戦術

その場になって考える、ではいつまでも試合で後手に回る

試合になって、頭が真っ白になってしまう。

これって、やっぱり「その場でしか考えられていない」からなんです。

テニスは、自分の手元でボールを止めることが出来ない競技、ですからね。

常に考えて、結論を出してボールを打つ、という回転を速くしていかないと試合では良いショットが打てません。

 

その場になって考える、ではいつまでも試合で後手に回る

 


 

1.テニスが上手い人は、考え方もシンプル

毎回、ある程度同じように、お約束のショットを打つ。

だから安定するし、決断も速い。

テニスの試合でなかなか結果が出ない人って、打つコースをギリギリまで迷っている人が多いように思います。

結論が出ないままに打っている、人も多い。

もっと考え方をシンプルにして、自分の中で整理しておくと良いと思いますよ。

準備で全ては変わるし、これが無いとショットの精度は絶対に上がっていきませんから。

 

2.相手が打つ前に、結論を出しておく

ある程度、決めて待つ。

フォアに来たらこう、バックに来たらこう、で良いと思います。

リターンからこの意識、は大事にしておきたいんですよね。

頭が整理出来なかったら、一旦ポジションを離れて間を空けても良い。

テニスは、相手が打ってから考えても絶対に間に合いません。

どこかで、先回りする感覚を養わないとダメですよ。

 

3.ポイントシチュエーションも、先手を打っておく

特に、ゲームポイントですね。

30-40や、40-30のような時に、どんなプレーをするのか。

予め決めておいて、その場の雰囲気で決断する。

私は、30-40の場面では、シングルスでもダブルスでも前に出ると決めています。

その方が相手は嫌だろうし、落としても40-40、デュースだから大丈夫。

自分がサービスゲームの40-30なら、絶対にファーストをバック側に入れて、これまた前に出る。

サーブ&ボレー、の形はやっぱり自分が一番得意なので。

こういう感覚、をみなさんもぜひ試合前に準備しておいて欲しいんです。

 

4.その場で考えるなら、せめて相手のことについて

もう、自分については考えない。

試合前にあらゆる考え、を終えておきましょう。

試合に入ったら、もう相手のことだけを考えるようにしたいですよね。

得意なコース、苦手なショットは何なのか。

頭はそっちで使う、だから先手が取れる。

後手に回っている時って、ほとんどが「自分について」考えている時なはず。

テニスの試合、現場で考えるなら相手のことについて、でしょう。

 

その場で考える、ことが必要な場面もあります。

でも、それはあくまで直感で「待てよ、準備してた感じだと危ないかも」という方向転換の時ですね。

何も無い状態からオンコートで考え出しても、時すでに遅し。

練習の時から、しっかり試合を想定して準備していきましょう。

ピックアップ記事

  1. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…
  2. 「HEADのボールって、実際どうなの?」の質問にお答えします
  3. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  4. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  5. 【少人数制】4/21(月) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 …

関連記事

  1. テニス スライス

    戦術

    準備とは守りではなく、武装である

    準備の重要性について、何度も書いて来ましたが、改めて。その背景…

  2. テニス メンタル

    戦術

    トップ選手ほど、自分を変化させることに貪欲だから強い

    今朝の錦織選手の試合、ご覧になった方も多いと思います。見事にベ…

  3. 戦術

    相手は強いんじゃない、合っているだけ

    試合で対戦したときに、強さを感じる相手。自分が必要以上にプレ…

  4. 戦術

    窮地の中に、未来はある

    昨日の錦織選手の試合、ご覧になった方も多いと思います。前日ま…

  5. 戦術

    強い人は、ただ〇〇なだけ

    この〇〇に、みなさんはどんな言葉をイメージしますか?もちろん…

  6. テニス メンタル

    戦術

    「とにかく、試合で何をしたら良いか分からない」人は・・・?

    試合に出ると、頭が真っ白になる。何をしたら良いのか分からない、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    その他

    錦織選手の実力について、アナタはしっかり「自分の意見」を持てているだろうか?
  2. テニス 試合

    練習メニュー

    大人になっても平気で練習に遅刻する人は、最高にダサい
  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合で、「ポイントを獲り切る」イメージが湧かない人は、どんなイメージを…
  4. メンタル

    「意外性の高いショット」は、ポイントをリードしているときに
  5. 戦術

    試合中に、ボーッとしてしまう…
PAGE TOP