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「何を教わった?」よりも、「何に気付いた?」で子供は変わる

目次

読者のみなさんの中には、自分のお子さんにテニスを教えている方も多いようです。

または、陰から支える、話し相手になるような形でサポートしている親御さんもいらっしゃるでしょう。

今回は、「何をアドバイスすれば良いのか、自分は経験者でないので分からない・・・」という声をいくつかいただきましたので、お答えしたいと思います。

答えは、シンプル。

答えを提示してあげる必要なんて、私は無いt思いますよ。

 

「何を教わった?」よりも、「何に気付いた?」で子供は変わる

 

1.「教わるテニス」では、試合に勝てるようにはならない

ある一定のレベル、までは上達しますし、勝てるようになるでしょう。

でも、本当に県内でトップを狙う、全国大会に出たいと本人が願っているなら、「教わるテニス」では難しい。

それは、きっと親御さんとのコミュニケーションでも一緒だと思います。

良くも悪くも、日本でテニスが出来るという学生は恵まれていますから。

自分のことを気にかけてくれる、指導してくれる、サポートしてくれる人はいる。

おのずと、受け身になりがちですよね。

「教わるテニス」は、その中で自然にあるもの、と子供たちも思っている。

でも、それだけじゃ試合で必要なタフさ、は身に付かないでしょう。

 

2.教わっているだけだと、物事に気付けない

遊びの中で、「あ、こうすれば良いんだ!」と気付く。

単純作業の中で、「こうやれば速く出来る!」を発見する。

テニスだと、これが難しいんです。

教わるだけだと、その教わったことが最高の方法なんだ、と認識してしまうから。

それに、厄介なことにちょっとでも違うこと、はその教わった人の前では出来ないですからね。

こういう縛られた環境、にいる子供のテニスは、どこか窮屈。

ぜひ、親御さんであるみなさんは、「何を教わったの?」ではなく、「何に気付いたの?」というスタンスで。

見守りつつも、本人たちの感覚や主体性を育てていくようなパートナー、になって欲しいんです。

 

3.自分で気付いたこと、は必ず出来るようになる

誰だって、自分で気付いたことが上手くいけば、嬉しいし楽しい。

また新しいこと、に気付きたくなるんですよね。

そうなると、テニスにも研究心が生まれる。

研究心が生まれれば、色々な物事を客観的に見て判断出来るようになるはず。

何かに気付く、自分の感覚に自信を持てるようになれば、人生は変わります。

逆に、人から教わらないと正解が分からない、答えが出せないような人は、きっとテニスコートを離れても人生つまらないかも知れません。

せっかくテニスを始めた訳ですから、そのテニスを通じて自分自身、に気付いて欲しい。

それは、子供だけじゃなく大人になってから、でもそうなんですけどね。

 

4.そして最後に、「テニスが与えてくれたこと」に気付いて欲しい

親後さんや周りの大人に、「自分で気付くこと」の重要性を教わって育った人は、きっと最後に気付きます。

テニスが、自分の人生に何を与えてくれたのか・・・ということを。

そして、自分にテニス一つあって、本当に良かったなと感じることが出来ると思います。

テニスを教わるだけ、だった人は、もしかしたら大人になったら苦痛でテニスから離れてしまうかも知れませんね。

それでは、本当にもったいない。

繰り返しますが、テニスのある人生は、きっとアナタ自身の仕事やプライベート、人生そのものを充実させてくれるはず。

それくらい、テニスはたくさんの気付きを私たちに与えてくれます。

テニスを頑張るお子さんをお持ちの親後さんには、ぜひそういうマインドを、長い目で育んであげて欲しい。

というのが私の願いです。

 

基本的には、質問して考えてもらう。

私自身、テニススクールのコーチ時代のスタンスと何も変わりません。

もっと言えば、大人のクラスでも子供のクラスで、教え方や生徒さんとのコミュニケーションは一緒でしたね。

「私の意見の前に、まずアナタはどう思いました?何を感じました?」と、まずは質問から。

随分と、最初は煙たい顔をされたものです

でも、アナタの出した答え、が答えで良い。

私はこれからも、ヒントを提示することでみなさんの気付き、を後押ししていきたいと思っています。

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