戦術

4ゲーム終わった段階で、知ることは出来ているか?

どんな試合でも、自分の中で4ゲーム。

この意識をしっかり持って、序盤を戦いましょう。

4ゲーム終わった段階で、この今の試合の見通しを付けて、仕切り直す。

変えるところは変えて、どう戦うのかを明確にしていく。

これも一種の、テクニックですよ。

 
 

チェンジコートじゃないけど・・・

充分に、間を空けましょう。

その試合が、2-2になっていても、4-0でも、0-4でも。

とにかく、4ゲーム終わった段階で、私は一旦冷静になることをお勧めします。

つい、チェンジコートまで「作戦会議」は待ったりしがちですが、必要無い。

とにかく、1セットマッチなら0-4の状態ですからね。

ここでしっかり、仕切り直さないと負けてしまう。

ダブルスなら、4人全員がサーブを打ち終わった場面、5ゲーム目が始まる前。

ぜひ、意識してみて下さい。



習慣付ければ、序盤の戦い方が見えてくる

要は、4ゲームまでに相手を知りましょう、ということ。

色々なショットを打たせてみる、走らせてみる、こっちはポジションで揺さぶってみる。

そこで、丸裸にさせるのを、4ゲームまでにやってみる。

強い人って、無意識にこれを実践しているような気がするんですよね。

2ゲームくらいだと、まだ分からないですから。

習慣づければ、毎回試合の入りって結構一緒になるんですよ。

そうすると、自然と安定感もアップしますよ。




上に強いかどうか、はキーポイント

ダブルスなら、私はこれをしっかり確認します。

上、つまりはロブに強いのかどうか。

ロブに強いかどうか、リターンからストレートロブを打ったりして、診断します。

サッと前衛が任せるようなら、厳しいサーブのリターンはそれで問題無いですしね。

上に強いペアは、前衛が下がって打って来るはず。

それを知れば、今度は足下のボールも使える。

上に強いペアは最初から下がって待つ、という傾向もあるでしょうから、対策はあります。

特に差が大きく出やすいポイントですので、このチェックはかなりお勧めです。

   

こちらの手の内は、少しだけ隠しておく

私たちは相手をしっかり観察する。

でも、相手から丸裸、にされないように意識していきましょう。

こちらの手の内は、最低1つは隠しておく。

勝負どころで、出す1手は5ゲーム目以降に取っておきましょう。

もちろん、それ以外はどんどん出して良い。

色々やって来る、仕掛けて来る選手と思われた方が試合では楽ですから。

逆の立場に立ってみて、「なんだ、単純な相手だな・・・」と思われていませんか?

ぜひ、自問自答して欲しいポイントです。



相手を知ることが出来れば、0-4の状態でも怖く無い。

これ、強がりじゃなくて本当にそうです。

何も分からないままに4-0になった試合、の方が危ないですよ。

みなさんも、大逆転された試合ってそんな感じじゃないですか?

リードして浮かれて、相手の観察を忘れてしまう。

とにかく、序盤の4ゲームは情報収集タイム。

そう心に決めて、試合に入ってみましょう。

ピックアップ記事

  1. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  2. ご質問頂いた件につきまして
  3. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  4. YouTubeチャンネル登録200人、ありがとう御座います
  5. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!

関連記事

  1. 戦術

    人はコントロールの良さで、自信を得て強くなる

    テニスに自信が生まれる、強くなっているという実感がある時。それ…

  2. テニス 環境

    戦術

    「自分のテニスを変えていく」為には、目先の勝利にこだわらない勇気も大切です

    今、目の前にある試合、1ポイント1ポイントはもちろん大切。です…

  3. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では「目の前のリード」など、一瞬の安らぎにもならない

    繰り返し書いて来ましたが、まだまだ私たちの意識は甘い。リードし…

  4. テニス 練習

    戦術

    前衛でプレッシャーをかけるときは、必ずウォッチの準備を

    自分がネットで、プレッシャーをかけるとき。相手の視界に入って、…

  5. テニス メンタル

    戦術

    試合の雰囲気が悪い時の、明るい兆しの見つけ方5つ

    試合の雰囲気が、重たく、暗い。そんなときに、アナタ自身に出来る…

  6. テニス 練習

    戦術

    どこかでスタイルを突き詰めないと、今年も中途半端なテニスに

    なりますよ、絶対に。みなさんは、全員が必ず良いモノを持ってい…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. メンタル

    苦しんだ経験は、必ず誰かの助けになる
  2. ストローク

    伸びてくるストローク、返し方の基本
  3. 練習メニュー

    逆転出来る選手になる、とっておきの練習法
  4. テニス コントロール

    練習メニュー

    「シンプルな練習にポイント要素を入れる」テニスのストロークの基本練習メニュー
  5. テニス リターン

    Q&A

    Q&A「メンタルが強いって、要は開き直るってこと?」
PAGE TOP