テニス ストローク

フットワーク

「コート上だと、足が遅い!?」、テニス選手に必要なボールを追いかける走り方について

普段は、足遅くないのに・・・どうも、コートに立つと、遅い気がする・・・。

こういう方って、結構多いんじゃないでしょうか?

まず、テニスではラケットを持ってますからね。

そして追い付くだけじゃなくて、しっかり返球しないといけない。

これって、普通に足が速いだけじゃ通用しない、ということなんです。

 

「コート上だと、足が遅い!?」、テニス選手に必要なボールを追いかける走り方について

 

1.いつ、スロートからいつ手を離す?ラケットはどうやって持つ?

まず、構えた状態は・・・皆さんどうでしょう。

ラケットのスロート部分に手を添えて、両手でラケットを支えている状態。

遠くのボールを追いかけるときには、まずしっかりこのスロートに置いた手を離して、しっかり両手を振る。

この時に、ラケットを持つ手、利き腕のラケットを持つ角度は変わらないように。

90度に近い感じで、固定して走ると速く走れます。

それから肘を曲げて、しっかり振って走る。

スタートの反応、ももちろん大事ですね。

少し前傾姿勢、を作りながら走るとボールまで素早く追い付けるはずです。

 

2.走りながら返球イメージを作って、結論を出そう

走りながら、「どう返球するのか」も考える。

そしてパッと結論を出しましょう。

コート上で走るのが遅い人って、結論が出てないんですよね・・・ボールに追い付いてから考える、何とかなると思っている。

そういう人は、試合で勝てません。

相手が打ったボールを追いかけながら、素早く結論を出す、から速く走れる。

このことはしっかり、理解しておいて下さい。

 

3.ギリギリならスライス、余裕があるならスピン

回転をどうかけるのか、ショットの選択も大事。

テニスでは基本ですが、しっかり追い付けたときにはスピン、ギリギリならスライス、という選択をする。

つまりは両方打てないとダメ、試合で効果的な返球は出来ないということですね。

足が速くなって、コート上を速く動けるようになっても・・・追い付けて良いショット、が打てないと意味が無い。

良いショット、とは正しい選択のショット。

余裕があるときには、もう一回構える、スロート部分に手を添えるくらいで良いと思います。

攻撃するにせよ凌ぐにせよ、どの程度追い付けるかによってショットの選択肢は変わる。

皆さんも練習から、意識してみて下さい。

 

速いフットーワーク、試合で大きな武器になる。

でも走り方って・・・なかなか教えられない、気付けないポイントですよね。

腕の振り方、ラケットの角度、決断力。

このあたりを意識するだけで、グッとテニス選手らしいフットワークになると思いますよ!

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に必要なフットワークトレーニングに、ラダーは必需品
  2. 【ご報告】YOUTUBEチャンネル、公開しました!
  3. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  4. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  5. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①

関連記事

  1. テニス ボレー

    フットワーク

    ボールが浮いたら、「すぐに態勢を低くする」だけ守備力は上がる

    ストロークにネットプレー、皆さんは自分の守備力は高いと思いますか?…

  2. テニス ストローク

    フットワーク

    シングルスの試合では、毎回コートの真ん中に戻り過ぎても疲れるだけ

    シングルスの試合、強い人のプレーをよく観察してみると・・・。毎…

  3. テニス サーブ

    フットワーク

    明日から出来る試合での改善策は、リズムとテンポを良くしていくこと

    今ある技術で、試合を上手くこなしていく。その中で意識したいのは…

  4. テニス ボレー

    フットワーク

    テニスの試合では、遅いボールほど細かいステップで合わせていこう

    フットワークの基本、だけど見落とされがちな基本。不思議と・・・…

  5. テニス フットワーク

    フットワーク

    テニスの試合で「泥臭く勝っていく」ことは、走り回って粘ることとはちょっと違う

    「泥臭くても良いから、勝ちたいんです!」という声を、たくさん頂きます。…

  6. テニス ストローク

    フットワーク

    錦織選手のストロークウォーミングアップ、で改めて気付くこと

    今年も始まりましたんね、全仏オープン。錦織選手の試合、楽しみに…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニスあるある

    怪我と付き合うテニスについて
  2. テニス メンタル

    戦術

    強い相手と試合が終わった後ほど、しっかりと強く握手して欲しい
  3. テニス ボレー

    ロブ

    意外と使える、ネット近くからのロブの使い方について
  4. テニス 格上相手

    その他

    朝一番のテニスの試合で、「しっかり身体が動けるように」意識したい4つの準備とは?…
  5. テニス サーブ

    メンタル

    「テニスコートは楽しい場所?」現役選手なら、その考えは甘いかも知れません
PAGE TOP