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ビビった時のスピンストローク、ラケット面は下を向く

目次

試合でビビって、ストロークが打てなくなる。

誰しもが、経験したことがあることだと思います。

自分が、ビビってしまうとどうなるのか。

これを把握しておくだけでも、試合の現場で楽になれるし修正出来る。

「あ、今俺ビビってるな・・・」という感じで。

具体的にどうなるのか、をしっかり把握出来ていれば、何も怖く無いですよ。

知らない、分からない、というのが一番怖いです。

 
 

ビビると、ラケット面が下を向いてしまう

スピンをかけたい欲、が強過ぎる

ストロークのスピン回転、しっかりかけたい。

ネットしたくないし、アウトしたくない、とにかく回転をかけたい!

だから・・・どうなるかと言えば、ラケット面が早く下を向くんです。

ボールの上をこするようなスウィングになって、結果的に良いボールが打てない。

ボールが前に飛ばないし、下手したらフレームショット連発、になるはずです。

ボールが当たる瞬間は、ほぼ地面と垂直

ビビってアウトが怖いと、この基本を忘れがち。

ラケット面を被せて、なんとなくスピン回転を多くかけたくなるんですよ、人は。

地面と垂直なラケット面、にしないと当然ボールは飛びません。

スピン回転は、ボールの上をこすっても良い回転にはならない。

しっかり厚い当たりで当てて、そこから上に振り抜いていくから良いスピン回転がかかるんです。

「なぜ下を向く?」の視点を持とう

なぜ、ラケット面が下を向いてしまうのか。

これについても、なぜ?の視点が大事です。

私が考えるに、打った後のフォロースルーの形を早く作りたいから、だと思います。

ビビって不安になると、「早く打ち終わりたい・・・打ち返したい・・・」って、考えるようになるんです。

だから、ラケット面が下を向いて打ち終わっている形、から入ってしまう。

打つ瞬間に、しっかりボールを捕らえるという意識が無くなってしまうと、こうなります。



ビビってスピンが打てなくなった時の対策

まずは、スライスという選択肢を持つ

私なら、スライスに切り替える。

フォアハンドも、結構スライスに切り替えて打つこと、ありますよ。

ロブやアプローチショットが主体になりますが、スピンよりも確実性があるし、ダブルスでも使える。

スピンがダメならスライス、でまたスコアに余裕が出て来たらスピンを打つ、という感じで準備しておくと良いでしょう。

下がった位置から、大き目に打つ

これも大胆な策ですが、ベースラインの後方、1メートルくらいまで下がって打つ。

打点は低くてOK、とにかく大きく打って、アウトするくらいのイメージで。

ネットから距離があるので、ある程度大きく打ってもコートに入るはず。

ビビってアウトが怖いなら、下がって打ってみるのも一つの手です。

ライジングショットに切り替える

ビビってしまうと、考え方も後ろ向きになる。

ボールが来ないで欲しいと思うから、下がったり打点が遅れる。

そうなるようなら、もうライジングショットに切り替えましょう。

先ほどは下がる、という策でしたが、今度は前に入る。

ベースラインよりも1歩前、ネット寄りに立って、相手から来るボールを下がらないで打つ。

ビビっている自分、を払拭していくイメージですね。

こういうちょっとしたポジションチェンジで、気分も変わるしスピンの調子も戻って来る可能性がある。

試してみて損は無いですよ。

   

基本は相手を気にしないこと

相手にビビる必要は、無い

相手にビビる必要は、全くありません。

テニスの試合、同じ会場、そこまで恐れる相手じゃないですよ。

良いボールを打たないといけない、と自分を追い込まなくてもOK。

いつも通り、しっかり練習のように打てれば何も怖く無いはずですから。

ビビって打てなくなったら、まず自分のショットに集中する。

それだけで良いんです。

相手はいないもの、だと考える

本当にストロークが入らなくなったら、私はこう考えます。

向こう側のコートに、相手はいない。

返して来るかもしれないけど、基本は人がいないと思って打つ。

普通のショットを打てば良いんだ、相手はいないんだから。

これくらい吹っ切れてみるのも、試合の現場では有りです。

ビビった時は、自己中心的に

テニスは相手がいる競技。

ですから、本来は相手に合わせて自分を変えること、が優先される方が試合に強い。

でも、ビビってスピンが入らない、全く上手くいかない時には、自己中心的になりましょう。

自分中心で、まずは調子を戻すことを優先する。

焦らないでいきましょう、試合の現場では。



どんな選手でも、どんなに準備をしても、スピンが入らなくなることはあります。

もう全然ダメ・・・な時に、自分はどうなっているのか。

ラケット面が下を向く、意外にも人それぞれあるでしょう。

ちょっと考えておくだけで、修正力は格段に変わって来ます。

ぜひ、意識してみて下さい。

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