ストローク

試合で相手に打ち損じさせる、ために必要な6つのストローク術

相手からエースを奪う。

実際に、試合でこういう場面ってどれくらいあるでしょうか?

私の感覚では、シングルスの試合でも3ポイントくらい。

ダブルスなら、もっと少ないかもしれない。

それ以上に、私が大事にしているのは「相手に打ち損ない」をしてもらうか、ということ。

そういう仕掛け、はたくさん準備しておくと良いでしょう。

 

試合で相手に打ち損じさせる、ために必要な6つのストローク術

 

1.3歩以上横に動かす

まず、相手をしっかり動かしましょう。

エースを狙うのではなく、しっかり動かせば相手はミスしてくれます。

それくらい、テニスのラリーにおいて、3歩以上動いて止まって打つのって難しい。

ましてや、試合の緊張した場面ではより打ち損ない、当たり損ないが増えるでしょう。

 

2.2歩以上前に動かす

横に動かすこと、ばかりだと相手も慣れて来ます。

だからこそ、前にも動かすタイミングが大事。

2歩で良い、ので浅いボールを打って相手を前に動かすこと、を意識してみましょう。

浅いボールの処理って、結構怪しい人が多いですからね。

これもまた、打ち損ないを生む源になります。

 

3.スライスを混ぜる

打点を低くする、スピンとはまた違う良さがスライスにはあります。

それに、バウンド後に滑ってくれるので、それだけでも慣れていない相手は多いですからね。

スライスを混ぜることで、相手は急に差し込まれたような感じ、のストロークになるはずです。

女性相手、だと特に有効ですね。

しっかりスライスのストローク、も練習しておきましょう。

 

4.ライジングショットを使う

相手が打ち損ないをする要素、として、「タイミングをずらす」ということが大事。

ライジングショットを使えば、相手の意表を突いて速いタイミングで返球していくことが出来る。

しっかり相手が準備出来る前に、ボールを戻してみる。

これだけで、かなり相手は慌てて打ち損じてくれると思いますよ。

 

5.ムーンボールを使う

山なりなボール、深く緩いボールをしっかり打つことも大事。

4.のライジングのようにテンポを速めていくショットがあれば、こういう緩いショットが効果的になって来る。

結構、勇気が要りますけどね。

相手も、強打したくなって力んで、結果的に打ち損ないになるケースが多い。

シングルスで意外と使えるショット、ですよ。

 

6.ラケットを振り切る

何より、アナタ自身がラケットを振り切ること。

力を持ったボールって、実は打ち返し辛いですから。

スライスでもスピンでも、とにかくまずアナタ自身がラケットを振り切りましょう。

そうすれば、自然と相手のミスも増えて来る。

それがテニス、です。

 

ストロークの打ち合い、でいかにミスを引き出すのか。

それって、ちょっとした工夫、変化の付け方で全然変わって来ます。

エースを奪っても、打ち損なってもらっても、同じポイント。

そして、相手にダメージが残るのは・・・どっちでしょう?

ピックアップ記事

  1. フットワークを磨きたい!なら、足指トレーニングは欠かせない
  2. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  3. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選
  4. 【最大6名少人数制】10/1(水) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン inSEN…
  5. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!

関連記事

  1. ストローク

    浅いボールの打ち込みも、軌道は山なり

    試合で浅いボールを、相手コートに打ち込んでいく。この何気ない…

  2. テニス スライス

    ストローク

    前に踏み込むストローク、が打てないならしっかりスライスで凌ごう

    ストロークで相手と打ち合うときに、いつも前に踏み込める訳では無い。…

  3. ストローク

    「ロブで抜かれても諦めない!」テニスの試合で後ろ向きから返球するコツとは?

    テニスの試合の中で、ネットに詰めてロブで抜かれる・・・ということ、あり…

  4. ストローク

    「意外と難しい、高い打点のストローク」をテニスの試合で克服するために

    ストロークで粘る事が出来ないと、シングルスの試合で勝つことは難しい。…

  5. テニス ストローク

    ストローク

    ストロークのラリーの中で、「差し込まれたときには慌てずストレートか逆クロス」に展開すると楽

    ストロークのラリーの中で、「打点が遅れそう!」と思うとき、皆さんはどう…

  6. ストローク

    なぜラケットは、両手で持って構えるのか?

    テニスの構え、基本の構えの形。みなさん、どうでしょうか?…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 戦術

    ダブルス

    ダブルスの試合、「雁行陣で行き詰ったとき」には、前衛が守備を捨てるのも有りだと思…
  2. フットワーク

    浅いボールに横向きで入っていく、ことが全ての攻撃の基本です
  3. テニス 評価

    メンタル

    試合前に「最低と理想」、の準備は出来ているか?
  4. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    テニスの試合で「スピン回転のスマッシュ」を覚えておくと、厳しい態勢からでもラケッ…
  5. テニス 指導

    メンタル

    「勝ちたい」ではなく、「勝たないといけない」までもっていこう
PAGE TOP