メンタル

自分だけの世界、これが持てるかどうか

テニスに限らず、だと思います。

試合や勝負事に強い人って、自分の世界を持ってますよね。

良い意味で、周りと一線を画して動じない。

それって、プロ選手の特権でしょうか?

いやいや、私たちでも創り上げることは出来ます。

大事なのは、覚悟と小さい工夫、継続していく努力です。

 
 

他人に干渉されない自分

試合こそ、自然体で

何事も、無理は続きません。

そして、無理している自分はどこかでボロが出てしまう。

テニスの試合でも、そうだと思います。

自然体で挑める状態を、どう作れるのか。

他人から干渉されない、独自の世界を作っている自分をイメージしてみて下さい。

これが自分の中で確認出来れば、もう大丈夫。

動じない選手、プレーが確実に出来るようになります。

自分のことは、自分で決める

もちろん、ダブルスではペアとのコミュニケーションも必要。

ですが、基本的にテニスは自分のことは自分で決めていくスタンス、が大事。

そこで自分の意見があるからこそ、ペアともコミュニケーションが取れる。

自分の世界を持っているからこそ、客観的に俯瞰して試合を見ることが出来る。

文章で書いていると「何のこっちゃ?」となりますが、まずは自分で色々と決め手いくスタンス、を大事にしましょう。

そこに、「周りからどう思われるだろう…」という不安は、一番の障害になります。

自分勝手、とはまた違う

自分の世界を持つ、ということは、自分勝手に周りに迷惑をかけるのとは違います。

むしろ、自分を確立させて迷惑をかけない、というイメージ。

私自身もよく団体戦のリーダーをやったりすることがありますが、一番困るのが自分の意見が全くない人。

どういうオーダーが希望なのか、サイドやペアの相性で、全く自分の意見が無い人って何も会話が出来ない。

自分勝手というと言葉が悪いですが、自分の世界を持って自然体で周りに意見を言える人、はテニスの試合でも強いはず。

ここが、難しところなんですよね。

ですが読者のみなさんなら、理解して頂けるかと思います。



試合前の過ごし方、で変わります

まずは、1人になりましょう

試合開始の30分くらい前、になるとやること。

それは、必ず1人になること、です。

トイレでも更衣室でも良い、周りに人がいない環境がベストですね。

試合の直前までずっと仲間といる、のは私はお勧めしません。

試合について考えて覚悟を決める、自分の世界に浸ってみる時間。

これが、どんなレベルのテニス選手でも絶対に必要なこと、なんです。

不安を整理する、ということ

自分の世界を持つ、これは不安を整理することに近いでしょう。

自分の中で、色々とシミュレーションしてみて、想定を立てて試合を考える。

不安要素を、出来るだけ整理しておく。

無くなることは無いです、心配事は尽きないですからね。

でも、「こういう不安には、こう対処していこう」という方向性が見えているだけで、かなり違いますよね。

自分の世界を持っている人は、泰然自若として見える。

不安と向き合って整理して、受け入れるだけ。

試合前に、みなさん自身でやれば良いだけの話、です。

あとは、やり切って結果を待つだけ

試合では、この感覚が大事です。

試合の中で準備したことを実行して、後は結果を待つ。

その風貌が、恐らく周りから見ると「自分の世界を持っている」ように見えるんだと思います。

いや、実際はかなり不安ですし、色々期待もしてると思いますよ。

アナタ自身が、「もうこれだけやったなら、後は待つだけだな」と思えるかどうか。

コーチ、指導者の方なら、そう思って選手を送り出せるかどうか。

送り出せた時に、自分の世界を持てたとも言えるでしょう。

   

あまり周りを、気にし過ぎないこと

マナーさえ守れば、堂々としてましょう

たくさんの草トー大会で、私自身が感じること。

もっと、堂々と自然体で、試合をしていく選手のみなさんが増えて欲しい。

何となくテニスって、実力社会で階級社会のような面が強いですが、それは自分の世界を持っていないということ。

どんな試合でも、負けると思って試合に入るとこうなります。

マナーさえ守っていれば、あとは戦うだけ。

対戦相手は敵ですからね。

自然体で、お互いの実力で勝負するだけ、ですから。

気を遣い過ぎない、ペアに対しても

ダブルスペアでも、同じことが言えます。

ミスして申し訳ない、気持ちは凄く分かります。

でも、謝ってばかりの人は、自分の世界というものを持ち辛い。

成長も遅いし、何が起きても周りのせいに出来る、謝れば良いという雰囲気が出来上がってしまう。

ココ、真摯に向き合って自分に問いかけてみて下さい。

ペアに対しても、自分の世界を持って接し、試合に挑む。

そういう人が、試合でも結果を出し続けていくはずです。

一番の敵は、自分自身

最後に壁になるのは、いつも自分自身です。

自分の世界を作ることは、つまりは「人と異なること」を認めるということ。

自分自身で、周りと一線を画すことで周りと違うという意志、を見せることになります。

これが、みなさんきっと怖いはず。

私だって、怖いです。

時に自分の世界なんて無い、周りと同化したくもなります。

でも、そこで自分と向き合って強くなれるかどうか、でしょう。

テニスの試合で結果を出したいなら、人と異なることを恐れてはいけない。

自分の世界を持つことに、貪欲にならないといけないんです。



「それって、強い人が自然に出来ていることでしょ?」と、感じた方もいるでしょう。

それはアナタ自身が、そう感じているから、ですね。

自分の世界を持つことに、実力が伴っていないから恥ずかしいですか?

私は、むしろ逆だと思います。

試合に出ている選手、実力が低ければ低いからこそ、意図的に自分の世界を作り上げること、が大事。

周りから笑われても、良いじゃないですか。

笑っている相手は、きっとアナタの鴨になる。

相手にしない、それで良いと思います。

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