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「普段、ネタはどこから仕入れてますか?」と、お寿司屋さんみたいなご質問をよく頂きます。
それはもちろん、テニスコートです。
実際に自分がテニスをやる、試合に出ることが一番だと思っていますから。
でもそれ以外だと、やっぱり読書でしょうか。
色々と幅広く読む方だと思いますが、特に多いのが・・・実は「漫画」です。
テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
1.今、一番はまってます
今、私が一番好きな漫画が、「アルキメデスの大戦」です。
単行本で8巻まで出ていて、あの「ドラゴン桜」の生みの親である三田紀房さんが書いている作品。
これ、何が面白いって、とにかくテニスに活かせることが満載。
それも、難しい戦争小説のようなものではなく、激しい戦闘シーンは全く出て来ません。
テーマは戦艦大和の成り立ちと、その背景を通じて描かれる「世界から遅れる危機感」。
ぜひ、テニス選手のみなさんにこそ読んで欲しい作品なんです。
2.生きるか死ぬか、で考える危機感は凄い
私は何度もこのサイトで、「危機感の必要性」について書いてきました。
これを持てない選手は、何を言っても響かないし自分で考えない。
だから成長も無いし、テニスが結果的に楽しくないから続かない。
戦争という大きな渦の中で、生きるか死ぬか、本気で道が分かれていく。
それが全国民を巻き込むこと、になるからこそ軍の上層部では激しい論争や権力争い、が行われる。
その背景にあるのは、「本気で日本を守りたい」「死にたくない」という意識。
こういう部分って、私たちテニス選手にも必要だと思いませんか?
この「アルキメデスの大戦」では、人の嫉妬心から羞恥心、心理戦における必要な準備、が人間臭く描写されている。
ぜひ、学生から社会人のみなさんにまで、読んで欲しい作品です。
3.生きるか死ぬか、の世界と比べれば
テニスはまだ、甘いでしょう。
実際に相手と接触する競技でも無い、私たちは甘い世界にいる。
だからこそ、こういう戦争や武道の話、に私は意図的に触れるようにしています。
以前に、武道を経験していた方から聞いたんですが、「武道こそ最高のスポーツだ」と。
なぜなら、「生きるか死ぬか」の境目で生まれた技術、知識だから、それは本物だということ。
スポーツは得点を奪うための、色々な戦術や技術がある。
でも武道は、「生き残るため」に考えられた戦術や技術、であると。
この極限の緊張感、をテニス選手はなかなか持てませんよね、当たり前です。
だからこそ、今必要なんじゃないでしょうか。
本当に生き残る、生き残りたいと思って、知恵を絞り出すということ。
そういう雰囲気に触れるのに、最高の漫画だと思いますよ。
今は、第8巻まで発売されています。
第二次世界大戦、世界が航空機による軍備拡大に進んでいる中で、日本だけが大型艦船の建造に進んでいく。
それを止めようと必死でもがく、一人の青年の物語。
今なら、Amazonプライム会員の方でKindleからの購入なら、第1巻は0円のキャンペーンもあるみたいです。
宣伝みたいで申し訳ないんですが、この本は本当に面白いのでオススメです。
ぜひ、テニス選手としての視点で、みなさん読んでみて下さい。