バボラ ピュアドライブ

テニス知識

テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器になる

目次

私が大学に入ったころ、2001年くらいの頃は不思議な光景がテニスコートにありました。

ダブルスで4人、使っているラケットがみんな一緒。

そう、学生体育会のテニスシーンを席巻していたのが、あの「ピュアドライブ」でした。

カルロス・モヤ選手が使っていた、あの「青い悪魔」とも言えるテニスラケットは、その後のストローク、ベースラインプレイヤーの隆盛の先駆け。

このラケットが無ければ、今のようなテニスプレーヤーの勢力図になっていないんじゃないの?と言えるくらい、バボラのピュアドライブってすごいラケット。

いや、もう歴史を動かしたテニスラケット、と言えるんじゃないですかね。

 

テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器になる

1.最新のピュアドライブは・・・?

そんな日本での人気もあって、今年8月に世界に先駆けて日本で先行発売した新作の「ピュアドライブ」。

テニスフリークの皆さんは、もうチェック済ですよね。

私も実際に触って来ました。

 

バボラ ピュアドライブ

 

ピュアドライブのすごい所って、「やっと届いたボール」でも攻撃的に返球出来るところ。

ガット全体がボールに合わせて最適に動く「ウーファー機能」は、画期的でしたよね。

ボレーもサーブも、ストロークもパワーが凄い。

でも、あえて難点を挙げれば、私は「打感が無さすぎる」という点でした。

柔らか過ぎて、打っている感じがしない。

それに・・・ちょっと「飛び過ぎてしまう感」は否めなかったと思います。

でも今回の新作のピュアドライブ、は、そこを良い感じの「硬さ」でカバーしてくれているように思いました。

 

テニス ピュアドライブ

 

2.あのピュアドライブに、打感をプラス

私自身、以前のピュアドライブは「打っている感」が少ない。

ガットが大きく動くので反動で飛ばす力はあるのですが、打っている打感はモヤっとしているような気がしていました。

実際に試打した一般のユーザーの皆さんも、感想はそれぞれ異なっていて面白いです。

とにかく、攻撃的なプレーをしっかりサポートしてくれる、良い感じの硬さが残る、という点は私も同感です。

・2012年は柔らかいのでボーンとボールが飛んでしまい、2015年モデルは硬いので少し飛ばしにくかったんです。でも今回のラケットは両方を融合した感じがあるので打ちやすいというのを一番感じました。『ピュア ドライブ』らしさが、大きく変わっていないのもいいですね。『ピュア ドライブ』らしいよさは、そのままで、今まで欲しかった細かい部分—-それは僕の場合、ちょうどいい硬さだったんですけど、それが加わった気がします。

・『ピュア ドライブ』が出たての頃、打ったときに思っている以上のいい球が飛んでいくんだけど、どこに当たっているのかわからない曖昧さがあった気がするんです。だけど、今回のモデルはどこに当たっているかちゃんとはっきりしている。前作より打球感がしっかりしていて、柔らかいけど飛び出しが遅れるという感覚もありません。腕も疲れなさそうなのもよいと思いました。

・私は遅れたとき、リカバリー力がかなりあるというのがこのラケットの実感ですね。振り遅れると、どうしてもボールが外側に行ってしまうのですが、ラケットがもちこたえてくれるんです。期待以上にいいクロスが飛んで行きましたよ。

出典:TENNIS DAILY

 



 

3.飛距離と打感を両立

基本的には、しっかりボールを潰して飛ばしてくれるラケット。

「じゃあ上級者向け?」と思うかも知れませんが、ピュアドライブ自体は実は初中級者でも充分に扱える「許容性」を持っている。

ですので、女性の方にも本当にオススメです。

ベテラン、シニアの方にも、そもそも柔らかく肘に優しいラケットですので、ぜひ試して欲しい。

そして何より、このT-PRESS読者の皆さんのように「試合に出ている方」にこそ、手にして使ってみて欲しいんです。

改めて、今回バージョンアップされた機能はコチラ。

 

●ENLARGE STRING PATTERN

ストリングパターンを上下に広げ、スイートエリアを拡大。オフセンターショットを含むあらゆるショットのパワーアップを実現しました。

●DIAMOND GROMMET WOOFER

ウーファーをインサイド化した新形状のダイアモンドグロメットを採用。ストリングの可動域を微調整し、ホールド性、快適性、コントロール性を最適化しました。

●NEW BUMPER SYSTEM

空気抵抗を抑えた新しいバンパーシステムによりスイングスピードと操作性も向上。

●CORETEX PURE FEEL

自動車や航空宇宙産業などにおける振動対策のエキスパートであるSMAC社と協力し、同社の新素材をスロート部に応用。 振動吸収性を最適化することで、よりピュアでダイレクトなフィーリングを実現しました。

出典:babolat.jp

 

 

基本スペックの情報はコチラ。

300gですが、決して重たさは感じないのがピュアドライブのすごいところ。

細かい飛び、打感は、もちろんガットでも調整可能です。

 

フェイスサイズ 100平方インチ
ウエイト 300g(±7g)
フレックス RA 72(±3)
バランス 320mm(±7mm)
フレーム厚 23.0〜26.0mm
機能 FSIパワーテクノロジー、コアテックス・ピュアフィール、 GTテクノロジー
素材 グラファイト
ストリングパターン main 16本 × cross 19本
推奨テンション 50〜59ポンド
グリップサイズ 1・2・3・4
グリップ シンテックプロ(ブラック)

出典:babolat.jp

 

4.新しい時代を創るラケットとして

ピュアドライブが作ってきた歴史、を変えていくのもピュアドライブ。

あと10年後に、私が経験したような2001年の「歴史が変わったラケット」と言われるかもしれない。

それくらい、今回のピュアドライブのモデルチェンジは訳が違うし、バボラさんも本気。

秋の試合シーズンに備えて、攻撃的な武器として選択してみませんか?

 

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