戦術

テニスは練習から「混ぜる」のを癖にしよう

スピンの中に、スライスを混ぜる。

センターセオリーの中に、ショートクロスを混ぜる。

テニスのショットは、常にこの意識が大事です。

上手い人って、どこにでも打てそうな雰囲気がありますけど、基本的には何かを何かに混ぜているだけ。

練習からこの意識、でいきましょう。

 
 

基本の中に、アクセントを入れる

これを、「混ぜる」と表現しているだけ。

基本となるショットの中に、アクセントとなるショットを混ぜる。

ストロークで言えば、スピンの中にスライスを混ぜる。

7割がスピン系のストロークだけど、3割はスライスを入れることで多様性が生まれるし、プレーに幅が出来る。

コースの打ち分けも、一緒です。

基本となるコースをしっかり意識しながら、どこかで変化を付ける。

これを、アナタ自身が主体的に出来るかどうか、が大事です。




基本となる軸、を意識する

まず、基本となる軸を意識しましょう。

ストロークなら、スピン系のショット。

サーブならセンターへのサーブ。

この基本をしっかり打つ、そうすることでアクセントが活きて来る。

練習の中から、「今のは基本軸のショットだな」と自分で理解出来ているかどうか。

ただ漠然と打っているだけなら、何も変わらないし相手の脅威にならないですよ。




変化は自ら興す、相手主体ではダメ

例えばストロークの中でのスライス、これを自分から打てるかどうか。

相手に走らされて、自分が苦しくなってからスライスを打つ、だと全然ダメなんです。

これでは、混ぜていることにならない。

無理やり、混ぜることを余儀なくされているだけですから。

守備は大事ですが、そこでしか変化出来ないようなテニスだと、辛い。

変化は自ら興す、そのために混ぜるショットがある。

こう認識すれば、アナタ自身も積極的にショットにバリエーションが出て来るでしょう。

   

混ぜるのを癖に、しっかり練習から

練習から、しっかり意識しましょう。

ストローク、ボレー、サーブ、打ちたいショットだけを打つのではダメ。

出来るだけ、積極的に混ぜる姿勢を持って臨む。

私が普段意識してるのは、7:3の法則。

7割は基本のコース、3割は遊びのコース。

これを混ぜていけば、試合でも効果的でしょう。



真面目な人ほど、つい基本に忠実になりやすい。

だから、試合でもやりやすい相手になってしまいがち、です。

ショットを混ぜていく、という意識は練習から大事。

練習で出来ていることは、身体で染み付いているから試合でも反応してくれるはず。

ぜひ、意識してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  2. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  3. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. テニス選手としての「肩の痛み」を改善するには、寝る時の姿勢を変えないと

関連記事

  1. 戦術

    練習すること、が目的になってないか?

    最近、色々なみなさんと練習していて感じること。練習すること、…

  2. テニス メンタル

    戦術

    飛びつきながらも、頭は冷めた感じがベスト

    試合の中で、やっと届いたボール。これが、返るのかどうか。…

  3. テニス メンタル

    戦術

    「遠くのボールを追う気配が無い選手」に対しては、ライン際のショットは必要無い

    大会に出ていると、色々な選手がいる。よく観察してみると、アナタ…

  4. 戦術

    かくも、予測は難しいものなのか?

    最近、私自身が改めて感じること。テニスの試合で強い、結果を出…

  5. テニス フットワーク

    戦術

    ある程度攻めて来る相手の方が戦いやすい、だから・・・?

    テニスの試合、みなさん感じるところはありませんか?粘ってくる相…

  6. テニス ダブルス

    戦術

    「基本はこうだけど、自分はこう考える」を増やしていこう

    テニスで怖いのって、自分で考えなくなるということ。教わること、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. リターン

    ダブルスのリターンダッシュ、からの並行陣は必須の戦術です
  2. テニス ストローク

    リターン

    リターンに安定感がある人が意識している、ある基本について
  3. テニス メンタル

    メンタル

    「今日の練習で良かったこと」を毎日一つテニスノートに記録していけば、それは自信に…
  4. テニス フットワーク

    フットワーク

    テニスでは、「自分のスピードはポジショニングでカバーできる!」特に社会人の方は意…
  5. テニス ストローク

    ストローク

    テニスでは攻撃的な時ほど、ラケットスウィングは小さくなる
PAGE TOP