テニス メンタル

メンタル

テニスというスポーツの怖さを、もう一度確認しておきましょう

何度か書いてきたテーマですので、またか・・・と思う方もいるでしょう。

ですが、何度書いても私には伝えたいことがあります。

テニスというスポーツは、本当に残酷で恐ろしい。

それは、ルールがそうさせている、部分も大きい。

知っておく、理解しておく、ということは大事だと思うんです。

 

テニスというスポーツの怖さを、もう一度確認しておきましょう

 


 

1.マッチポイントは、「消える」のがテニス

これは、テニスの怖さの一つ。

例えば卓球やバドミントン、バレーボールのような他のネット系スポーツとは違う。

上記の競技は、最終セットは「〇〇点」を取れば終わり、というルール。

だから、○○点の一歩手前、までいけばマッチポイントは続く、だからこそ相手のプレッシャーも大きい。

卓球なら11点、バレーボールなら15点、決まっている点を獲れば終わり、ですよね。

でも、テニスは違う。

そう、細かいゲームカウントを重ねていく、そして最後は、タイブレーク。

この形式の覚悟、が大事なんです。

 

2.「〇〇点を獲れば終わり」というルールは、テニスには無い

残酷です。

本当に、長い試合を覚悟しないといけない。

マッチポイントのゲーム、を獲り切ることが出来なければまた0-0から、ですし、タイブレークは2点差、が付くまで終わらない。

これって、非常にメンタル的に厳しい戦い、ですよね。

チャンスを失ったらまた作らないといけない。

ショックも大きいし、厳しい戦いを続けていくメンタル、を自分でコントロールしていかないといけない。

ルール上、テニスはリードしている選手に厳しい。

だからこそ、求められるのは自分をコントロールする力、です。

 



 

3.「獲れないかも知れない」というイメージを、どこかで持っておく

これは、決して消極的な考えでは無い。

マッチポイント、サービング・フォー・ザ・マッチ、全ては、獲り切れないかも知れない、と思っておく。

落としても次がある、そのマッチポイント、大事なゲームは、「やることをしっかりやる」ことの集中する。

結果を最初から求め過ぎても、良いことは無いですよ。

でも、試合慣れしていない、メンタルが弱い選手は「ここで決めないと!」と思ってしまう。

変えていきましょう。

自分を強く出来るのは、今日から発想次第です。

 

「簡単に言うけど、難しいよ・・・」と、思います。

はい、私もそう思います。

でも、まずはルールを理解する。

そして、他スポーツと比較してみる。

テニスは厳しいスポーツであると知る、ことから全ては始まります。

ピックアップ記事

  1. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  2. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選
  3. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  4. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー
  5. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    何かを信じ切っている人に、アイデアは生まれない

    いつの間にか、知らないうちにこうなっている。方も実は多いと思い…

  2. テニス リターン

    メンタル

    出る杭を伸ばすチームと、自分自身の心を

    テニスをプレーしていると、仲間でも対戦相手でも、「この人、ちょっと変わ…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの大会は、「個人戦こそ、団体戦である」と心得よう

    今年も始まりました、全豪オープン!遠くオーストラリアの地から、…

  4. メンタル

    上級生や格上選手との試合で、「攻撃的な揺さぶりを入れる」のは失礼?やり辛い?

    先日、高校生の方からこんな質問を頂きました。「先輩との試合では…

  5. テニス ダブルス

    メンタル

    「絶体絶命の場面」をしっかり乗り切れるテニス選手は、頭の中でこう考えている

    テニスの試合の中では、絶体絶命のピンチがある。ブレークポイント…

  6. メンタル

    「全部取ろう」、「全部入れよう」とするから、試合で自分を苦しめてしまう

    テニスの試合、みなさんはどんなポイントの獲得意識で入ってますか?…

コメント

    • よしくん
    • 2017年 7月 28日

    いつも楽しく読ませていただいてます.

    この記事のおかげで,
    自分がマッチポイントを握ったときも
    相手にマッチポイントを握られたときにも
    気負ったり,落胆したりすることがなくなりました.

    もちろん,完璧にメンタルをコントロールはできませんが

      • tomita
      • 2017年 7月 28日

      いつもコメント、ありがとう御座います。
      私自身、試行錯誤の連続ですが、少しでも皆さんのお力になれればと思います。
      これからも研究しながら記事を更新していければと思いますので、宜しくお願いします!

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 攻撃

    ボレー

    フワッと浮いたボールを詰めてボレー、足から合わせていけばミスが減る
  2. テニス ボレー

    ボレー

    風上でのネットプレーは、失速して沈むボールに注意!
  3. テニス ボレー

    ストローク

    「スライスのアプローチショットで、ネットに出る」のが、有効な理由とは?
  4. テニス フェデラー

    シングルス

    「SABR」戦術に見る、フェデラー選手の変化できる凄みとは?
  5. ロブ

    女子ダブルスで有効なのは、触らせる低いトップスピンロブ
PAGE TOP