メンタル

精神的に強くなるとテニスも楽になる

先日ラジオで放送させて頂きました、このテーマ。

あれから私自身も、もう一度じっくり考えてみました。

自分が精神的に強いかどうかはさておき、しっかりと考えておくと今後の人生にも活かせるんじゃないかなと。

精神的に強くなるってことは、どういうことなのか。

ぜひみなさんも、この機会に一緒に考えて欲しいテーマです。

自分から掴む経験こそ大事

放送の中でもお話しさせて頂きましたが、私は「身の程知らずな経験」をたくさんしてきた気がします。

英語が喋れないのに国際大会の審判員をしたり、テニスコーチもなりたてなのに上級クラスを担当したり。

その時、その時は本当に不安な気持ちでいっぱいでしたし、逃げたくもなりました。

でも、これって結局「自分がやりたいと言い出したこと」なんですよね。

誰かに頼まれた訳でもなく、当時の自分が「やります!できます!」と言って始めたこと。

だから誰にも言い訳できないし、失敗すれば自分で責任をとるだけのこと。

ただ精神的に強くなれたのは、間違いなくこの自分から掴みにいった経験が効いているように思います。

悔しいからその後勉強もするし、なんとか恥ずかしくないような自分でいたいともがいていく。

このもがいてもがいて、苦しんだ結果が今なんだと思います。

頑張る人をバカにする人は実は少ない

「でもそんなの、怖いし失敗したらどうしよう…」と思いますよね。

私も怖かったですし、今でも失敗は怖いですよ。

でも、一つ気づいたことがあるんです。

それは、意外と日本人が意識する以上に「頑張っている人をバカにする人は少ない」ということ。

「いや、多いですよ」という人もいるでしょう。

きっとそういう人が、ネットでもリアルでも目立つだけです。

人間、必死で頑張っている人は応援したくなるものだと思いますよ。

これも、私が精神的に強くなれた一つのきっかけのように思います。

困っていたら、自分が本気なら、きっと誰かが助けてくれる。

それでもバカにしてくるような人は、放っておくしかないんです。

そこに付き合っていたらキリがないですからね。

テニスの試合…楽じゃないか!

私は、こういう経験をしてきた結果「試合は楽だなぁ」と感じるようになりました。

だって、突き詰めてもゲームですから。

賞金を稼いでいるプロ選手ではない、楽しんでやればそれで良い。

精神的に強くなった自分を感じて、試合で楽しめる自分を感じる。

こういうのって、みなさんご自身でもきっと気づくことがあると思います。

「仕事に比べたら…」という感じですかね。

でもその仕事って、自分から掴みに動いている仕事、ですか?

与えられているだけ、目の前のルーティーンの繰り返しだけだと、試合でも主体性がなくなるのは当然のこと。

精神的に弱い人って、最後に自分から動けない、リスクを選択できない。

テニスの試合に強くなるって、きっとそういう意識のところでかなり変わってくると思います。

ぜひ、これからもラジオを聴いて頂きつつ、一緒に歩んでいきましょう。

放送はコチラ

ピックアップ記事

  1. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  2. 寒くなる前に購入マスト、なテニス選手に最適なベンチコート3選
  3. 「HEADのボールって、実際どうなの?」の質問にお答えします
  4. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊
  5. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー

関連記事

  1. テニス 客観視

    メンタル

    苦しんだ人じゃないと、テニスは楽しめない

    緊張する試合、大会の連続。勝っていけば相手は強くなるし、テニス…

  2. テニス センス

    メンタル

    馬鹿にされた、刺激をもらったの違い

    普段生活していると、もう嫌というほど情報が入って来ますよね。…

  3. テニス メモ

    メンタル

    自分の限界は、言葉一つで超えられる

    今年も、思い返せば自分なりに、たくさんの記事を更新して来ました。…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    3連続ポイント、の貪欲さがテニスの試合には絶対に必要

    私が試合を見ていて、「この人強いな」と思う人。そういう人って、…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    No.1になる選手は、大量リードでも絶対に気を緩めたりしない

    テニスの試合は、どんなにリードを奪っても1セットでは5-0。5…

  6. テニス ダブルス

    メンタル

    練習の場での失敗と、試合での失敗の価値は全く違う

    「色々チャレンジしてるんだけど、何も身に付かない・・・」と、悩んでいる…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. ダブルス

    テニススクールでは教えてくれない、男子ダブルスの最前線
  2. ダブルス

    【試合前・保存版】ダブルスの試合で、ペアと確認しておくこと5つ
  3. テニス ストローク

    メンタル

    テニスの実力差というものは、「テニスコート上の現場」で変化し続ける
  4. テニス 環境

    フットワーク

    テニスというスポーツでは、「フライングスタート」は反則ではありません
  5. サーブ

    「切れ味鋭いスライスサーブをゲットせよ」テニスの試合で相手をコート外に追い出す為…
PAGE TOP