テニス メンタル

メンタル

人から評価されることが、目的になってはいないか?

目次

T-PRESSを始めて4年、最近私も感じていることがあります。

最初の頃の尖った感じが、自分の中でなくなって来てしまったなと。

色々な人から見られるようになって、それを意識するようになった。

自分が書きたいこと、よりも「みなさんが求めているもの」を書きたいという気持ちになって来た。

それ自体は悪いことではない、と自分でも思いますが、あまりに評価を求めている自分がそこにいないか、ということ。

人から評価されたいと、思うのが人。

でも、それが目的になってしまうとテニスも辛い。

という話を、まとめてみたいと思います。

 
 

他人から評価されるテニスって、何?

誰かの顔色を伺ってない?

例えばコーチ、先輩、ダブルスのパートナー。

みなさんの周りの人、がどう自分を評価しているのかが気になる。

この気持ちは、すごく分かります。

ですが、ココを乗り越えて、卒業していかないと強くはなれない。

相手の顔色を窺っている自分、にまず気付くこと。

全ては、そこからです。

それは自分の弱さ、を受け入れるということ

なぜ、周りの評価ばかり求めるのか。

答えは簡単、自分が弱いからです。

自分にどこか、自信が無い、根拠がない。

自分自身が弱いから、周りの評価を気にしてしまう。

でも、この弱さと向き合うことが大事なんです。

自分のテニスの成長の為にも。

誰かに評価されて、それで強くなるの?

これ、疑問です。

アナタ自身のコーチの評価が高くなれば、試合に強くなるんでしょうか?

結果は出るんでしょうか?

私は、大いに疑問です。

誰かの求めるテニスを自分がするだけ、で強くなるとは思いません。

テニス会場でも、審査員の方ばかり見て演技をしてるような人、ばかりな気がするんですよね。



自分のテニスって、なかなか持てない

誰かのモノ、の方が楽

アナタ自身のテニスは、誰のモノ?

本当に自分のモノ、だと言えますか?

自分のテニスって、なかなか自信を持って言えないと思いますよ。

だって、その方が楽ですからね。

勝てない時、結果が出ない時は誰かのせいにしたい。

あえて自分のテニスを持っていない、他人の目ばかり見てテニスをしている自分、に気付けるかどうかですね。

「オレ流」じゃない人は、何流?

日本って、自己流を否定する傾向にありますよね。

プロ野球では、落合監督の采配は「オレ流」と呼ばれて稀有なモノとして報道される。

オレ流、じゃない人は何流なんだろうと私は思います。

もちろん、基本やセオリーは大事ですよ、知識として。

でも、「オレ流」や「自己流」を否定するような風潮、にあるからこそ人からの評価ばかり求めてしまう。

偉そうに書いてますが、私もこうなってしまうからこそ、自分の弱さと常に向き合うようにしているんです。

他人からの評価、よりも自分自身での評価を

自分自身での、評価を考える。

主役は自分、あくまで自分自身。

間違っても良いんです、ただ、テニスを自分自身のモノにしたい。

勝っても自分、負けても自分。

それで良いじゃないですか。

周りからの評価、意見に、一度耳を塞いでみる。

そうすることで、自分のテニスにも主体性が生まれて来るでしょう。

   

自然と、見てくれる人はいる

他人もそこで、フィルターにかければ良い

私は最近、こう思っています。

他人の評価は気にしない、だからこそ自分が自然体でいれる。

その中で、自分を好いてくれる人、信用してくれる人を大事にしたい。

言い方は悪いですが、他人をフィルターにかけている感じですね。

自分のことを、無理に分かって欲しいとは思わない。

この、T-PRESSもそうです。

読みたくない人は、読まないで良いという感じで。

本気で読んで頂いている人を、これからはより大事にしたいので。

評価されるのは、だいぶ先

テニスだって、そうでしょう。

今、取り組んでいることが成果として出るのは、だいぶ先。

すぐに結果や評価を求めること、やってしまいますよね。

これでは、なかなか上手くいかない、負の連鎖が続くだけ。

自分のやるべきことを、自分で決断して継続すること。

これでしか、テニスを強くなる道は無いんですから。

テニス自身が、アナタを見続けている

私も、テニスを通じてたくさん成長させて頂きました。

何だか、ずっと見られているような気がするんですよね。

テニス、という目に見えないものから、見守ってもらっている。

だから、他人の優先度は低くて良い。

そこを気にするよりも、テニスそのものに対して真摯でありたい。

良く分からないことを抽象的に書いてしまいましたが、それが私の信念です。



人から評価されることは、嬉しいし自信にもなる。

でも、それだけじゃ薄っぺらい自信でしかない。

評価してくれていた人を信頼出来なくなったら、終わりですからね。

それよりも、アナタ自身です。

アナタ自身は、これからもずっと、一緒に一生過ごしていく訳じゃないですか。

そこからの評価、と真摯に向き合っていきましょう。

ピックアップ記事

  1. 大事なテニスウェアを汚したくないなら、シャープの超音波ウォッシャーを持ち歩こう
  2. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  3. ご質問頂いた件につきまして
  4. 9/24(火) 高西コーチ 女子ダブルス レッスン&ゲーム会 in テニ…
  5. プッシュアップバーを使って、テニスに必要なトレーニングを効率化しよう

関連記事

  1. テニス 試合

    メンタル

    テニスの試合に出続けるということは、「弱い自分の中身を覗き続ける」ことに他なりません

    テニスの試合に出続けること、皆さん継続出来ていますか?部活やサ…

  2. テニス 感覚

    メンタル

    テニスの試合で負けたとき、それは対戦相手からのメッセージだと受け止めよう

    試合には必ず勝敗が付く。ですが、つい負けた試合では感情的になり…

  3. テニス フットワーク

    メンタル

    試合に勝てるようになりたい、なら今すぐ試合に出よう

    試合に勝ちたい、勝てるようになりたい。テニスを始めて、少しずつ…

  4. メンタル

    まずは自分が、損をする

    いつも記事を読んで頂いたり、動画をご覧頂きありがとうございます。…

  5. メンタル

    ミスの根本の原因は、相手に対する恐怖心にある

    人は、何かに恐怖を抱く時、焦りが生じる。これは、テニスでも私生…

  6. メンタル

    試合会場で、「自分以外の周りの選手が、皆強く見えてしまう人」へのアドバイスについて

    試合会場に着いた途端に、不安になって試合が怖くなる。周りを見渡…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. テニス ストローク

    メンタル

    テニス部の中で、「チームの柱になれる選手と、なれない選手」は、ココが違う
  2. テニス シングルス

    日々の雑記

    テニスだけを教える仕事、ならテニスコーチなんて楽しく無い
  3. テニス ボレー

    ボレー

    硬式テニスのボレーでは、打球が飛ぶ方向とフォロースルーの方向は、必ずしも一致しな…
  4. テニス 技術

    ボレー

    テニスの試合では、強力なスマッシュが打てなくても、「ロブ対処上手」にはなれる!
  5. テニス 環境

    メンタル

    「この人に、誤魔化しのテニスは通用しないな・・・」と思える相手がいれば、アナタは…
PAGE TOP