練習メニュー

自分が変わることで、仲間も変わっていく

明後日にて、T-PRESSでは「練習」をテーマにしたセミナーを開催します。

この内容、今でも何を話すか、すごく私自身悩んでいます。

何度も、参加者の方から頂いたお悩みや課題を、読み返しながら。

そこで気付いたのは、みなさん「マンネリ化」にすごく危機感を持っている。

だからこそ、今回伝えたいのはこのテーマです。

いつも同じメンバーで、練習がマンネリ化してしまう?

きっとそこだけを見て、先入観で考えてしまうと環境を変えても一緒。

自分自身が変わらないと、ずっとマンネリな旅は続きます。

「いつも同じメンバー」ダメなのか?

もちろん、マンネリ化はします

どんなに向上心があるメンバーでも、マンネリ化はします。

それは、否定出来ないでしょう。

テニスは出来るだけ色々な人とプレーした方が上達が早いし、プレーにも幅が出る。

緊張感が高まるし、同じメンバーではどうしても球筋が読みやすくなるので、試合とのギャップが生まれてしまう。

ですが、ここで気を付けたいのは「マンネリ化するのは、全て環境のせい」と決めつけてしまうこと。

そうじゃなくて、アナタ自身の中にマンネリ化の根源はある。

この点は、ハッキリさせておきましょう。

なぜ、マンネリ化してしまうのか

私が考えるに、それは「上達が感じられないから」です。

自分もそうですし、周りも。

周りが上達していることが実感出来れば、まぁ焦るじゃないですか。

でも、社会人で週1回のプレーでは、そこまで感じることもない。

なかなか、自分の上達も実感出来ない、だから新鮮味も無くマンネリ化してしまう。

何となく寂しいから、運動しておいた方が良いと思うから、テニスを続けている。

無意識のうちに、その感覚になっている自分に気付くところからスタートです。

だって、上手くならないんだもん…

と、思う方も多いでしょう。

テニスを続けて来たけど、中上級くらいで上達が止まってしまった感覚、経験ある方も多いはず。

だからこそ、そこからなんですよ、勝負は。

自分の中で、明らかに何かを変えてチャレンジしていくこと。

そうしないと、どんなに良い練習環境を手に入れても、良い練習相手と出会っても、ダメです。

主体性が無い人は、ずっとマンネリな人生でしかない。

テニスを変えることで、そこに光が射して来る。

大袈裟な話ではなく、私は最近特にこの重要性を感じます。

必ず上手くなる、その決意が大事

埼玉の練習会で感じたこと

先週、私と佐藤プロで埼玉で練習会を実施しました。

読者の方とテニスをしてきましたが、まぁみなさん、かなり試合慣れしていて上手い。

でも、それだけじゃない。

目標を明確に持っていて、自分の置かれた環境の中で試行錯誤している。

佐藤プロからのアドバイスも即実践、自分で実感出来るまで徹底してやる。

こういう人と一緒にいると、まずマンネリ化なんてしないです。

していられない、という表現の方が正しいですね。

良い気運の周りには、良い発見が多い。

参加者のみなさんから感じた「絶対に俺たちは、まだ上手くなるんだ」という熱意は、私の大きなエネルギーになりました。

自分が変われば、周りも変わる

普段の練習、いつものメンバー。

まずそこで、自分自身が姿勢を変えてみる。

ちょっとミスを減らす、声をかける、新しい練習を提案してみる。

何でも良いんです、最初のアクションは。

大事なのは、アナタ自身から動き出すこと。

そうすれば、必ず周りもそれに呼応して変わっていく。

変化があればそこに小さい上達の種があり、実感に変わり、マンネリな雰囲気は無くなっていくでしょう。

そして、またマンネリ化したら自分から動く。

こういう人は、自然と試合でも結果が出ていくはずです。

徹底的に、今の自分を研究しよう

良い練習、良い指導、それだけで上達は難しい。

何度も書いて来ましたが、アナタ自身がまず自分を知るということ、からスタートですから。

今、自分に必要なことは何か。

どうすれば、それは身に付くのか。

練習していく方法は、何か。

マンネリ化してつまらない、上達しない練習と決めつけているのは、自分自身ですから。

どこかで、逃げているだけになってはいませんか?

練習をテーマに考えていると、私はその自問自答が終わりません。

明後日のセミナーで、どこまで良い内容が提供出来るのか…正直不安ですが、頑張ります。

※明後日のセミナーは一旦定員となりましたので、応募を締め切らせて頂いております。

ピックアップ記事

  1. アディダス テニスシューズ バリケード JAPAN がアシンメトリーで最高にカッ…
  2. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  3. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  4. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  5. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム

関連記事

  1. テニス ストローク

    練習メニュー

    テニスに必要な「広いコートカバーリング」を身に付ける為の球出し基本練習メニュー

    テニスのストロークに必要な前後の動き。これをしっかり身に付ける…

  2. テニス サーブ

    練習メニュー

    「テニスを教えて欲しい」と周りから頼まれたら、それはアナタが成長出来る最高のチャンスです

    面倒くさいと思うのか、チャンスだと思うのか。学生の皆さんからす…

  3. テニス メンタル

    練習メニュー

    毎日のテニスの練習で1つで良いから、「新しい気付き」を持つ癖を身に付けよう

    練習を自分の中で、習慣化してしまう。これはとても、怖いこと。…

  4. 練習メニュー

    振り回し練習で、誤魔化される何か

    みなさんも練習で、厳しく追い込む機会はあると思います。私もた…

  5. テニス ダブルス

    練習メニュー

    テニスの素振りは、高い打点で行うことが大事

    見落とされがちだけど、大事な個人練習。それは素振り、です。…

  6. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニス部新入生の指導法は、「教えないで見守る」ことが基本

    そろそろ、新入生も固まってきて、部活にも活気が出て来るころ。親…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    ボレー

    ボールを「早く触りたい病」に、誰しもが苦しんでいるという現実
  2. テニス サーブ

    サーブ

    サーブを打つときに、変化球でストライクを取る感覚を大切に
  3. テニス 読書

    戦術

    テニスの常識を疑えば、試合に強くなる
  4. テニス サーブ

    戦術

    全米オープンまでに学んでおきたい「ハードコートでのテニスの試合」の基本戦術5つ
  5. テニス 雪

    日々の雑記

    自分の未来から、タイムスリップして戻って来た、って考えてみない?
PAGE TOP