ボレー

ポーチに出られない、並行陣のファーストボレーのコツ

ダブルスの試合、並行陣で戦う上で必要なこと。

相手のレベルが上がってくれば、そう簡単に並行陣すら作らせてはもらえません。

ファーストボレーを、しっかり狙ってポーチに動いて来ますからね。

このプレッシャーを制してこそ、ダブルスの試合に勝てるというもの。

ファーストボレーは、ただ深く返せれば良いというものではありません。

厳しいようですが、それは出来て当然。

いかに、相手のポーチに捕まらないか、を考える必要があるでしょう。

相手の立場になって、考えてみる

いつもテニスは、これが必要

今回も、ここから考えていきましょう。

相手だったら、何が嫌なのか、何をしたいと考えるのか。

サーブ&ボレーで並行陣で来る相手、普通なら、その陣形を作らせたくないと考えますよね。

リターンを沈めて、前衛がポーチで決めたい。

プレッシャーをかけて、出来ることならサーブ&ボレー自体諦めて欲しい。

こう考えるのが、自然なはずです。

ボレー対ストローク、ストローク側が基本は不利

もちろん、状況やスタイルに寄ります。

ですが、基本は良い形で入れたらネットに出ている選手が有利。

テニスでも、並行陣をしっかり取れて相手の後衛がベースラインでストロークを打つ、という場面を作れれば有利。

相手は、これをさせたくない訳です。

ですから、ファーストボレーを捕まえに来る。

でも当然、動けば隙が生まれるのもまたテニス。

しっかり、相手の立場になって考えれば、必要な戦術は見えて来るでしょう。

奥さずに前、並行陣へ!

基本のスタンスは、曲げないでいきましょう。

良いリターンが返って来ても。ファーストボレーで動かれても。

あえて雁行陣で戦うポイントはあっても良いけど、基本のスタンスは変えない。

変えないで、しっかり前で戦う姿勢を貫く。

その上で、相手が考えている「並行陣を取らせないぞ!」という姿勢を、利用していけば良いんです。

ポーチに捕まらない、ポーチのコツ5か条

1.浮かないボレーに調整する

ファーストボレー、深く、深くと意識し過ぎるのは危険です。

その弾道だと、ポーチに出られやすい。

相手の前衛からすると、「この選手の弾道は、高い」と思われたら自信を持って出られます。

出来るだけ、ネットの上50cm以上は浮かないように。

逆に浮かなければ、ポーチに出られてもそう簡単に決められることは無いでしょう。

2.半分をストレートに流す

これは、試合の序盤で見せておきましょう。

ファーストボレー、当然クロスが基本ですがストレートにも打つ。

流す感覚で、前衛にも配球しておく。

そうすると、当然前衛は自分のポジション、ストレートを守りたくなってくれる。

多少厳しい、沈められたボールでも丁寧に配球しておくことで、相手の前衛を足止め出来る。

クロスへのファーストボレーのコースも空いて来るでしょう。

3.スライスをかけ過ぎない

これも、よくあるケースです。

スライスショットは、ストローク同様にボレーもポーチに出られやすい。

特に下から持ち上げるようなスライスは、ラケット面が相手にもよく見えるので、非常に危険です。

スライスをかけること自体は悪くないですが、ボールが浮かないように、スライスをかけ過ぎないように意識していきましょう。

腰のあたりの高さのボレーは、フラット気味に押し込んでいく方がお勧めです。

4.早めにスプリットステップ

どういう相手だと、ポーチに出られやすいのか?

それは、一言で言えば余裕が無い相手ですよね。

並行陣、サーブ&ボレーでもステップが遅れて余裕が無い相手は、前衛に捕まりやすい。

ファーストボレーがコントロール出来ていないような感じに見えると、どんどん相手は動いて来ます。

こういう時には、少し早め、サービスラインの手前で止まってボレーで中に入っていく、ようなイメージでいきましょう!

5.必殺のロブボレーを準備しておく

それでも、相手のリターンが上手い、合っているような時は厳しいでしょう。

足下に鋭く打たれる、その中で相手の前衛をかわすのは至難の業。

であれば、ロブボレーで相手の前衛の頭上を狙うという選択肢を持っておきましょう。

ラケット面を作れば、良い角度で飛んでいくロブボレー。

深くクロスにファーストボレーが難しいような場面でも、このストレートへのロブボレーなら打てる、という感覚が持てると並行陣では強いです!

強気に、だけど丁寧に

これがしっかり、出来ていれば大丈夫。

相手前衛に動かれても、自分が丁寧なプレーをしていれば何も恐れることはありません。

ボールが浮いていなければ、そう簡単には決められないですから。

それよりも、一番怖いのは相手のプレッシャーに恐怖を感じ、前に出る出足が鈍ること。

ファーストボレーの工夫、並行陣では大事です!

ピックアップ記事

  1. 「HEADのボールって、実際どうなの?」の質問にお答えします
  2. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!
  3. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  4. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選
  5. フットワークを磨きたい!なら、足指トレーニングは欠かせない

関連記事

  1. テニス ポジショニング

    ボレー

    シングルスの試合で使えるネットプレーは、「相手を左右に走らせるだけ」で充分なケースがほとんど

    ネットプレーは状況によって求められるものが大きく違う。特にシン…

  2. テニス ダブルス

    ボレー

    「ココに飛んだら、GO!」というサイン

    ダブルスの試合で、前衛で動ける人は無意識にコレが出来ているのかも。…

  3. テニス 攻撃

    ボレー

    フワッと浮いたボールを詰めてボレー、足から合わせていけばミスが減る

    ネット近くに、フワッと浮いたようなボレー。これをしっかり決める…

  4. テニス ストローク

    ボレー

    ネットから遠いから、ドライブボレーが効果的

    試合で使える、実戦的なショット。私は、このドライブボレーはぜひ…

  5. ボレー

    試合では、ランニングボレーが基本なのに・・・

    ボレーを練習していても、試合で使えない人。もしくは、ミスしてし…

  6. テニス リターン

    ボレー

    ボレーの試合で「速いボールに対しても、安定感あるボレー」を継続する為に気を付けたい、手首の角度とは?…

    安定感のあるボレー、試合で使えるようになると「ネットに出よう!」という…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. フットワーク

    「バウンド地点を追いかけろ!」テニスの試合ではボールを追いかけることが受け身にな…
  2. テニス センス

    メンタル

    テニスの試合で最初に得たマッチポイントは、「慎重かつ大胆に」攻撃していく意識で遂…
  3. ストローク

    「ショットが飛ばない時は・・・?」テニスのストロークで重要なポイントはボレーにも…
  4. テニス ストローク

    ロブ

    走らされた後のロブ、の深さが大事
  5. テニス 部活

    練習メニュー

    高校からテニスを始めても「上達して強くなる」為に、必要な意識4つ
PAGE TOP