ボレー

ストロークの強打をブロックボレーで返すのは、簡単です

目次

速いストロークを、ボレーで返す。

これが難しいと感じている方は、初中級者の方で多いと思います。

特に、テニススクールで男性のストロークを返すのが厳しいと感じている、女性のみなさん。

難しくないです、簡単です。

今日は、そのイメージから変えていきましょう。

 

ストロークの強打をブロックボレーで返すのは、簡単です

 


 

1.45度斜め前を向く

私は、速いボールをボレーするときには、これを意識しています。

斜め前を向く、まずこの上半身を作る。

横向きを作る時間は無いし、だけど正面向きだと弾かれますからね。

45度、というのは一つのキーワードになります。

斜め前を向いて、ボレーしていく。

これでも、充分に打点は前に確保出来るし、しっかり抑えが効くはずです。

 

2.速いボールを待つには、ステップを変えよう

速いボールが苦手な人は、そもそも足下が合っていない。

スプリットステップを全くしていないか、していてもタイミングが遅い。

相手が打つ瞬間に着地、またはそれでも遅れる人はもう少し早めに着地、でいきましょう。

コレでだいぶ、相手のボールをしっかり見ることが出来るようになると思いますよ。

後は、技術よりも意識の問題。

打ち返す、という意識は必要ありませんし、ミスの元です。

 

3.壁になること、に集中する

私自身、試合で打ち込まれそうな時には、この意識で構えます。

とにかく、壁になる。

壁になって、必死に返すことだけに集中する。

45度斜め前、早めのステップ、で自分は壁になるというモードが発動する感じですね。

壁になってしまえば、後はひたすら返すだけ。

返すだけに集中して、無理はしない。

力む必要も無いですし、難しいことは自分からはしなくてOK。

相手のボールよりも、遅いボールを返球するようなイメージで。

この壁になる形が身に付けば、それが相手の脅威になります。

 



 

4.ただ返すだけ、で充分良い攻撃になる

相手からすると、返されるだけで脅威です。

強打しているということは、バランスも崩れている可能性が大。

ですから、ただ返すということが、結果的に良い攻撃になるんですよね。

強打を貫いて得点出来る選手なんて、そうはいないですよ。

どこかでロブに切り替えたり、甘くなるのが普通でしょう。

その瞬間が、チャンス!

アナタ自身、まずしっかり簡単にブロックボレーで返すこと、に集中しましょう。

 

5.お勧めの練習法

出来るだけ、フラット気味のストロークを打ってもらう。

それをボレーする、ボレーで返すことに集中する。

ブロックボレーを意識して、ストロークよりも遅いボレーで壁になるイメージでいきましょう。

もし可能なら、男性がストローク、女性がボレーというような組み合わせで練習出来ると良いですね。

難しい場合には、あえて強打側のストロークを設定して、ひたすらボレーで壁になる練習をやってみましょう。

 

強打のストロークの方が、ボレーは楽ですよ。

相手の力をそのまま、使えますからね。

相手が強く打てば打つほど、壁の効果は大きくなっていきます。

ぜひ、ブロックボレーは簡単なんだというところから、意識してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. KT TAPE(ケーティーテープ) を使って、テニスの試合で酷使する「膝関節」を…
  2. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  3. ヨネックスの新作ラケット、Vコアのハイスピンテクノロジーによる超高弾道は本物だっ…
  4. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  5. テニス関連の記事は note へ

関連記事

  1. ボレー

    ネットに詰めたら、上段の構えが基本

    これは、私が前衛で意識していること。以前に男子ダブルスの試合で…

  2. ボレー

    やっと届いたハイボレー、逆クロスにしか打てないはず

    相手のロブが良い、手を伸ばしてやっと届いた時・・・コースはどうでしょう…

  3. テニス ボレー

    ボレー

    ボレーを一歩で動いて打つ人は、「ほとんどが腰が残ったボレー」になっちゃってる

    「細かいステップ!」と、コーチや先輩から声かけられている方、多いと思い…

  4. テニス ボレー

    ボレー

    ボレーは、「スライス回転をかけるから安定する」ことに気付けると、テニスはもっと楽しくなる!

    テニスはレベルが上がれば上がるほど、「ボールの回転」でコースやスピード…

  5. テニス スマッシュ

    ボレー

    ボレーボレーの泥試合、ロブボレーを使おう

    ベテラン女子ダブルスの試合、なかなか決まらないのがボレー合戦。…

  6. テニス 言葉

    ボレー

    ローボレー、ハーフボレーを、返せない本当の理由

    テニスの技術の中で、これが苦手という方は多いでしょう。低い位…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス メンタル

    その他

    テニスの試合は、皆さんも経験してきた「定期テスト」に似てると思う
  2. ストローク

    相手は必ず、ラリー中に隙を見せる
  3. テニス 準備

    戦術

    試合をすれば、全て出る
  4. テニス リターン

    リターン

    シングルスの試合で、「リターンダッシュから相手にプレッシャーをかける」メリット4…
  5. テニス ストローク

    ストローク

    両手バックハンドストロークでスピードを出したいなら、「右利きなら左腕をしっかり伸…
PAGE TOP