テニス知識

伸びるボールが打ちたいなら、ガットを緩めに調整が基本

ボールの飛びを、ガットで調整する。

これ、意外と頭に無い方が多いですよね。

みなさんが思っている以上に、テニスにおいてガットって大事。

ボールと自分が接することが出来る、唯一の部分ですからね。

しっかり考えて、準備して、投資しましょう。

 

伸びるボールが打ちたいなら、ガットを緩めに調整が基本

 


 

1.ガットは贅沢に、しっかり投資しよう

私は、ガットだけはケチらない方が良いと思ってます。

普段のプレーで切れない方でも、3ヵ月に1回は張り替える。

これを習慣にして頂くだけで、私はテニスがかなり「上達」すると思います。

確かに、ガット代と張り替え代を合わせると5,000円前後かかりますから、負担は大きい。

でも、それで良いプレーが出来る、上達出来るなら、私は必要な投資だと思います。

打てれば良い、じゃダメ。

自分の良い感覚で打てて、上達していく、そのためのガットのカスタマイズの基本を考えていきましょう。

 

2.「硬め」に貼り過ぎてませんか?

私が気になるのは、この部分。

「もっとボールに伸びが欲しい!」という社会人、シニアの方が張っているガットのテンションが高い方が多いような気がします。

標準が55ポンドくらい、という意識がある方も多いと思いますが、これは少し硬めでしょう。

あくまで私の感覚ですが、最近のマシンで55ポンド、これは一昔前のガット貼り機の58ポンドくらいだと思います。

これくらいパリっと張ると、ガットがたわんでくれないのでボールが伸びない。

少し緩めに張っておく、これでアナタのテニスは変わります。

技術を変えることも大事ですが、ギアに無関心になってはダメ。

ギアのカスタマイズも、実力の一部、いや大部分です。

 

3.コーチ任せは、卒業しよう!

ガットは全部、コーチ任せ・・・は、卒業しましょう。

何より大事にして欲しいのは、アナタ自身の感覚なんです。

「何ポンド落としたら、これくらい違うのか」というのを、感じて欲しい。

感じないと、テニスは上手くなれません。

それくらい、テニスってガットで変わりますから。

多少の失敗は、必要ですよ。

投資していくことで、学べることがテニスではたくさんあります。

もちろんコーチからアドバイスをもらったりすることはあるでしょうが、決めるのはアナタ自身です。
 



 

4.技術はギアで、カバー出来るのがテニス

例えばゴルフでも、距離によって打つ道具を変えますよね。

テニスは基本は1本のラケットですが、アナタ自身がどういうプレーをしたいのか、が大事。

ゆったりしたスウィングでボールに伸びを出したいなら、ガットは緩くないと。

逆に学生の方でガンガン振っていきたい、という方は硬いガットでたわまないようにしないとアウトばかりになりますよね。

基本のようで、実は見落としがちな部分。

技術を変えるのは、ギアの要素も大きいのがテニス。

悩んでいる方も、一気に解消されるかも知れませんよ。

 

ラケット選び、と同じくらいガットも選びましょう。

それからテンションも、ですね。

なぜなら、それがアナタ自身のテニスに直結していくから、です。

まだまだ上手くなるし、ボールに伸びは出ます。

それを、自分主体で動かして変えていけるかどうか、です。

ピックアップ記事

  1. Note はじめました
  2. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  3. 学生さんや社会人プレイヤーにもお勧め!「タッチ系テニス」に適したガット3選
  4. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える
  5. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー

関連記事

  1. テニス ボレー

    テニス知識

    練習でも試合でも、「テニスコートで怪我をしやすい人」の特徴5つ

    スポーツに怪我は付き物。テニスも選手同士の接触こそありませんが…

  2. テニス知識

    寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに

    最近、急に寒くなって来ましたよね。テニスの練習をした後も、シャ…

  3. テニス知識

    何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう

    色々作戦は準備して試合に挑むけど、いざコートに立ってみると・・・頭が真…

  4. テニス 持ち物

    テニス知識

    「テニスの遠征・合宿に持っていくのに、忘れがちなアレ」をまとめてみました

    テニスに遠征は付きモノ。部活では合宿もありますよね。私…

  5. テニス 部活

    テニス知識

    部活で頑張る高校生、大学生の皆さんにオススメしたい「部活前の栄養補給」について

    夏休みも、もうすぐ終わり。これから秋にかけて、テニスの試合や練…

  6. テニス 食事

    テニス知識

    「つい、テニスの試合前に食べてない?」テニスの試合前に食べるのをお勧め出来ない5つの食べ物

    今回のウィンブルドン、ダニエル太郎選手は腹痛を訴えて敗退・・・になって…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    ボレー

    苦しいネットプレーこそ、最後までボールを見よう
  2. テニス 構え

    戦術

    試合で動いている中で、自分のポジションが分からなくなってしまう方へ
  3. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合、自分の中で「抑揚」の作り方について
  4. テニス ボレー

    ボレー

    サイドスライスのボレーが打てるから、ネットプレーには安定感が出る
  5. テニス リターン

    ストローク

    ストロークの打点までは手首を固定して、フィニッシュでリラックスして解放しよう
PAGE TOP