テニス サーブ

サーブ

深くても安定感のあるサーブは、コートへの入射角が違う

これ、実は気付いている方少ないと思います。

「なんで、サーブは回転をかけないといけないの?」

「なんで、あの人のセカンドサーブはいつも安定してるの・・・?」

という疑問。

実はこれ、コートにどういう角度でサーブが着地しているか、がすごく大事なポイントになってるんです。

みなさんも、理想的な角度になるよう練習してみませんか?

 

深くても安定感のあるサーブは、コートへの入射角が違う

 


 

1.安定感のあるサーブって、どんなイメージ?

私のイメージは、コートにほぼ90度、直角に近い感じで着地するイメージです。

プロ選手のセカンドサーブって、すごく回転量が多くて軌道が高い。

でも、サービスライン手前でカクン!と変化して、コートに直角に着地する。

こういうサーブって、本当に安定感がある。

それに、バウンド後もキックしていくのでリターンも攻撃的に出れない。

どうでしょう、威力はともかく、この角度って安定感に非常に影響する。

そうは思いませんか?

 

2.私たちのサーブは、というと・・・?

どこか、コートに並行にスーッと伸びていくようなサーブ。

入射角度で言えば、45度くらいでしょうか。

もっと少ないかもしれませんね。

この角度が少ないほど、ちょっとのずれでオーバーフォルトになる可能性が高い。

コート、地面と並行に飛んでいくようなサーブって、どこに着地するのかも見え辛いじゃないですか。

もしかしたら、ギリギリラインにかかっている・・・ようなサーブでも、フォルトに見えてしまう。

そうなると、ジャッジするのは相手ですからね。

「フォルト!」と言われたら、もうそれまでなんですよね。

 

3.まずは軌道を高くしてみよう!

サーブの回転量をアップすること、は急には難しい。

でも、直線的なサーブを少し山なり、軌道を上げることは出来るはずです。

まずは、ここから。

そしてその次に、しっかり回転をかけてボールを縦に変化させるようなイメージ、で練習してみましょう。

直線的で地面に並行に着地するようなサーブ、では安定は望めない。

まずはその事実、をしっかり認識することが大事です。

 

4.ボールへの回転は、足でかけよう!

何度も書いてきましたが、縦回転は下半身が肝。

腕先だけでどうにかなる、ほどテニスは甘くありません。

しっかりと膝を曲げて、コートをキックするようにジャンプする、これがサーブで回転をかける基本ですから。

何も、力む必要は無いですよ。

高い軌道で、しっかり下半身を使ってボールを下から上に抜いていく。

必要なのは、これだけです。

 

自分のサーブ、コースばかりにこだわっていても確率は上がらない。

コートへの入射角、という視点で見ておくことで、試合で使えるサーブ、に成長させることが出来ると思います。

90度に近く、が理想ですが、まずは直線的なサーブを変えていくこと、からですかね。

女性のみなさんも、ぜひ意識してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?
  2. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  3. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品
  4. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  5. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと

関連記事

  1. テニス サーブ

    サーブ

    「セカンドサーブが、どうにも安定しない・・・」大事な試合で入らなくなったときの緊急対応策5つ

    大事な試合こそ、セカンドサーブの精度が試合を分ける。学生や一般…

  2. サーブ

    「野球のピッチング練習」を見て感じた、テニスのサーブ練習にも必要な声掛けについて

    この前ふと、プロ野球のピッチャーの投球練習を観ていて気付いたことが。…

  3. サーブ

    サーブの強化とは、多様性

    「良いサーブが打ちたい!」と、漠然と考えている方は多いですよね。…

  4. テニス サーブ

    サーブ

    「パッと見、凄いサーブだけど実は試合で使えない」残念なサーブの特徴5つ

    テニス選手の実力、観察したときにまず目に付くのは「サーブ」力。…

  5. テニス サーブ

    サーブ

    サーブのトスを前にするというのは、「着地で完全にコートの内側に入る」ということです

    「サーブのトスは、しっかり前に!」というアドバイス、コーチからもらって…

  6. テニス メンタル

    サーブ

    サーブのトスアップは、「身体全体で勢いを付けて上げない」ように

    試合が始まる前、まずチェックするのは相手のサーブ。練習から、ま…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    戦術

    「この相手、何を考えているか分からない・・・」は、テニスでは褒め言葉になる
  2. テニス 指導

    メンタル

    テニスの試合では、「思考は必ず行動に現れる」と覚悟しておくこと
  3. テニス シングルス

    サーブ

    「シングルスで、サーブ&ボレーの戦術をたまに入れていく」ことで生まれる…
  4. テニス 確率

    その他

    テニスノートを使って、「テニスの試合の勝率を上げていく」シンプルな方法とは?
  5. ダブルス

    男子ダブルスに勝ちたければ、センターに入れ!
PAGE TOP