テニス ストローク

ストローク

全仏オープンを観て感じる、「ベースラインで粘る形」の進歩系について

今年も始まりましたね、熱い全仏オープンの戦いが・・・。

やはり全仏オープンはクレーコートで長い試合、というイメージが皆さんも多いと思います。

確かにラリーは長く、非常にタフな戦いが多いのは事実。

でも、単純にベースラインの2メートル後ろで粘るだけ、の選手はもういない、ですよね。

 

全仏オープンを観て感じる、「ベースラインで粘る形」の進歩系について

 


 

1.ベースラインのポジションにも、色々ある!

シングルスの試合を観ていて、随分変わったな・・・と感じるのがこの部分。

以前は、ライジングで前に入って攻撃する選手、ベースライン2メートル後ろで粘る選手、このタイプ分けがハッキリしているような印象でした。

でも、今は違う。

ベースラインの後ろにいたと思ったら、相手の状況に応じてベースライン上、まですぐにポジションを変える。

細かい微調整を、どの選手もすぐに入れてくる。

相手からすると、その1メートルのポジションの奪い合い。

早く、いかに少しでも前に入るのか。

この主導権の握り合い、は本当に見応えがありますよね。

 

2.シングルスのポジション調整は、誰でも出来る!

皆さんでも、きっと実行出来る。

シングルスの試合、ネットプレーはすごく大事ですが、なかなか一気に前まで出るって難しい。

だったら、基本後ろで粘りつつ、相手の態勢が崩れたら「ベースライン上まで、前に上がる」という作戦はどうでしょう?

これだけでも、だいぶ違いますよね。

相手の態勢が崩れていれば、自然と次のボールは浅くなる可能性も高い。

だからせめて、ベースライン上くらいまでは前に出ておきたい。

それに慣れてくれば、自然にサービスラインくらいまで前、というような感じでネットプレーにつなげていけるはずです。

 

3.ベースライン上にポジションをあげたときに、深いボールが来たら・・・?

皆さんは、どうしますか?

また後ろに、下がります?

ここで私が提案したいのは、思い切ってドライブボレーで処理、してしまうこと。

ライジングショット、でも良い。

とにかく、上げたポジションはもう下げない、くらいの覚悟が必要だと思います。

相手からすると、「なんだ、深く打てばまた下がってくれるんだ」となりますからね、それではいつまで経っても攻撃出来ない。

クレーコートでも、しっかりベースライン上でポジションを上げる。

この感覚を掴むには、ぜひ全仏オープン、参考にしてみて下さい。

 

難しい技術よりも、ポジショニング。

これからまず盗んでいくことが、テニスの上達の大きなカギになります。

全仏オープンは、その恰好の教材。

ぜひ、たくさんの試合を観て、感じてみて下さい!

ピックアップ記事

  1. 【最大6名少人数制】10/27(月) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン inSE…
  2. テニスの試合に持参すると便利な、折り畳みチェア3選
  3. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  4. 11/4(月祝) 土居コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in鷹之台…
  5. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」

関連記事

  1. テニス ストローク

    ストローク

    フォアハンドの逆クロスストロークは、「しっかり振り切る」から試合で使える武器になる!

    ストロークにおけるアナタの武器、何ですか?私は昔から、フォアハ…

  2. テニス 戦術

    ストローク

    テニスでは打つ前から力を入れると、ラケット自体が動かなくなる

    テニスの試合で、いかに「伸び」のあるショットを打てるかどうか。…

  3. テニス メンタル

    ストローク

    実際の試合では、調子の悪い相手にだって勝つのは難しい

    先日のダニエル太郎選手の試合、すごかったですね!フルセットでジ…

  4. テニス サーブ

    ストローク

    「テニスにおける隙の無い並行陣を崩す」為のストローク術とは?

    ネットプレーが得意な選手の並行陣、とても安定感がありますよね。…

  5. テニス 練習

    ストローク

    「自分のストロークに相手が慣れてきたな…」と感じたら実践したい5つのチェンジオブペース

    対戦相手と、それほど実力差は無いと感じる試合の中で、中盤から相手に押さ…

  6. テニス ストローク

    ストローク

    イレギュラーバウンドが多いテニスコートでは、「意識してオープンスタンス」を多めに使ってみよう

    試合が行われるテニスコート、いつでも万全な状態なキレイなコート・・・と…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 戦術

    弱いから負けたんじゃない、挑戦したという事実だけ
  2. テニス サーブ

    サーブ

    セカンドサーブは、絶対にファーストサーブより遅く打たないといけない?
  3. テニス ストローク

    ストローク

    オムニコートでの試合に必要な「重心が低いストローク」で意識したいポイント4つ
  4. テニス 序盤

    日々の雑記

    「何が足りないか?何が通用しないのか?」を、最近考えました?
  5. テニス 練習

    メンタル

    テニスの試合の中で、「自分にとってラッキーなポイント」があった後こそ、冷静な自分…
PAGE TOP