メンタル

良くない自分を、試合中に認めることで勝機を見出す

今日の自分は、イマイチだ。

そう感じたら、試合はどうですか?

もう投げやりになって、負けたときの言い訳の文章を考え出す人、多いと思います。

はい、昔の私自身がそうでした。

でも最近は、思うんです。

「良くない自分」を認めてあげよう、と。

そうしてあげることで、実際に勝ちを拾える試合も増えました。

ただ、認めてあげるだけで、本当に結果は変わりますよ。

 
 

全ては自分、なので

ありのままの自分で戦うしかない

試合って、自分を殺すもの?

いいえ、どんどん出していくもの、なはずです。

そう、時には自分の中にある醜い部分、野心的なところ、普段の日常では見えないところ、も出して良い。

そうしないと、勝てないですから。

ただ、全てを出していく中で調子が悪い、良くないなと思える自分も顔を覗かせる。

でも基本的には、ありのままの自分で戦うしかないんです。

無理に誤魔化そうとはしないこと

まぁ、何とかバレないように努力はします。

バックハンドの調子が悪いなら、回り込みのフォアハンドを増やす。

そもそもストロークがイマイチなら、ネットに出る機会を増やす。

こうやって修正はしますが、無理に誤魔化そうというつもりはありません。

無理は続かないですし、どこかで自分を否定するようなところ、が生まれて来ますから。

そしてその違和感は、ずっとアナタ自身の足を引っ張り続けることになるでしょう。

認めてあげれば、楽になる

まず、認めてあげること。

良くない自分、で今日の試合は戦わないといけない、ということを受け入れる。

これが出来れば、かなり楽になりますよ。

無理に、自分と戦わなくて済みますからね。

戦うべき相手は、ネットを挟んだ相手。

この相手に勝つ為に、まずは自分を認めて、今目の前の試合を戦うことが大事。

きっと、この覚悟があれば何だって出来ますよ。



冷静に考えれば、相手だって…

調子が良い訳ではない

きっと、自分を認めて冷静になれると、相手も良く見える。

すると、どうでしょう。

意外と調子も悪そうだし、何だか勝てそうな気分になる。

冷静に相手を見る、俯瞰して試合を考えることが出来ない人は、ずっと「自分の調子」ばかりが気になっていく。

相手だって、そんなに調子が良い訳ではないし、チャンスはあるのに。

そのチャンスを、みすみす見逃していることに気付けないと損ですよ。

自分を認める、ということは勝利を信じるということ

みなさんは、自分の勝利を信じること、出来ていますか?

可能性を見出せれば、実は大抵の試合には勝てます。

でも、自分の調子が悪い、良く無いなと感じたところでもう諦める人が多い。

自分を認める、ということは可能性を信じるということ。

勝利を追い求め、最後まで諦めないで試合を貫くということ。

これが出来る人は、試合で強い。

自分の調子が悪い日でも、しっかりテニスがブレないんです。

「試合を作る」ことを意識しよう

自分の調子自体が悪い、良くないなら、何が出来るのか。

どんな試合が作れるのか、を考えてみましょう。

失点もする、ブレイクもされる、でもしっかり喰らい付いていく。

その為には、軌道の高いストロークやポーチの動き、リターンから相手にプレッシャーをかける動き、が大事ですよね。

良くないなりに、どうやって自分は試合を作るのか。

試合を作ることが出来れば、勝機は自然と見えて来る。

みなさん、自分を諦めたら終わりですよ。

試合を作ること、をどんな場面でも意識出来るテニス選手になりましょう。

   

自分を認める為に、何が必要?

「やって来たこと」を、考える

コートの現場で、何が出来るのか。

私はいつも、自分を見つめ直す時には「やって来たこと」を思い出す。

この書き続けてきたブログもそうですし、色々な出会った人、自分が積み重ねてきたこと。

これを思い出して、「今日は良くないけど、やるべきことはやって来た」と思えるように、自分を誘導していく。

暗示をかけるような感じですが、これが効くのがテニスの試合、です。

やって来たこと、は誰も否定出来ない

事実、ですからね。

やって来たこと、積み重ねて来たことは、アナタ自身なら分かるはず。

逆に、誤魔化しは効きません。

ですから、アナタ自身がどう考えるのか、それ次第です。

どういう事実を積み重ねるのか、ということ。

良くない自分、見たくない現実を目の当たりにしたときに、助けになるのは自分自身の「やって来たこと」でしょう。

つまりは、毎日が試合のようなもの

今日、この瞬間も、全て。

私は、テニスの試合につながっていると思っています。

何気ない仕事や家事、ちょっとしたことが、全て自分のやって来たことになりますから。

血となり肉となって、自分をしっかりと形成していく。

その現実から、誰も逃れることは出来ないですよ。

毎日が試合、上等じゃないですか。

勝負の続く人生、私は悪くないと思っています。



良くない自分で戦う、ことの方が多い。

30代を超えてからのテニスは、つくづく感じます。

でも、良くない中でも、自分の試合を作ることは上手くなってきたような気がします。

まだまだ、これからですけどね。

もっともっと、自分を自分で認めてあげる為にも。

しっかり、オンコート以外の時間を大切に、積み重ねていきたいと思います。

ピックアップ記事

  1. 一人でも出来る、テニス選手に必要なトレーニングで鍛えよう!
  2. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  3. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う

関連記事

  1. テニス グッズ

    メンタル

    「テニスの試合に勝ちたい」と考えるなら自分自身客観視すること、その為に必要なものは?

    自分のテニスを上達させて、試合に勝つこと。長く苦しいこの道のり…

  2. テニス 雑記

    メンタル

    テニスノートは「試合後よりも試合前」に書くのをお勧めする理由

    ベイビーステップでもお馴染み、テニスノート。自分の練習や試合で…

  3. テニス センス
  4. メンタル

    使えないと思う技術にこそ、突き抜けるチャンスがある

    最近とにかく、伸び悩んで結果が出ない。何かを変えていきたいけ…

  5. メンタル

    「意外性の高いショット」は、ポイントをリードしているときに

    テニスの試合、勝っているときには少しだけ、余裕が生まれる。そん…

  6. テニス ミス

    メンタル

    「1本集中!」ばかり口癖にしていては、狼少年になる

    試合会場を見ていると、この声がいつも響き渡る。「1本集中!」…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 戦術

    ある程度のレベルまでは、前衛が動いただけで慌ててくれる
  2. テニス サイト

    メンタル

    テニスのように、プレーとプレーの途中に「間」が多い競技では、その時間をどういう意…
  3. ストローク

    ストロークラリーの中で、「相手が当たり損ないでミス」をしたときには、更にボールを…
  4. テニス アクセス

    その他

    2017年1月 アクセスが多かった記事ランキング TOP10
  5. 戦術

    自信とは、自分で作り出していくもの
PAGE TOP