スマッシュ

ロブが怖いんじゃなくて、スマッシュミスが怖いだけ

試合の中で、並行陣が苦手な方。

並行陣、とまで言わなくても前に出てネットプレーをするのが怖い、という方は多いと思います。

技術不足?

その前段階で、実はアナタ自身の中で壁になっているものがあること、に気付かないと。

ネットに出れば、パッシングショットよりもロブ。

一般のテニスの試合では、圧倒的にロブが来る機会の方が多いはず。

これにどう立ち向かうか、ですね。

 
 

ロブが怖い?そうじゃないでしょ

本当に怖いのは、スマッシュミスじゃない?

前に出て、何が自分にとって怖いのか。

ロブを打たれること、じゃないはず。

そのロブを打とうとして、自分がミスしてしまうのが怖い。

考えてみると、そうじゃないですか?

大事な場面、試合の緊迫した状況で、自分のスマッシュミスで終わる。

これほどの苦痛は無いはずです。

恥ずかしい?そうですか?

スマッシュミスは、恥ずかしい?

確かに、一見失敗した人は注目を浴びて、辛そうに見える。

でも、スマッシュミスが出来る人は、スマッシュを打つ勇気を持った人だけ。

後ろでずっと、安心安全に戦おうとしている人の方が、よっぽど恥ずかしいでしょう。

打ってミス、やりきってミスなら、それはもはやミスでは無いでしょうから。

敵は常に、自分の中に

相手から打たれること、それ自体に怖さは無い。

ましてや、ロブはゆっくりしたボールですし、驚異的なスピードがある訳じゃない。

本当の敵、攻略すべき相手は、自分自身なんです。

いつでも、スマッシュを怖がる自分が、試合で顔を覗かせる。

ロブが怖いんじゃない、恐れている自分が怖いだけ。

敵は常に、自分の中にいる。

それが表に出て来るのが、試合なんですよ。



スマッシュ=お客様?

特別扱い、になってない?

スマッシュは、アナタにとってどんなショットですか?

決めるか、ミスるか。

大事なところで、思いっきり打つか、それともつなぐような弱いスマッシュになるか。

何だか、すごく「特別なショット」になってないですかね?

まるでそれこそ、お客様扱いのように。

しっかりと向き合えていないだけ

スマッシュという技術と、しっかり向き合う。

試合では、これが必要なんだ、強化していかないといけないんだ、と。

思えるかどうか、がアナタ自身の大きな壁です。

私自身、スマッシュは何となく打って来ただけでしたが、30代を境に決めました。

自分の中で、ハッキリと強化していこう、と。

周りのライバルと、差になるようなスマッシュ、に自分と向き合いながら育てていこう、と。

こう思えた人から、次の段階へ進めるはずです。

お客様扱いを、止めよう

スマッシュは、スマッシュ。

確かにテニスにおいてはフィニッシュに用いられることが多いショットですが、当然場面によりますよね。

それぞれ、どういうスマッシュを打たないといけないのか。

たくさん前に出て、ネットに出て、スマッシュを打つ回数を増やす。

ロブを、浴びる。

そこから、お客様扱いが無くなっていく。

試合で強い人は、それこそこういう経験を積んで、スマッシュを打っているはずです。

   

気持ちを込める、ということ

こういう表現は、好きじゃないですが

やっぱり、結果的にそう感じます。

気持ちがこもっているスマッシュ、を打っているんですよ、強い人は。

ロブを恐れない、ミスも恐れない、スマッシュを自然に振り切る。

試合のここぞ、という場面で打てるスマッシュ、が自分にはあると。

しっかりと試合の中で主張してくるような相手は、強い。

アナタ自身、そうなることをイメージしながら戦い抜かないと。

やりきってしまえば、爽快感だけが残る

ミスしても、引きずらないんですよ。

スマッシュをやり切ることが出来れば、爽快感が残る。

相手のロブが良ければ、そりゃミスになることもあります。

抜かれることもあります。

でも、恐れるような雰囲気にはならない。

何度も同じようなことを書いて来ていますが、そうなるのに必要なのはアナタ自身の決断だけ。

ただそれだけ、です。

後ろで戦って負ける、進歩無し!

私は、こっちの方が怖い。

自分の戦い方に、進歩が見えない時。

こういう時に、本当に恐怖心を感じます。

後ろで、ベースライン付近で戦って負ける、打開策も無く負ける。

怖く無いですか?想像するだけで。

どこかで、スマッシュミスを恐れているから。

周りの目、評価、声を気にしている、弱い自分がいるから。

気付けない怖さ、に気付かないと。

みなさんなら、気付いて乗り越えることが出来るはずです。



スマッシュを見れば、テニスが分かる。

その人の、テニスに対するスタンスが分かるんですよね。

「これは手強いな」と思える相手、にアナタ自身なれているかどうか。

ぜひ、この機会に考えてみて下さい。

並行陣が出来ない、前に出るのが怖い。

その本当の理由は、何ですか?

ピックアップ記事

  1. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える
  2. テニスの試合に持参すると便利な、折り畳みチェア3選
  3. ミズノ社製のアイスマットを使えば、夏場の厳しい試合も乗り越えられるはず
  4. ※満員御礼【女子ダブルス 八木コーチ レッスン&ゲーム会】1/16(月…
  5. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品

関連記事

  1. テニス 攻撃

    スマッシュ

    テニスのスマッシュ、実は「角度を付けた方が入りやすい」ことを証明します

    角度を付けたスマッシュ、試合で打ちたいですよね。でもそれって、…

  2. スマッシュ

    余裕があるときのスマッシュでも、ダブルスではしっかり声を出して打っていこう!

    スマッシュを「ハイ!」と言って、声を出して打つ。これって、ダブ…

  3. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    スマッシュミスが多い人は、ネット上に打つ目標を作れば大丈夫

    スマッシュミスが多いと、自信が無くなくなってくる。入れようと思…

  4. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    「スマッシュにも深さが必要!」と思ったら、それはテニス選手として大事なステップです

    スマッシュに大事な要素って、何でしょうか?スピード?コントロー…

  5. テニス チャンス

    スマッシュ

    陽射しが強い日の外での試合は、「早めに太陽に目を慣らしておく」だけで全然違う

    屋外での試合、陽射しが強い日に難しいのはスマッシュですよね。サ…

  6. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    スマッシュを冷静に決めるには、「相手が予想して動いても、慌てないこと」まで意識しよう

    スマッシュミスが発生するとき、皆さんはどんな要素が働いていることが多い…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. 練習メニュー

    プロ選手の練習会で、気付かされた練習の本質
  2. テニス知識

    「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  3. ボレー

    ハイボレー、それって本当にハイボレー?
  4. リターン

    テニスのリターンで構えるときの基本は、「ワイドに速いサーブは捨てる」ことも大事
  5. その他

    T-PRESS CUP 開催レポート 2022.6.5
PAGE TOP