戦術

ミスをして良いポイントで、ミスは大丈夫

目次

試合でミスもしているけど、確実に勝ち上がる人。

こういう人って、どういう意識で試合をしているのか。

テニスの試合、当然全部のポイントを取ることは出来ません。

ですから、自分の中で優先度を整理しておく。

集中しない、という訳ではないですが、最悪「落としても良い」と考えておくポイントも大事ですよ。

そうしないと、ミスしたことを悔やんで次のポイントにも影響しますからね。

 
 

自分で決めて、自分をコントロールする

「落としても良い」ポイントを作る

私なら、ゲーム内で2ポイント分、リードした後。

または、最初のポイントも落としても良い、と思っています。

「え?最初の2ポイントで30-0にすることが大事、なんじゃないの?」と思う方も多いでしょう。

私も以前、そう書きました。

ですが、思い通りにいかないのが試合、ですから。

リードしている場面や、落としてもまだまだ先があるような場面では、自分にプレッシャーをかけ過ぎないこと、が大事です。

大事なのは、どういうプレーをするのか

ポイントを落として良い、落としたらダメ、の前に。

アナタ自身が、まずどういうプレーをするのか、が大事じゃないですか。

相手にとって嫌なのは、迷い無くアグレッシブなプレーをされること。

失点が怖くてビクビクしているような相手は、怖くありません。

テニスは必ず、失点か得点が繰り返されていく競技。

「ここは相手に、ポイントをあげても良いや」と思えれば強いです。

どんな失点も、必ず1ポイント

これは、テニスでは平等ですから。

3ポイントシュートも、トライで5点も無い。

どんなミスでも、相手のナイスプレーでも、同じだけの1ポイントが加算されるだけ。

そう考えると、狭い考えをする方がもったいないでしょう。

またアナタ自身で取り返すことは、いつでも出来る。

大事なのは、こういうスタンスを自分で決めて、自分で実行していくこと。

誰かからノウハウを与えられただけ、ではダメなんです。



ダブルスでは、共通認識を持とう

ちょっとした声掛けが大事

私も昨日、試合でした。

そのダブルスの試合の中で、要所でペアに「ここは落としても良いから」と声をかけて、共通認識を持っておく。

落としてもカウントは、〇〇だから大丈夫。

そう思えたら、ペアとしても楽にプレー出来るはず。

実際に、そういう声をかけたポイントは、落とさなかったんですよ。

リラックスしていつも通りのショットを打つこと、に集中出来れば自然と強くなれますからね。

雑にプレーして良い、なんてことは無い

「落としても良い=雑にプレーしても良い」は、当然違います。

落としても、何かを相手に残さないとダメ。

ハッキリ、何か作戦を持って実行するとかしないと、ただ落としただけになってしまいますからね。

相手に何かしら無理をさせる、新しいことをさせる。

これが出来れば、試合でも強いでしょう。

相手にとっては、落とせないポイント

じゃないですか、実際は。

だから、きっと堅実な作戦で来ると思うですよね。

アナタ自身が「落としても良い」ポイントは、相手は絶対に取りたいポイント。

だから、大胆な作戦やリラックスして伸び伸び打つ方が、効くんです。

こういう考えを準備しておくことは、試合の基本ですよ。

   

相手の立場に立ってみる、のが基本

落としても良い、自分たちは

相手は取りに来る、でも自分たちは落としても大丈夫。

こう考えられるのは、相手の立場に立って考えているから。

自分たちがプレッシャーから逃げたいから、だけだとダメ。

あくまで、試合に勝つ為の発想ですからね。

最後は勝つ、その過程では落としても良いんだ、という意識が大事です。

自分でイメージして、決めておきましょう

相手に寄っても変わりますが、ザックリ決めておきましょう。

2ポイント差が付く、ゲームの最初のポイント、またはブレイクポイント。

絶対取りたい、ではなく落としても気にしないポイントは、自分の中でどこなのか。

やりながら試行錯誤、していく為にもまずは自分の中で決めておくことをお勧めします。

自分でテニスの、ルールを作ろう!

テニスの試合のルール、自分で作って良い。

流儀、みたいなものですね。

試合に勝つ為に、ここはこうする、ここを踏んでいく。

落としても良いポイントを作ることで、なぜ勝率は上がるのか。

これを自分で説明出来るようにしておければ、バッチリです。



厳しい試合、全部のポイントが取れれば苦労しないですよね。

でもそこまで人の集中力は続かないし、相手だって強い。

落としても良いポイントを上手く設定することで、自分の集中力をどうコントロール出来るのか。

アナタ自身で、自分に挑戦してみて下さい。

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