目次
テニスの痙攣と言えば、脚。
真夏の試合では、しっかりケアしていても全国で痙攣で棄権していく選手が多いですよね。
でも、見落とされがちですが、痙攣するのは下半身だけじゃない。
腕、だって疲労を溜めて、プルプルして来ますから。
必要なのは、「温存」という発想です。
テニスの試合で一番使う「利き腕の握力」は、大事に使おう
1.力んでいる人は、コレですぐ分かる
私は相手を観察するとき、まず利き腕をチェックします。
それから、ポイント間の時間で、ラケットをどんな持ち方をしているのか、も見る。
そこで、すごく色々な発見があるんですよ。
右利きの方で、力みやすい人はずっと右手でラケットを握っている。
握りしめている。
ポイント間でも、利き腕で強く持っていないと不安なんでしょうね。
こういう人は、腕の消耗は当然激しい。
1日何試合もこなしていくと、後半には大きな差になっていると思いますよ。
2.ポイント間は、利き腕と逆の腕でスロートを持つ
ラケットのリラックスした持ち方、があるとしたら私はこれだと思います。
私は右利きですが、左手でラケットのスロート部分を持つ。
バックハンドも片手なので、左手は実際はほとんど消耗しない、ですから。
ポイント間には、なるべく左手でラケットを持つ。
たったこれだけ?と思うかも知れませんが、1日に4試合も5試合も重ねていくと、すごく差が出ます。
利き腕の握力、無くなってきた経験は無いですか?
3.左手にスロート、が収まる場所
この持ち方、もっと大きなメリットがあります。
テニスの構え、に近いんですよね。
右利きの方が左手でラケットのスロート部分を持つのって、構えの時にラケットが収まる場所、じゃないですか。
常に普段から意識しておくと、試合の中でもパッと構えられるんです。
ラケットの三角形の部分、に左手を添える。
この速度、構え直しが、試合ではすごく大事ですからね。
ポイント間のリラックスしている場面から、習慣付けておくことをお勧めします。
4.みなさんには、「テニス体力」を身に付けて欲しい
私もそうですが、テニスならある程度、疲れない。
試合をやってもレッスンをしても、他の運動をやるよりは圧倒的に疲れない、と思いませんか?
もちろん、真夏の中での試合は消耗が激しいですが・・・それでも、同じ時間ランニングするよりは、テニスの試合の方がまだ楽でしょう。
これは、テニス体力が付いている証拠。
みなさんも、きっとそうだと思います。
テニスでは、どうやって体力を温存するのか、が自然に出来ていると思うんですよね。
ですので、偉そうに書きましたが今回のコツは、ほとんどの方が実践していることでしょう。
試合に出始めたばかりの人は、こういうところから真似してみると良いと思います。
ちょっとしたことですが、腕が痙攣したら本当に試合が出来ない。
脚は動くのに、ラケットが握れないという人を、たくさん見て来ました。
試合に勝ち上がるなら、1日の最後の試合に最高のパフォーマンス、が必要ですからね。
この記事へのコメントはありません。