目次
「相手をよく観察すること」の重要性は、何度も書いて来ました。
じゃあ、具体的にどこを見る?という部分を、もう少し掘り下げたいと思います。
みなさんも、試合前に相手からリードを奪うくらいの気持ちで。
前のめり、にいきましょう。
「試合前から、相手をリードする!」観察すべきポイント5つ
1.ラケットを見る
まず、相手の使っているラケットからチェック。
私が意識しているのは、フレームの厚さです。
これが厚いラケットは、パンチ力のあるボールが飛んで来るタイプなので、ベテランや女性で使用者が多い。
フレームが薄めのラケットは振り抜きを重視しているので、スウィングスピードの出やすい学生や男性向け、ですね。
厚めのフレームのラケットは、小さいテイクバックからでも強力なボールが打てる半面、コントロールは少し難がある。
薄めのフレームのラケットの相手なら、本格派なプレースタイルかな、という感じで準備しておく。
各メーカーのラケットのモデルについて、ある程度知識を持っておく必要はありますね。
フレームの厚さから、ラケットを振って来るタイプかどうか、はある程度判断出来るはずです。
2.相手のウェアをチェック
意識したいのは、肘や手首に何かギアを装着していないか、という点。
ベテランやシニアの方ですと、結構身に付けている方多いですよね。
こういう方は、打ち方に少し癖があるタイプの人が多い。
傷めているのには、それなりに理由がありますからね。
打点が少し後ろ目、ボレーを手首で振ってしまう、ようなプレーを想定しておきましょう。
足にギアを装着している選手は、そこまでフットワークは軽くないですよね。
ですから、前に走らせる等の作戦がより有効になって来ます。
3.ウェアの色を見る
これもあくまで想定、の話ですが。
赤や黄色、のウェアを来ている選手は積極的なプレーが多い。
黒やグレー、白のウェアを着ている選手は、確実で堅実なプレーが多い、という想定を立ててみて下さい。
色って、選手本人が選んで着用している訳ですからね。
何かしら、そこに性格的な要素が入って来るのが当たり前。
プレースタイル、にかなり相関性があると私は思いますよ。
相手のウェアの色からも、何かを感じ取るという意識がまず大事ですから。
4.サーブのポジションをチェック
試合前の、4球のサーブ練習。
ここからも、たくさんの情報を得ることが出来ます。
どんなポジションから打つのか、こちらからボールを返球したときに、スムーズにキャッチ出来るのか。
ポジションがサイド寄りであれば、ダブルスならストレートロブが効果的、センターへのサーブは来ない。
バック側に返球してみて、女性でも片手でスムーズにキャッチ出来ればボレーが得意、片手でもプレー出来そう、なんてことが分かります。
ただ自分のウォーミングアップだけに集中するなんて、もったいないですよ。
相手からの情報を得る場、としてしっかり活用しましょう。
5.ペアで会話しているかどうか
ダブルスの試合前に、相手ペアの雰囲気も見ておく。
試合前に、一緒にコート脇で待機している時間もありますよね。
そこで、会話しているかどうか。
しているなら、どんな雰囲気か。
コンビネーションを使って来るペアは、試合前から結構会話が多いはず。
逆に会話が少ないペアは、縦割りでさっぱりとしたペアが多い。
試合中にも気付く点は多いと思いますが、まず試合前から想定を立てておく。
これが何より、大事です。
試合前から、チェックポイントを絞っておく。
こういったところをチェックしていくと、アナタ自身で経験値が溜まっていくはず。
もちろん、想定から外れることも有ります。
でも、「外れた」と気付ければ修正も早い。
リードはしっかり奪えるし、経験も積める。
何も意識しない人は、逆にリードを奪われてマイナスから試合をスタート、していくことになるでしょう。
この記事へのコメントはありません。