戦術

テニスの立体化改革、2020年

目次

みなさんは、今年をどういう年にしていきたいか。

ぜひ、テニスのプレースタイルの面でも、ご自分で考えて指針を決めて欲しいと私は思います。

出来る、出来ないの話の前に、試合に勝つ為に何をプラスアルファしていけば良いのか。

私自身も、自分のテニスについて年始から考えておりました。

そこで自分の中では、「改めてこれだな」と思えるテーマが見つかりました。

あくまで私の目標であり指針ですが、みなさんにもお勧めです。

テニスは時代と共に、大きく変化していくスポーツ。

新しいチャレンジ無くして、成長無し、です。

 


 

平面から、立体へ

見えない所が、見えるかどうか

みなさんもテニスをしていて、聞いたことがあると思います。

コートを立体的に使おう、縦に使おう、という話。

私は、最近のATPカップの試合を観ていてすごく感じます。

この差が、そのまま実力差となりスコア差、になってるんじゃないかと。

典型的な作戦で言えばドロップショットを使う、ショートクロスで相手をコート外に走らせる、というのがありますよね。

これを効果的に使える選手が、強い。

使える選手は、「相手の手前のスペース」が見えてるんです。

狭いと感じるのか、広いと感じるのか

自分のテニスの調子が悪いときは、相手コートが狭く感じる。

逆に調子が良い時には、広く感じるのがテニス。

テニスコートはご存知の通り縦に長いですから、この縦のスペースをどう使えるかが鍵になります。

プロ選手の試合でも、縦に相手を動かすと一気に状況が変わり、リズムも変わる。

この変化を自分から付けられる選手こそ、私は2020年も活躍出来る選手だと思います。

何も、プロ選手に限った話ではなく、ですね。

下がった相手に、深く打っても…

意味は無いですし、そこまで動かせていないのでミスも誘えない。

ベースラインから1メートル以上下がっている相手に、深いボールは脅威になり得ない。

でも、結局それしか打てない、そこの打ち合いで勝負しているような方がまだまだ多いように感じます。

そのストローク戦で主導権を握りたい、その気持ちは分かりますが…もう、そこに大差は付かないような気がします。

私たちはどんどん、テニスを立体化していく。

相手を前に引っ張り出す、自分も前に出る。

この縦の変化を自分から興していけるようなテニス、一緒に2020年は目指しませんか?

ドロップ系のショットを、阻むもの

まず、練習が難しい…

と、思いませんか?

普段の練習の中で、ドロップショットを打つのはなかなか難しい。

ラリー練習の中で、いきなり打ったら…なんだか雰囲気を壊してしまいそうで。

テーマを決めて、「どんどん使う」という雰囲気なら良いですが、テニススクールやサークルでは、難しいですよね。

この壁が、まずテニスの練習の中ではあります。

そして、練習出来ていないことは試合で使えない。

使わないから、イメージも湧き辛いという悪循環。

ここを、自分の中でどう打破していくか、です。

試合から、使っていこう!

練習で打ち辛いなら、もう試合で使ってみる。

私は、これはものすごく有りな考え方だと思います。

試合で有効だと気付く、だからこそ、これは何としても練習したい!と自分で思えたなら。

きっと、世界は変わっていきますよ。

良いじゃないですか、普段の練習から「ドロップショットをどんどん使うテーマでいこう」と提案してみれば。

打たれる側も、すごく良い練習になりますよ。

練習の中からテニスコートを立体的に使う癖が身に付けば、テニスは変わります。

見えないモノ、見えなかった穴、が見えてくるようになるから、強くなれるんです。

使わないと、何も始まらない

みなさんの周りを、よく見てみて下さい。

強い相手、上手い選手は、必ず相手を前後に動かしていると思います。

それはもう、サーブやリターンから「少し浅め」を狙っていることもありますし、そこで動かしてミスを誘う。

相手は、気付いていないかもしれないですね。

自分自身が、ミスを引き出されている、立体的なテニスで動かされていることに。

みなさん自身が、相手を動かす側になれるかどうか。

使ってみないと、何も始まらないですから。

使うとなったら、もう徹底的に使う。

それくらいやってみて、初めて感覚が身に付くと思いますよ。

それでも難しい!と思う方は…

まず、自分がしっかりネットに詰めてみる。

そこで打てば、成功イメージも湧きやすいです。

ネットと自分との距離が遠いと、心理的なハードルが高いですからね。

これを何とか、変えていく。

その為には、まずネットに詰める機会を増やしてみて、ボールが来たら前に落とすと決めておく。

この決断から、テニスは立体的になります。

見えないところが見えるようになるって、楽しいですよ。

私は、自分がより周りと差を付けていく為に、試合で勝てるテニスにする為に、ここにはこだわりを持って練習していくつもりです。

一緒に、頑張りましょう!

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