戦術

自信とは、自分で作り出していくもの

長らく更新が止まっておりまして、失礼致しました。

このお盆の期間で、私はインカレ観戦、母校の練習参加等、足を運んでおりました。

そこで、改めて感じたこと。

テニスの試合で勝ちたい、頑張りたいと思っている私たちにとって大切なこと。

きっとみなさんも、どこかで感じていることでしょう。

自分に、もっと自信が欲しい。

その為には、何が必要なんでしょうか?

自信とは、与えられるものではない

試合を観ていて、気付くこと

学生トップレベルの選手たちでも、観ていて分かります。

「あ、今この子は自分を信じ切れていないな」と。

ちょっとした不調、サーブが入らない、ダブルフォルトが続く…。

こういう時に、どういう表情、態度で、どういうプレーが選択出来るのか。

周りから客観的に観ていると、よく分かります。

テニスは、自分がどれだけ自信を持てるのか、が試合結果に大きく影響しますから。

大事なポイント、の場面でこそ

本当に、大きいなと感じました。

大事な場面、ここが試合の勝敗の分かれ目という場面で、どういうプレーが選択出来るのか。

テニスは、誰か監督の指示で動く訳ではないですからね。

自分で全て、選択してやり切る競技。

大事な場面で、自分の自信を力に変えていける選手が、最後は強い。

そう、ちょっとした実力差や実績、シード順位なんて簡単に覆してしまうだけの力を、「自信」は持っているんです。

自分で作らないと、誰も与えてはくれない

では、その試合で使える自信、核となる自信は、どうすれば身に付くのか。

ジュニアからの経験?

試合での結果、実績?

もちろん、それも結果としてはその人の良い自信になっていく場合もあります。

でも、私はそういう自信だけだと、すごく脆いと思うんですよね。

自信とは、自分で決めた行動を積み重ねて、自分自身で作り上げていくもの。

普段の練習から私生活まで、自分で決めた意志のある行動をコントロール出来ているかどうか。

そうやって自分で作り上げないと、本当の自信って身に付かない。

そう、大事な試合の、大事な場面で崩れないプレーは出来ないと私は思います。

ちょっと極端な話ですが…

最近の私は、自信があります

あまり練習は出来ていないですが、実は結構、今の自分のテニスには自信があります。

なぜなら、自分の行動が変わってそれを積み重ねているから。

YouTubeの更新があるので自分よりかなりレベルが高い人のショットを受け、それを動画に編集するというのを、毎日続けていますから。

そりゃ、自信にもなります。

今までの試合に出ても、「まぁ、あのプロより凄いサーブは無いかな」と、どこかで思えますしね。

ちょっと極端な例ですが、こういう「自分の環境を変えて、事実を積み重ねる」というのはすごく大事です。

私だけでなく、みなさんご自身でも、まだまだ出来ることはたくさんあると思いますよ。

まず、武器を使おう

でも、なかなか強い人との練習だと自分のプレーが出来ないですよね。

すごく、分かります。

でも、そこで引いてしまっては自信も何も生まれない。

まず、自分の武器を使いましょう。

すぐに通用しなくても良いんです、練習からしっかり、自分の武器を使うことが大事。

そこで上手くいったパターン、イメージを、徹底的に良い状態で持っておく。

こういう作業をしないと、自信って生まれないと思いませんか?

メンタルは、自分で積み上げる、作る。

だからこそテニスは楽しいし、その部分が試合で大きな差になって出て来ると思いますよ。

試合は本当に、ちょっとした自信の差

これが、結果的に勝敗になります。

1セットマッチの試合なら、もう本当ちょっとした1ポイント、自信を持ってプレー出来るかどうかです。

取れそうで取れない、どこか粘り負けしてしまう人は、試合中の自分の思考を思い出してみて下さい。

それを変えていくには、どうすれば良いのか。

必要なのは、積み重ねの作業、それから環境を客観視してみることです。

自分自身が、自信を作り上げていけることが、出来るのかどうか。

テニスの試合で、痺れる試合を勝ち上がりたければ、これが大事です。

自信を持って、最後は攻める

試合の中で、これを強く意識しましょう。

自信を持って、攻める、最後は攻め切る。

良いんです、それで結果的に自分のミスになったとしても。

日々積み上げてきたものを、自分で信じられてプレー出来たなら、それは成功体験ですから。

最後に攻め切れない、狙えないテニスで試合が終わるなんて、悲しいじゃないですか。

もう、私たちの戦いはこの月曜日から始まってます。

秋の大会シーズンに向けて、一緒に頑張りましょう!

ピックアップ記事

  1. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  2. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!
  3. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著
  4. 会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ
  5. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…

関連記事

  1. テニス 準備

    戦術

    「失敗しても良いから」の言葉を、勘違いしてはいけない

    みなさんから頂いたアンケートを熟読させて頂いていて、一つの言葉が気にな…

  2. テニス メンタル

    戦術

    崩して満足、だから試合に勝てない

    テニスは上手そうなのに、試合で結果が出ない人。みなさんの周りで…

  3. テニス ストローク

    戦術

    「コイツは、いつ試合しても変わって無いな」と思われた時点で、アナタの負けです

    皆さんが試合をする相手は、どんな相手でしょう?草大会やオープン…

  4. テニス ポジショニング

    戦術

    相手を後ろに下げて「自分はコートの内側」というポイントを、試合ではたくさん作ろう

    試合の中で、ぜひ意識して欲しいポイント。ポイントが終わった時に…

  5. テニス 並行陣

    戦術

    試合後半で相手が攻め急いでるときは、体力切れを起こしている可能性大

    試合の後半、疲れてきても・・・・ぜひ、冷静に相手を見て欲しい。…

  6. テニス ストローク

    戦術

    売られた喧嘩を、安易に買ってはいけない

    もちろん、テニスの試合の中で・・・です。本当に勝ちたい試合、お…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. シングルス

    シングルスの試合で「相手を後ろに下げるストローク」が打てたときには、迷わず前に詰…
  2. テニス サーブ

    サーブ

    テニスの試合で力んでサーブが入らないときは、ほとんどが「上から押さえ込み」過ぎて…
  3. テニス 環境

    その他

    「自分に欠けている点」を把握した時点で、それは短所では無くなる
  4. テニス ストローク

    フットワーク

    西岡選手は自分の武器であるフットワークを、「小さなテイクバック」で活かしている
  5. 日々の雑記

    球数制限、テニス選手にも必要
PAGE TOP