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試合の後に、相手に感想を聞く時のマナーについて

目次

試合の後に、相手から感想を聞くこと。

私は、このコミュニケーションの重要性を何度も書いて来ました。

でも、ちょっと間違えば、これって喧嘩の元。

試合が終わってまだ感情が残っている状態、ですからね。

勝った側、負けた側共に、相手への配慮を意識しながら実践してみて下さい。

 

試合の後に、相手に感想を聞く時のマナーについて

 


 

1.自分の作戦と、相手とのギャップを確認する

質問したり会話するなら、基本は「プレーについて、客観的に」が基本。

どういうプレーが嫌だった、とか、どういうプレーを考えていた、とかいうことを、相手に話してみる、聞いてみる。

こういうのって、すごく大事ですし次の試合で活きる。

自分で考えていたこと、感じていたこととギャップがあるはずなんですよね。

「効果的だ」と思っていた作戦が、実は相手としてはやりやすかったりすること、よくあります。

 

2.感情や心理、には踏み込まない

ここで大事なのは、感情に踏み込まないこと。

一番よくあるのは、「あの時、どう思いました・・・?悔しかったですか・・・?」みたいな質問。

これは、聞きたいところですが、私はタブーな部分だと思っています。

いや、当然聞ける仲になっているなら良いですよ。

でも、初対面の相手に対しては、なかなか感情の部分まで踏み込めない。

試合に負けた方は当然悔しいし、悔しい部分は押し殺しておきたいところ。

客観的な情報や、プレーについて話すのは良いと思います。

ですが、人の感情的な部分は、もう少し時間を空けて、整理してから話す方がより良いでしょう。

 

3.時間を空けて聞いてみるのも、効果的

試合で対戦した人、とはまた次の会場でも会う可能性が高い。

こういう時、ぜひ避けないでアナタ自身から話しかけて欲しい。

そして、時間を空けたうえでの「あの試合」の感想もお互い、確認してみる。

そうすると、また試合直後とは一味違った感想や意見、が出て来ると思うんですよね。

せっかく対戦した相手ですから、アナタ自身の成長の種はどんどんもらうこと。

同時に、相手に返してあげること。

このギブ&テイク、こそテニスの成長には不可欠です。

 

4.相手に説明出来るくらい、の試合が出来ているかどうか?

こういう感想を言い合う、話し合うこと、意外と出来ない人も多いですよ。

何も考えないで準備しないで試合に入る、そして何となくで終わる。

そりゃ、何も意識として残らないですよ。

自分の試合を振り返ること、が出来る人にまずならないといけないですから。

説明出来るくらいの試合、みなさん出来ていますか?

そこからが、まずスタートだと思いますよ。

 

ちょっと、勇気が要りますよね。

試合後に、しかも自分が負けた試合はやっぱり悔しさも溜まってますから。

でも、これを乗り越えたときに、また新しい自分に気付けるはずです。

対戦相手と話さない、ことってやっぱり損ですよ。

これに気付ける人、はテニスの上達も早いでしょう。

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