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試合でどうしても頑張りたいのに、くじけてしまいそうな時・・・ありますよね。
そんなときに、皆さんはどうやって自分を鼓舞してますか?
色々な方法があると思いますが、私が試してきて一番効果があったのはこれ。
自分の一番悔しかった思い出を、コントロールして蘇らせるんです。
「思い出せる悔しい記憶」を、アナタは持っているだろうか?
1.高校2年生の夏、先輩の引退試合での記憶
私が高校2年生のときに、インターハイ予選があってダブルスを1つ上の先輩と組んで個人戦に出ていました。
団体戦はもう敗退していたので、個人戦が負ければ3年生は引退。
だからこそ、「少しでも長く、先輩と一緒に試合したい・・・」と思って頑張りましたが、あえなく敗退。
その瞬間も、もちろん悔しかったのですが・・・「気にすることは、無いよ」と言ってもらって、そのまま会場から帰宅することに。
私が試合会場から帰りのバスに乗ろうと思ったその時、更衣室にタオルを忘れたのを思い出して、戻ってみたら・・・。
更衣室の一角で3年生の先輩が集まって、そのペアの先輩が泣いているのを慰めている光景を見ることに・・・なってしまいました。
2.悔しい光景は、いつでも思い出して良い
悔しいと同時に、恥ずかしい。
結局タオルなんてどうでもよくなって、そのまま私も泣きながらダッシュで帰りました。
あの後の記憶はよく覚えていないけど、「どんなに悔しくても、試合は元通りにならない」ということを学んだ試合。
悔しいと思うなら、なんでもっと普段からしっかり練習しなかったのか。
先輩を勝たせること、が出来なかったのか、自分は本当に出し切ったのか。
悔しい記憶は、いつでも思い出せる。
そして、今自分の目の前の試合、目の前のポイント、どうしても頑張りたいときには「あの時、あの試合があったから、今があるんだ」と思えてくる。
きっと皆さんも、そういう経験はあるはずです。
3.悔しさに、フタをしてしまわないように
どう取り繕っても、悔しさは消せない。
テニスの試合に出ている以上、それは「テニス選手だからこそできる、経験」なんです。
そして、本気で向かっていく自分にいつでも「変身」出来るように、記憶をよみがえらせるように準備しておくこと。
私はいつでも、あの更衣室の光景を鮮明に思い出すことが出来ます。
だから、目の前の試合をまず頑張ろう、と。
「そんなの、何回もやってると効果無いんじゃないの・・・?」と思う方もいるでしょう。
そんなことは、ありません。
でも、もし効果が薄れてきたら別な記憶でも良い。
悔しい経験なんて、1つや2つ、じゃないでしょうからね。
悔しさを感じることって、アナタの財産です。
これは、教えて身に付くものでもない。
本人が「悔しい!テニス上手くなりたい!」と思わない限りは、正直このサイトを観ていても何も得るモノは無いでしょう。
だって、完全無欠で何でも出来る人か、負けても勝っても、感情のレベルが同じ人、な訳ですから。
前者なんて、いない。
悔しい想いを抱いて、苦しみながら戦っていく。
それがテニスというものです。
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