ロブ

風が強い中でのロブ、どうやって使おう?

テニスコートって、高台に多い。

そう感じるのは、私だけでしょうか?

春や秋の大会シーズンは、風が強い中での試合が多いような気がします。

だからこそ、コレを身に付けておくこと。

相手と差を作って勝つには、風を制することが大事です。

 

風が強い中でのロブ、どうやって使おう?

 


 

1.風下、風上を把握する

これ、当たり前のようで意外と出来ない人が多い。

しっかり冷静に、風の向きを確認する。

斜めから吹く場合もあれば、向きが変わることもあるでしょう。

ですが、「今自分は風下なのか、風上なのか」は、把握しておくこと。

ロブを打つにせよ打たないにせよ、これは大事なポイントです。

 

2.風上、の方が楽そうに見えて実は・・・

大変だと思います。

自分が打つボールが、風に乗ってすぐにアウトしてしまいますから。

風下は、ちょっと強めに打つくらいで良いから楽なんですよね、しっかりラケットを振れますし。

ですので、ロブもこの考え方が大事。

風下からは少し大きめ、アウトするくらいの意識で打つ。

逆に風上からは・・・どうでしょう。

私は、基本はあまり打たない方が良いと思います。

打つなら、低めの中ロブ、にしたいですね。

風が影響を受けるのは、地上から4メートルくらい上、が目安でしょう。

 

3.「風が強いからロブは打たない」が一番ダメ

風下からは強く、風上からは低く鋭く。

これがロブの基本。

風があるから怖くて使えない、という方がいますが、それはもったいない。

だって、相手だって風に乗ったロブ、戻されるロブは嫌なものですから。

スマッシュミス、してくれる可能性が高い。

なかなか、動くロブをスマッシュで打つなんて練習していないですからね。

相手をはめる、のにはもってこいなんです、風が強い日のロブは。

考え方次第で、すごく試合を助けてくれるのが風の力です。

 

4.やることは、大きくは変わらない

意識は変えますが、やることはそんなに変わらない。

しっかりロブを使う、のが私たちの試合の戦い方ですから。

ここをまず、大前提として試合に入る前に確認する。

風が強い中では、より相手に触らせる意識が大事ですね。

それから、もう一つ。

風上から慌てて上げるロブ、これだけは打たないように。

飛距離が出て、アウトするのがオチです。

相手からプレッシャーを感じても、自分が風上に立っているならロブは打ち上げない。

まず入らない、と思った方が良いでしょう。

 

風をしっかり使う、これもテニスの実力のうち。

最近はインドアコートが増えたせいか、風に強い選手、ダブルスペアは減っているように感じます。

だからこそ、みなさんはチャンス!

ぜひ、屋外でも積極的に練習して、風使いになっていきましょう!

ピックアップ記事

  1. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  2. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  3. テニス関連の記事は note へ
  4. ストローク練習機「ピコチーノ」は、素振りの質を高めてくれるはず
  5. Note はじめました

関連記事

  1. ロブ

    後衛にバックボレーでカットさせる、のがダブルスの試合でのナイスロブ

    ダブルスの試合、どんなレベルでも有効な作戦。それは、こういうロ…

  2. テニス スライス

    ロブ

    なぜ、アナタのロブは試合で安定しないのか、を解説します

    試合で、なかなかロブが入らない、安定しない。こうなると、もう強…

  3. テニス コントロール

    ロブ

    ロブを追いかけて一度落とす時には、並行して走ってると一生間に合わない

    「そんなの、誰だって知ってるよ・・・」という、テニスの基本。こ…

  4. テニス ボレー

    ロブ

    強そうな相手ほど、実はロブが効く

    見るからに強そう、体格も良い。そんな相手が対戦相手になると、ち…

  5. テニス リターン

    ロブ

    試合で使えるロブは、コートの1メートル内側の落とす感覚で良い

    試合で使えるロブ、みなさんもう一度イメージしてみましょう。綺麗に抜…

  6. ロブ

    ロブが上がると消極的になる、ではトーナメントで勝ち上がれない

    試合の中で、相手からロブを打たれる。この時の反応で、実は強い相…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. その他

    試合に強い自分になりたければ、「体力テニス」は避けて通れない
  2. テニス メンタル

    メンタル

    「またお前が相手かよ・・・」と、同じ対戦相手との試合は繰り返される
  3. 戦術

    相手が奪う時間に、付いていく
  4. テニス ストローク

    ストローク

    「厳しいドロップショットは、取れなくても追うこと」で相手にプレッシャーをかけるこ…
  5. テニス メンタル

    練習メニュー

    「出来ない」のではなく、「やっていない」だけ
PAGE TOP