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サーブを打つ前の静寂、「キュ、キュ、キュ、キュ!」

目次

ハードコートの試合で、レベルが高い試合になると・・・。

この音が、静かなコートにコダマして来る。

私は、この音がすごく好きです。

でも、慣れていないと・・・ちょっと気になったりするかも知れませんね。

見習うべきは、それくらい「サーブを打つ前に動き」が入るのがダブルス、ということです。

 

サーブを打つ前の静寂、「キュ、キュ、キュ、キュ!」

 


 

1.相手がトスアップしてから、がヨーイドン!

みなさんは、試合の時にどうでしょうか。

相手のサーブ、の場面で、トスアップ後に足を鳴らすような音が聞こえるかどうか。

ハードコートで試合の時には、この「キュ、キュ、キュ、キュ!」という音、が聞こえるくらいが良い。

それくらい、激しくお互いにけん制し合って、動いている証ですからね。

サーブを打つ選手も、これを気にしていたらキリが無い。

気になるということは、まだそういうレベルに慣れていないということです。

トスアップしたと同時に、ヨーイドン!

お互いに、ポジションを変えたり、激しい揺さぶりがスタート、ですからね。

 

2.サーブのトスアップの後に、何が出来る?

さて、みなさんはどうでしょうか?

相手のサーブのトスアップ、の後にどんな動きが入れられるのか。

リターンの選手なら、前に入ったりフォアハンドで回り込んだり、出来ますよね。

相手はもう、こっちを見ていない訳ですから。

打つコースを読んで、攻撃していく姿勢を取る。

リターン側の前衛は、どうでしょう。

相手がサーブ&ボレーなら、ファーストボレーを狙うようなポジション、前に入るのも有効ですよね。

ストレートにアタックするなら、相手前衛の方を向いてケアする。

とにかく、この「トスアップしてから、サーブを打つ間」には、たくさんやるべきこと、があるんです。

 

3.動いている方が、リズムが取りやすい

これって、実際に試合では大きな意味があります。

止まっている状態からだと、なかなか人の身体って動けない、動き出せない。

ちょっとした反応で、素早い動きが出来ないじゃないですか。

それが、ちょっとした動き、を入れている状態からラリーに入ると、反射的に良い動きが出来る。

身体もリラックスして、良い反応が出来る。

みなさんも、ぜひ試して欲しいんです。

相手がトスアップ、したら足を鳴らすようにして、動いていく、何かを仕掛ける。

相手もそれを警戒して、プレッシャーに感じてくれるでしょうからね。

 

4.一番動きたいのは、サーブ側の前衛!

でしょう!まさに。

味方がトスアップしたのを感じたら、フェイントを入れたり、ジグザグ動く。

前に入って、リターンの選手に自分の存在をアピールする。

この動きを入れるからこそ、音が鳴るんですよね。

逆に言えば、鳴らないようならまだまだ、ステップが甘いということ。

しっかり音を鳴らす、くらいコートを足でつかんでフェイントを入れる。

音、ですら、テニスでは良いプレッシャーになるんですよね。

 

これはぜひ、プロの試合で感じて欲しい。

本当に、良い音、が鳴ってますからね。

ハードコートでは、この音の中でプレーすること、に慣れないと難しい。

相手が動いている・・・ことで、サーブの集中力を乱しているうちは、まだまだです。

試合に勝てるように、音、にも慣れていきましょう!

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