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最近、実はテニス界で見直されつつある「片手バックハンドストローク」の技術。
ワウリンカ、ガスケといった選手がこの片手バックハンドを武器にまた活躍してきています。
しかしながら、実際に一般のプレイヤーの方が振り切れるまで習得するにはかなり時間を要してしまうのも事実…。
難しいショットですが、やっぱり打ちたい!という方向けに、しっかり振り切る為のポイントを整理してみました。
「テニスの片手バックハンドストロークを、しっかり振り切る!」為に意識すること4つ
1.「グリップと打点で」片手バックハンドの精度の8割は決まる
グリップと打点さえしっかりしていれば、必ず振り切ることでコートに収まるボールが打てます。
スイングスピードが出せる方は厚い握り、打点を前に。
少し年輩でスィングがゆったりの方は、少し厚めで打点は横を向いたときの前足あたり。
これは、片手バックハンドに限らずですが、とにかく自分で試行錯誤しながら探すしかありません。
色々なグリップの握り方と打点の組み合わせを、積極的に試してみて下さい。
手首の角度が変わると、打点が全て狂ってしまいます。
2.横向き、「むしろ後ろ向き」なくらいの態勢を染み付ける
バックハンドストロークを志して、最初の難関はコレです。
横向きから肩を入れ、その肩越しにボールを見る為、態勢としてはかなり窮屈に感じるはずです。
こうして動きを制限することで、フォームを安定させなければなりません。
打った後も、勢いに任せて胸が前を向かないように。
フェデラー選手の打ち終わりの型を、参考にしましょう。
3.「利き腕では無い方の手」の動きが、ラケットワークを決める!
意外と知られていませんが、片手バックハンドを打つのに大事な役割を果たすのは、スロートを持つ手のひらです。
右利きの片であれば、左手。
特にポイントは人差し指で、必ずこの指でガットを触るようにしましょう。
片手バックハンドストロークは、ガットを触ることで、ラケットがぐらつかず、利き腕の負担を大きく制限できます。
4.振り切りたければ、練習で「一度思い切り振り」切ってみよう!
テニスは仲間で、集団で練習するのが常。
なかなか振り切ってボールを飛ばしてみる機会がありませんが、自分の手でボールを上に投げ、球出しの容量で一度振り切ってみましょう。
大切なのは、振り切った態勢。
利き腕では無い、ラケットを持たない方の手を腰あたりに残して、身体の開きを抑える。
但し、身体の開きを制限しても、ラケットの振り切りは必ず意識してみて下さい。
腕力では無く、2.でも触れた肩を入れたひねりを戻す感覚。
1.から3.までを組み合わせて、あとは研究と練習あるのみです。
テニススクールでも、一般のプレイヤーの方に片手バックハンドストロークを教えるのは至難の業です。
打ちたいという気持ちとは裏腹に、その為に必要な身体の開きを制限する、ということが理解できない方が多いのです。
テニスはそもそも、身体の開き、動きを制限しながらボールを相手コートに収めるスポーツです。
根気よく、反復練習して身につけましょう!