ダブルス

サーバーを褒める、だけでもダブルスの結果は変わる

ダブルスの試合で、みなさんが感じていること。

その一つは、「サービスキープの難しさ」じゃないでしょうか。

サーブ力のアップは、なかなか難しいですからね。

でも、みなさん考えてみて下さい。

サービスゲームの半分は、自分のパートナーのサーブ。

ここを改良していけば、かなり勝てる可能性が拡がるはず。

それも、本当にちょっとしたこと、で変わります!

 
 

パートナーと、どんな会話してますか?

試合の現場で、何が出来るのか

試合のポイント間、結構使える時間はあります。

でも、なかなか有効に使えていないと思いませんか?

サービスゲーム、アナタが前衛でパートナーがサーブ。

この、パートナーの気持ちになって考えてみましょう。

何をしてもらえたら、「よし、頑張るぞ!」と思えるのか。

すごくシンプルです。

褒めるだけで、サーブは変わる

不思議なもので、本当に変わります。

自分のサーブを褒められて、嫌な気分になる人はいない。

ましてや、試合の中で緊張している時は尚更です。

サーブを打っているパートナーを、コントロールするのはアナタ自身。

これを、絶対に忘れないでおいて下さい。

実は、会話するだけでも効果大!

サーブの調子が悪いと、つい会話が少なくなりませんか?

これは、危ないサイン。

実際に話すだけ、会話するだけでも、人は緊張感が緩和されるんです。

調子が悪い時に、きっとパートナーは申し訳ないと思ってあえて話そうとしないかもしれません。

でも、ペアは一心同体。

とにかくしっかり、褒めてあげる、話を聞いてあげる。

ポイント間でも、これだけで充分ですよ。



具体的に、がキーワード!

おべっかは、効果無し

「ナイスサーブ!」

「良いね!」

だけでも、まずはOK。

でもそれも何度も繰り返していると、パートナーも飽き飽きしてきます。

信憑性が無い、おべっかのように感じてしまいますからね。

そこで「具体性」を持つこと、が大事になって来ます。

リターンの相手が、どうなっているのか?

ココを、具体的に伝えましょう。

相手リターンに近いのは、前衛であるアナタ自身ですよね。

ですから、「すごく押されてるよ」とか「相手はビビって、下がってるよ」と教えてあげる。

これが、間接的に褒めてあげることにつながるし、本人も自信になる。

具体性を持った褒め言葉、それは「相手がどうなっているのか」で完成します!

そして「自分」はどうなのか?

相手の次は、前衛である自分、です。

「深いサーブを打ってくれて、決めるだけだから助かるよ!」という感じ、どうでしょうか。

前衛である自分が、いかに助かっているのか、を伝えてみる。

「ファーストサーブが入ってるから、ポーチに出やすいよ!」という感じ、も有りですね。

事実と、自分が嬉しい理由を組み合わせて伝えるだけ。

どうでしょう、これ言われたら自信になりますし、もっと良いサーブが入るような気になりませんか?

   

全ては試合に、勝つ為に

したたかに、いきましょう

パートナーのサーブを、褒めて盛り上げる。

これは、目的を再度確認してやらないと、意味がありません。

全ては、目の前の試合に勝つ為、ゲームをキープするためです。

パートナーの機嫌を取るため、ではないですからね。

何が言いたいかと言えば、「対戦相手がどうか?」ということです。

パートナーを見ながら、相手も見る

アナタ自身は、全てをコントロールする司令塔。

相手もよく見ながら、自分のパートナーも見る。

前衛で立って、コート全体を俯瞰して見て、しっかり良い結果を導けるようにしていきましょう。

試合が面白くなさそう?

いや、これが最高に面白いと感じられる日が、必ず来ます!

試合後にも、パートナーを大事に

勝った試合でも、負けた試合でも。

パートナーをしっかり、労われてますか?

良いサーブが打てなかった時も、良いサーブでキープ出来た試合も、しっかり一緒に振り返ってみる。

その中で、褒めるだけじゃなく「こうした方が良かったかも」という意見は、伝えて良いと思います。

客観的にコントロールすること、が大事ですが、しっかり本音で伝えることも大事。

強くなりたいなら、試合後のコミュニケーションも大事です。



パートナーのサービスゲーム、考えてみましょう。

自分のサーブと同じくらい、試合では大事です。

コミュニケーション、声掛けでどう変わるのか。

ぜひ、試してみて下さい。

具体的に、結果的に褒めるような声をかけるだけで、人は変わりますから。

ピックアップ記事

  1. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  2. Note はじめました
  3. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  4. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  5. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    雁行陣での「クロスへのアプローチショット」は、センター寄りのコースに!

    ダブルスの試合の中で、雁行陣を主体にしているペアは学生の皆さんでも多い…

  2. テニス ポジショニング

    ダブルス

    ダブルスの前衛にいるときは、横目で後ろまで見る感覚を養っておこう

    ダブルスの試合で、ちょっとしたことだけど大事なこと。その一つは…

  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    ボレーが手堅い並行陣ペアは、どうやって崩そう?

    ダブルスの試合に出ていると、きっとこういう難敵が待ち構えているはず。…

  4. ダブルス

    抜かれても良い、前衛が動けば試合が動く

    先日、私も年内最後の試合に出て来ました。そこで、感じたこと。…

  5. テニス サーブ
  6. テニス 準備

    ダブルス

    ミックスダブルスの試合を優位に進めたければ、「早めに男性を狙ったポイントを作る」ことが大事

    私自身、最近はミックスダブルスに出る機会が多く、色々と研究する毎日です…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス シングルス

    その他

    「T-PRESS」は、こんな環境で更新しています
  2. テニス メンタル

    テニススクール

    「アドバイスいっぱい欲しいんだったら・・・」テニスコーチと選手の関係は積極的なコ…
  3. テニス テニスノート

    メンタル

    アナタのテニスノートに、「宣言」はあるか?
  4. テニス メンタル

    サーブ

    何度でも言いますが「サーブを見直さない限り」、アナタに未来は開けない
  5. その他

    同じコースに打ち続ければ、相手も眼が慣れるのは当たり前
PAGE TOP