ダブルス

相手の前衛の影響範囲は、相手によってかなり違うという事実

ダブルスの試合で、ここをしっかりと意識しておきたい。

「前衛」ほど、人やペアによってプレーが変わるポジションは無いでしょう。

動いて来るのか、基本動かないのか。

この目安を早めに決めて、しっかりとリスクマネジメントしていく。

ダブルスの試合、相手の前衛の観察から入ることが大事です。

 

相手の前衛の影響範囲は、相手によってかなり違うという事実

 


 

1.前衛で動いてくる人、は全体の3割くらい

私が大会で各試合を俯瞰してみたときに、全体の3割くらいでしょう。

しっかりとストレートを捨てて、勝負出来る前衛は。

ほとんどの前衛の方は、ほとんどのポイントで動かない。

だから、アナタ自身も楽にクロスにリターンして良い。

それが、何ポイント続いてから、ようやく動き出すという人がほとんどな気がします。

上のレベルの試合になれば、この確率はもっと上がって、動いてくる前衛が多いでしょうけど。

まず、動くのか、動かないのか。

それから、動くならどの辺りまで動けるのか、を見極めましょう。

 

2.ショートクロスを、触れるのか、触れないのか?

上手い前衛は、ここまで触って来る。

動き出しが早いから、ショートクロスのようなボールまで拾えてしまうんですよね。

自分としてはナイスショット、だと思ったボールまで、触られてしまうと結構辛い。

でも、ここは試合の早めに気付けるかどうか、が大事ですから。

当然、そこまで早く動くのであれば、ストレートに打って足止めをしないといけない。

相手前衛の実力、影響範囲、をしっかり見極めること、がアナタ自身の仕事です。

 

3.見極めたら、積極的にペアで共有しよう

「この前衛は、こんな感じだな」というのが掴めたら、ペアで共有する。

ペアでしっかり、どう攻撃していくのか、を共通認識で持っておくことが大事。

「あの選手、完全に捨てて動いて来るね」

「あの選手は、フェイントばっかりで動かないよ」

とか、こういう簡単な情報ですね。

ダブルスの試合、リターンは交互にリターンですから、自分だけの情報にしておくのはもったいない。

ぜひ、積極的に相手について話す、確認するを意識してみて下さい。

 

4.前衛との勝負、をリターンとして挑んでいこう

私はいつも、この気持ちでダブルスの試合は入ります。

前衛との勝負に、負けない。

相手サーブがどんなに良くても、駆け引きでは前衛に勝つ、絶対に凌駕するんだという気持ち。

触らせても良い、とにかく「精神的に上手を取られる」ことだけは、避けたい。

だから意識するのは、常に先手。

「ここは取れる?」

「ストレートリターンは、どうやって処理するの?」

というメッセ―ジをリターンで送って、観察する。

これだけで、もう前衛に負ける気はしなくなります。

ダブルスの試合、リターン側の選手が戦うべきは、まず相手の前衛ですからね。

 

人によって、大きく違うということ。

ですが、何も恐れる必要はありません。

動いてくるならストレート、動かないなら積極的にクロスにチャージ、が基本ですから。

前衛に対して、常に試合では問いかけていくことが大事です。

「アナタは、どこまで動ける前衛ですか?」と。

ピックアップ記事

  1. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!
  2. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  3. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  4. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える
  5. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    見せかけIフォーメーション、効果は絶大

    ダブルスでサーブからのフォーメーション。これは、難易度が高いと…

  2. テニス フットワーク

    ダブルス

    ミックスダブルス必勝法は、「序盤で女性が相手の男性に向かっていく」ことに尽きる

    テニスの試合、基本は「やられたら嫌なこと」から考えてみる。そう…

  3. テニス メンタル

    ダブルス

    「女ダブはこういうもの」が、アナタを弱くする

    女性の読者のみなさんの中には、熱心にダブルスに出ていらっしゃる方も多い…

  4. テニス 環境

    ダブルス

    相手2人が下がる「2バックの陣形」になったときに、必要な意識4つ

    ダブルスの試合、自分たちが準備していないと困ること。それは、パ…

  5. テニス ダブルス
  6. ダブルス

    落ち込んでいるパートナーに、何が出来る?

    ダブルスの試合で、ペアの調子が悪い。自分でも自覚しているから…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    練習メニュー

    両手バックハンドストロークを安定させるのに、効果的な「変則ショートラリー」練習と…
  2. テニス サーブ

    サーブ

    相手に読まれにくいサーブ、ってどんなサーブだろう?
  3. テニス ダブルス

    練習メニュー

    愚痴ばかり言ってくる部員がいるなら、一度対案を出させてみれば良い
  4. テニス ボレー

    リターン

    シングルスの試合でのリターン必勝法、コレでいきましょう!
  5. テニス ドロップショット

    ボレー

    「強く打ち込む雰囲気」を相手に見せれば、ドロップボレーは8割完成
PAGE TOP