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先日、コナミスポーツ西葛西でのプロテニス選手のイベントにご参加頂いたみなさん、ありがとうございました!
またコロナ禍の厳しい状況の中で開催にご協力頂いた施設、選手のみなさんも、本当に勇気の要る決断だったと思います。
その中で、私自身たくさんの発見や刺激がありましたので、ここで読者のみなさんにも少しだけ共有させて頂きたいと思います。
やはり、現役のプロテニス選手の感覚や技は、一見の価値ありです!
江原弘泰プロのボレーのコツ
最初のレッスンは、江原プロによる「ダブルスに使えるボレーテクニック」がテーマ。
全日本のダブルスを制したこともある江原プロのボレーの指導の中で、私が印象に残っているのは「足を止めない」ということ。
足を止めない、と言うと「打つ前にステップを踏む、手打ちにならない」というイメージが強いかと思いますが、実はそうじゃない。
打った後、ボレーでインパクトした後に足を止めない、というのが大事なポイントとのこと。
これは、新しい感覚でした。
打った後、踏み込んだ足で止まってしまうようなボレー、また基本として「元のポジションに戻る」という意識を持っている方が多いと思います。
でも、それだとダブルスの実戦でどうでしょうか?
打った後に止まる、戻る、だけ意識していると、肝心の「打った方向に詰めていく」という動きが出来ない。
結局相手に攻められる、角度を付けられてしまうケースも多いと思います。
その為に、ボレーのインパクトの後でも足を止めない、これが大事。
第一線で活躍するプロ選手だからこその感覚、でもこれは一般のテニス愛好家のみなさんにも非常に使える意識だと思いました。
川上倫平プロのストロークのコツ
打ち負けないストローク、格上との対戦におけるストロークの意識。
川上プロのコツとして、ストロークの打ち方ではなくまず「いかに力まないか?」が大事とのこと。
みなさんも、試合で強い相手と対戦したときにどうですか?
無意識のうちに力んで、ミスして、また力んで…というのを繰り返していませんか?
それが普通だと思います。
だからこそ、「この相手は強い…」と感じた時こそ、脱力してステップを踏む、冷静になることを意識したい。
プロ選手でも、それは同じなんですね。
この「力を抜く」というのは、トレーニングでこそ養われます。
だからこそ、みなさんも普段の練習から意識して欲しいポイント。
細かい技術的なアドバイスもありましたが、勝負の世界でもまれるプロ選手ならではの視点、説明がとても興味深かったです。
田沼プロのサーブのコツ
ラストのレッスンは、田沼諒太プロのサーブとボレーをテーマに。
今回は、個人的にサーブについて印象に残ったポイントを。
私が印象に残ったのは、「セカンドサーブを入れにいかない」という前提の部分。
どうしてもダブルフォルトが怖いので、セカンドサーブは置きにいってしまいがちですが…それを叩かれてしまっては、同じこと。
より相手のリターンを勢い付かせてしまう可能性も高い。
ですので、しっかり上に振り抜いて高い軌道をイメージする、その軌道のイメージを自分の近くに設定する、という点。
「ネットのどこを通すのか?」に加えて、そこを通す為なら身体の近くではどういう軌道でボールが飛び出せば良いのか?もイメージしておく。
サーブはみなさんフォームもグリップも、それぞれ違いますし求めるものも違う。
でも、試合に勝ちたいなら必要なこと、捨てること、シンプルにする…が見えて来ます。
ぜひみなさんも、自分のサーブに対して先入観を持たずに新しいことを取り入れ、そして試しては捨てて、試合でどんどん使ってみましょう!
今回、全日本男子プロテニス選手会のご協力の下、このようなレッスンイベントを企画させて頂くことが出来ました、
コロナ禍のテニス界、まだまだ難しいことや不自由なことが続いていくと思いますが、だからこそ新しいチャレンジも出来る。
感染対策を徹底しながら、これからもT-PRESSでは「リアルなつながり、テニスの試合で勝ちたい人を応援する企画」に力を入れていきます。
引き続き、読者のみなさんと一緒に歩んでいきますので、宜しくお願いします!
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