メンタル

「このポイントは欲しい!」という場面で、私が考えていること

目次

試合は競ったまま終盤に、4-4で、デュースに入って…。

正直、絶対に次のポイントでアドバンテージ、が欲しい。

5-4になれば、1セットマッチなら相手に大きくプレッシャーがかかりますからね。

でも、それは当然、誰しもが考えること。

相手だって、絶対に欲しいポイントですよね。

こういう時に、どういう考え方で挑むのか。

私のスタンス、をご紹介します。

 
 

「どっちでも良い」のスタンスで

やることをやる、それだけ

正直、欲しいポイントほどこの感覚です。

やることをやる、自分の準備してきたことをやるだけ。

その結果は、もう「どっちでも良い」んです。

落とすこともあるでしょう、取ることもあるでしょう。

その結果を前から考え過ぎない、ようにすることを私は意識しています。

結果はもう、決まっている

そのポイントの結果は、もう決まっている。

良いプレーをした方に、テニスは得点が入るんです。

もちろん運もあるでしょう。

でも、その運気を呼び込んでいるのも、自分。

だから、どんな結果が出てもそれは「正しい結果」なんだと。

だから、自分はやるべきことをやるだけ、に集中する。

それで落としたら、もうしょうがないですから。

ガックリ癖、を無くしていこう

自分に期待して、落としてガックリ。

こういう人、が多いじゃないですかね。

絶対に欲しいポイントで、自分にプレッシャーをかけてしまう。

力んでミス、毎回同じことの繰り返し。

そういう人ほど、自然体で「どっちでも良い」の感覚を意識して欲しいんです。

もちろん、勝利はつかみ取りたい。

でもその前に、良いプレーを出し切らないと、結果は伴わないですから。

   

絶対に、挽回のチャンスはある

もし落として、4-5になっても…

確かに、ピンチになります。

大事なポイントを落として、相手にリードされる、もう後が無い。

でも、大丈夫。

まだ逆転、挽回のチャンスはあります。

「どっちでも良い」と書いたのも、意外と私の中では大事なポイントはまた訪れることを知っているから。

テニスって、そういう競技です。

切り替え上手は、試合上手

落としたポイントは、もうしょうがない。

相手が勝利に近付いても、焦らないことが大事。

必ず、相手は勝ちビビリをしますし、アナタ自身にもチャンスが来る。

「どっちでも良い」と思って落としたポイントですら、実は勝利への布石になったりもするんです。

これも、経験が大事。

客観的に、俯瞰して試合を進めることが出来ている人は、多くの経験を強さに変えていけるんです。

次の挽回のチャンス、ではどうする?

私なら、相手は「同じことをしてくる」と読みます。

大事なポイントは、結構ワンパターンな相手が多いんですよ。

それも、前に成功したなら尚更です。

ですから、記憶をしっかり蘇らせて、相手が何をしてくるのかをイメージする。

そうすれば、アナタ自身がやるべきことも見えてくるはず。

迷いが消えれば、大事なポイントに強くなります。

   

「この為に、試合に出るんだよ」

試合の醍醐味、ココに有り

最高じゃないですか?

お互いに緊張して、落とせないポイント、緊迫した場面。

私は、この感覚を味わう為に試合に出ている、と言っても良い。

この最高のスリル、楽しんだ者勝ちですから。

試合の醍醐味を感じて、プレー出来れば大抵良いプレーが出来るはずです。

試合に出る理由、を見出そう

こういう緊張感を、楽しめるかどうか。

これ、本当に大事です。

みなさんも、テニスをやる中で試合に出るモチベーション、がどこかにあるはず。

試合前に、「よし、せっかくだから今日も、スリルを味わおう」と思えたら強い。

接戦に強い人は、度胸があるじゃないですか。

本当に、ちょっとした言葉や準備次第だと私は思いますよ。

心配しなくても、みなさんは「強い側」です

きっと、T-PRESS読者のみなさんは、強い。

これ、お世辞でも何でもないです。

だって、試合が好きだからこのサイトも見て頂いているんじゃないですか?

スリルを、駆け引きを楽しめているから、試合でも強いはず。

接戦になれば、もうそれは自分の土俵だと。

これからも、ぜひそのスタンスで頑張っていって下さい!



大事なポイントで、迷いを無くす。

怖いくらいに冷静になれる自分、をイメージしてみて下さい。

「どっちでも良い、ポイントは良いプレーをした方に入る」は、ある種のメンタルコントロール術。

私の感覚、ですのでぜひみなさんも自分のキーワード、探してみて下さい。

誰も、待っていても教えてはくれないですよ。

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