話だと思います。

 

2.相手に打たれる、じゃなくて打ってもらう

しっかりと、意識を持っておきましょう。

相手をコントロールするのは、自分なんだと。

自分が打って欲しいところがあって、そこに相手に打ってもらうように仕向けていく。

私はフォアハンドの回り込み、を打っていきたいので、ポジション的に左に寄ってフォアを空ける。

そこから逆クロス、フォアボレー、という流れで打ちたいので、右側を空けてシングルスの試合を進めたりします。

他にも、スマッシュを打ちたいから前に出てプレッシャーをかけてロブを上げさせたり、色々出来ますよね。

大事なのは、アナタ自身が相手のショットを引き出す、ということ。

プレッシャーをかけて、意図的に配球させることが大事です。

 

3.自分のショットを、管理しよう

試合の中でも、良い、悪いはあります。

調子の波が無い選手なんて、いないですから。

例えばサーブの調子が悪いなら、どうするのか。

いつものサーブ&ボレー、並行陣は厳しいから、雁行陣でいくのも有り。

こういう選択を、自分の中で決断出来るかどうか、ですね。

サーブの調子が悪いだけで、もう試合を投げてしまうような人も多いじゃないですか。

それだと、いつまで経っても安定した成績は残せないですよ。

 

4.調整力に、波は無い

これをみなさん、武器にしましょう。

マネジメント力、調整力に、波はありません。

いや、実際はあるでしょうけど・・・少ないはず。

調子が悪い時に勝ちを拾う力は、養っていけば必ず身に付きます。

「こうやって戦えば良いのか」という気付きを、重ねていくこと。

もちろんこのサイトでもたくさんヒントをお伝えしたいのですが、こればっかりはみなさんが経験していくことが一番。

ちょっとしたことで、試合は変わる。

それに気付ければ、テニスの試合はもっと結果が変わって来るでしょう。

 

自分を知り、自分を使う。

どんなショットも、レベルのばらつきがあって当然。

その日の調整もありますからね。

それにいちいち、イライラしない。

受け入れてどう戦うのか、毎回しんどいですけど、考えていきましょう。

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