その他

無限の負のループ、に気付こう

私たちの周りは、常に繰り返し、で満ちている。

このこと、に気付けない人に未来はありません。

でも、普通は気付かないんです。

「テニスを頑張るぞ!」という意識が高い人ほど、盲目になりやすい。

今回は、この視点で書いてみたいと思います。

 

無限の負のループ、に気付こう

 


 

1.テニススクール時代に感じたこと

みなさんのスクールは、どんな感じでしょうか?

ほぼ、2ヵ月か3ヵ月くらいで1期、8か12レッスンくらいで1クールだと思います。

この周期で、ストローク、ボレー、スマッシュなどを練習していく。

一見、すごく普通ですし効率的なようにも思います。

ですが、どうでしょう、次のクールから新しいこと、始まりますか?

ストロークで、前期の内容を加味して発展させた内容、ありますか?

恐らく、全体のレッスンベースではほとんど無いと思うんですよね。

これが私は、すごく疑問でした。

「前と同じこと、いや去年と同じことの繰り返しじゃね・・・?」と。

 

2.ただ同じことの、繰り返し

「これって、前期もやったよな・・・」と、感じる生徒さんは感じます。

でも、ほとんどの生徒さんは、毎回のルーティーンのようにこなしていく。

だって、その方が楽ですから。

毎回、期が変わるごとに新しいこと、頭を使うことなんて嫌でしょうからね、普通は。

失敗することが多いし、「出来ないこと」の連続ですから。

ただ同じこと、の繰り返しになるんです。

これに、危機感を持てるかどうか。

テニススクールのレッスンだけじゃないですよ。

 

3.テニス雑誌だって、基本は同じ

もう、ネタ切れです。

毎年、同じようなネタを回している。

私自身、編集部にいたのでよく分かります。

4月はこれ、5月はこれ、6月と7月はウィンブルドンがあるから、ネットプレーをみんなやりたいだろうからこれ、みたいな感じ。

毎年同じことの繰り返しで、そんなに真新しいことは何もやっていません。

もちろん、技術は進歩していますし、新しいアイデアを持った方もいます。

でも、そこをキャッチアップ出来る力、はテニス専門誌にもはや無いでしょう。

せっかく上達したいと購読を始めても、2年もすれば飽きてしまう。

客観性のある方は、そう感じるはずです。

 

4.徹底的に、俯瞰して見よう

良いんです、ちょっと冷めた奴と思われても。

徹底的に、俯瞰して見る。

客観的に、「これは繰り返しじゃないのか?」という疑問を持つ。

周りから言われていること、行われていることを、自分の中でかみ砕いてみる。

そして、「本当に自分の上達に、何が必要なのか?」を考えましょう。

それが、同じことの繰り返し、なのかも知れません。

でも、気付いているかどうかが大事。

テニスが上手くなる人って、こんな感じで上手く無限のループから外れることが出来るんですよ。

 

偉そうに書きましたが、このT-PRESSも一緒です。

何度も、同じことを書いていないか、何か新しいことは無いか・・・と、日々模索しています。

ですが、繰り返し書いていることは、それだけ大事なこと。

だと思って読んでもらえると、有難いです。

ピックアップ記事

  1. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  2. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  3. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  4. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう
  5. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊

関連記事

  1. テニス メンタル

    その他

    テニス部の練習に、「大きな声出し」は必要だろうか?を考えてみる

    部活の練習中に、「ファイトー!」「ファイトー!」という声、皆さんは出し…

  2. テニス 戦術

    その他

    テニスの試合、地味だけど勝利を呼び込む小技4つ

    テニスの試合で、細かいけど大事なこと。小技、とでも言いましょう…

  3. その他

    【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い

    いつもT-PRESSをご覧頂き、ありがとうございます。引き続…

  4. その他

    「今年こそしっかり目標を立てて、テニスを強くなりたい!」と考える人に贈る、正しい目標設定の方法

    一年の計は新春にあり。皆さんもそれぞれ、テニスの目標を立てて今…

  5. テニス メンタル

    その他

    良い意味で「対戦相手を認める」ことが出来れば、試合はもっと楽に戦える

    ネットを挟んだ相手は、倒すべき相手。もちろん、倒す為には対戦相…

  6. テニス 食事

    その他

    テニスプレイヤーとして環境の変化に強い人は、「初心に戻る」を言葉で終わらせない

    何度か、テニス選手として「新しい環境」に入っていく重要性と意義について…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. メンタル

    リードしている側が苦しい、のがテニスの試合です
  2. テニス フットワーク

    ダブルス

    ダブルスの前衛に絶対必要なのに、実践出来ている人が少ない「前方向へのスプリットス…
  3. 戦術

    相手が目線を下に向ける、ボールがバウンドするタイミングはチャンス!
  4. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合では、「自分の負けパターン」を知っていると、0-4からでも挽回できる…
  5. テニス 駆け引き

    その他

    テニスの試合で予測をするときには、「逆を突かれても対応できる」相手かどうかをまず…
PAGE TOP