目次
試合をやる度に成長していく選手。
コーチからすると、これほど嬉しいことは無いでしょう。
そんな成長度が速い選手は、周りへの「報告の仕方」がとても上手い。
年齢は、関係ありません。
小学校低学年の選手でも、良い報告が出来ている選手はいるし、キチンと指導すれば誰でも身に付く技術。
そう、報告の内容の中に、「なぜなら・・・」という一文を、自分の中で意識してみましょう。
試合後に結果をコーチに報告するときには、「なぜなら」という言葉を前に付け加える癖を意識しよう
1.全てのボールに、根拠はあったのか?
自分が打っていたボール、選択に、どんな根拠があったのか。
私がコーチなら、結果よりもまずそこをしっかりと聞きたい。
自分が考えて、選択したならコーチにも周りにも説明が出来るはず。
そこに、正解なんてないんです。
失点したから、負けたから間違っていた、なんてことを言いだしたらきりが無い。
みんな、根拠のある選択、が出来た時点でそれは正解なんです。
コーチに試合結果を報告するとき、また実際にどうやって試合を進めたかを報告するときに、「なぜなら」という言葉を使うようにするだけで変わります。
2.自分にコーチがいない人は、誰かに自分の試合を説明してみよう
テニススクールに通っていない、部活やサークルにコーチがいない人は、架空で作ってみましょう。
そして昨日の試合、自分ならどう説明するかな・・・と考えてみる。
その架空のコーチは、全部試合を観ていたと思って下さい。
「ブレイクされたあのゲームは、こう考えてプレーしました。なぜなら・・・」という感じで、テニスノートに書いてみましょう。
ここで、どういう言葉で説明出来るのか。
アナタ自身がいかに準備して、現場で判断したかが分かるはず。
小さいことですが、こういう習慣がアナタの試合を強くしていくんだと思いますよ。
3.9割の人は、終わった試合のことなんて考えない
なぜ、これがオススメかと言えば、ほとんどの人がやらないことだから。
終わった試合について報告、なんてほとんどの人がしないでしょう。
勝ったとき、優勝したときくらいはその感想を伝えたりすること、はあると思いますけどね・・・ましてや、負けた試合なんて早く忘れたい。
だからこそ、やることにチャンスがあるんです。
誰かに自分の試合を説明する、説明しようと思って考える、書いてみる。
「このポイントは、〇〇でした。なぜなら・・・」と、根拠を自分で作ってみることって、大事だと思いませんか?
ほとんどの人は、面倒だと感じるからやらない。
確かに面倒ですが、同じような敗戦を繰り返す方がよっぽど悔しいし、面倒じゃないですか?
なぜなら、と後で考える癖が付けば、現場での思考力も上がるはず。
根拠の無いプレーを無くそう、と必死になるはず、ですからね。