テニス知識

バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう

「ここぞ」という時に、踏ん張れる。

ストロークでもボレーでも、最後の球際の部分で1球、返球出来るかどうかは試合の結果を大きく左右しますよね。

走力もあり、追い付いているのにバランスが崩れて返らない・・・のは、すごくもったいない。

でも、テニスというスポーツはやっぱり難しいんですよ。

走る、止まる、打つ、また構える・・・の繰り返しですからね。

下半身のバランス感覚、鍛え方を考えていかないと本当の意味での「球際の強さ」は身に付かないでしょう。

 

バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう

 

1.バランスが良い選手って、なんで崩れないの?

私も見たり聞いたり、実際に対戦して感じること。

それは、バランスの良い選手って「左右前後に揺さぶられても、軸がぶれない」ことなんですよね。

ボレーで必死にボールをキャッチ!した後でも、構え直しが速い。

それって、頭の位置が変わらないでしっかり背筋が伸びている。

バランス感覚が悪い人って、ちょっと動くとそちら側に全部の体重が乗って、戻れない。

だから連続攻撃に弱いし、特にネットプレーでは身体が間に合っていないんですよね。

 

2.私も実際に使ってた、バランスクッションがオススメ

 

出典:amazon

 

私は学生時代、これを解消したくってバランスクッションを使ってました。

元々、大学の室内のトレーニングルームにあったもので、古く汚れたものをテニス部でもらって外で使うように。

2つを地面に置いて、両足で立ってまずは素振り。

これだけでも、結構しんどいですよ。

腹筋と背筋を意識しないと、すぐにクッションの上から落ちてしまいます。

難しい方は、こんな感じで片脚だけ乗せる、ところからスタートしましょう。

 

出典:sports.geocities.jp/tottoriopen

 

上の写真のように、前に踏み込む足、にバランスクッションを置くと何が良いのか。

前足のバランス感覚が非常に良くなって、多少のイレギュラーバウンドにも対応出来るオープンスタンス、が身に付くんです。

頭の位置をキープする癖、もすごく養えますしね。

実際にプロ選手、コーチも、このバランスクッション(バランスディスク)を使って、日々トレーニングしている方は多いです。

 

 

3.軸が傾くと、テニスのショットは絶対に安定しない

まず、毎回同じように打っているつもりが、全然違うでしょう。

打点が少し変わるだけで、テニスのショットは大きく軌道が変わってしまう。

毎回テニスって、走って止まってボールを打つ。

そのときに、自分の身体、軸はしっかり安定するように練習しないといけませんよね。

その為に、バランスクッションは凄く効果的です。

例えばオープンスタンス。

出典:min-labo.net

 

両足を乗せて、軽く球出しして打つだけでも、すごく難しいですよ。

これが出来るようになれば、硬い地面、コートに立っていることがすごく楽に感じるようになるはず。

写真のように、両足を乗せてオープンスタンスで安定して打つには、その中心に自分の頭が来るように常に意識しないといけない。

スタンスの中心に頭の位置、重心を低く設定する。

テニスのフットワークの基本、ですね。

 

たくさん種類もありますし、2,000円前後で買えるので個人練習にもオススメです。

部活やサークルで使う用に買っておけば、待っている時間に乗って素振り、も出来ますしね。

社会人、ベテランやシニアのみなさんの体幹・バランストレーニングにも最適でしょう。

家で使うときには、ただ両足を乗せてテレビを観る・・・だけでも、良いトレーニングになりますよ。

 

 

 

 

ピックアップ記事

  1. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  2. テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと
  3. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー
  4. テニスの試合に持参すると便利な、折り畳みチェア3選
  5. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと

関連記事

  1. テニス知識

    テニス選手に必要なプロテイン摂取は、便利なブレンダーボトルで

    私が学生の頃、もう15年くらい前の話ですが、とにかく「プロテイン」が美…

  2. テニス 調子

    テニス知識

    相手が不利なジャッジほど、目を見てしっかり伝えよう

    テニスの試合のセルフジャッジ、みなさんもう一度確認しておきましょう。…

  3. テニス 皮膚

    テニス知識

    テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「Protect J1…

    テニスの試合、練習が続いていくと、皆さんどこか身体に支障をきたしてくる…

  4. テニス知識

    「テニスコーチング研究部」始めます!

    いつもサイトをご覧頂き、ありがとう御座います。このT-PRE…

  5. テニス プロテイン

    テニス知識

    テニス選手の筋肉に必要なプロテインは、ささみプロテインバーでの補給が最適

    私が学生の頃、15年くらい前はちょうど「プロテイン」が一般的になった頃…

  6. テニス知識

    テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと

    私はずっと、学生時代から悩んでました。寝る時に、横向きにならな…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 観察眼

    メンタル

    平凡なことを続けていれば、それは非凡になる
  2. テニス ストローク

    リターン

    シングルスの試合でのリターン、で有効な考え方5つ
  3. ストローク

    ネットより高い位置でボールを触る、その回数を増やそう
  4. メンタル

    いざという時、「自分はこれでいく!」があるかどうか
  5. ボレー

    至近距離でのボレー戦になったら、どんどん上を使おう
PAGE TOP