テニス ストローク

ボレー

ローボレーが苦手な人が身に付けたい、「掴んで放すスライスボレー」のコツ4つ

低い位置でのローボレー、苦手にしている人多いんじゃないでしょうか。

初中級から中級、上級へのステップアップで、このローボレーの安定は欠かせない。

並行陣にも必要ですし、相手に足元に打たれる、沈められるケースも増えて来ますからね。

ローボレーを打つときに身に付けて欲しい感覚は、この掴んで離すスライスの回転。

やってみれば、きっと難しくないはずです。

 

ローボレーが苦手な人が身に付けたい、「掴んで放すスライスボレー」のコツ4つ

 

1.手首とラケットの角度は変えない

リラックスして、ここは変えないようにしましょう。

ラケットと手首、は90度前後で打つ前と後が変わらないように。

低い位置でのボレー、つい動かしてしまいがちですからね。

ここを動かしてしまうと、どんなに良い打ち方をしていても最後で崩れてしまいます。

しっかり意識して、打ち終わりでも変わらないように練習していきましょう。

 

2.ラケット面で、当たる場所と放す場所を変える

これが一番、今回の肝になるポイントです。

ボレーで、少しだけボールをラケットの上で「転がす」という感覚を覚えて欲しい。

ラケットの上で20cmくらい、ボールを転がすようにボレーしてみる。

その転がす動作が、そのままスライス回転、になるんです。

私の感覚では、ボールを最初に触った場所から、ラケットが下に動いて20cm、上からボールが放たれていくイメージ。

「何のこっちゃ?」と思う方がほとんどでしょが、パン!と打つのではなく、サッと切るようなイメージ。

この場所の違い、を自分で作ってみる。

スライスと言うと切る、ような感じですが、そんなに切るイメージじゃなくて大丈夫です。

20cmだけ、ボールを転がすことをイメージしてみてください。

 

3.ラケット面は垂直に入って、上向きで終わる

打点に対して、ボレーも基本は垂直に入る。

これは、ローボレーでも同じです。

つい、持ち上げたいから最初から「上向き」を作りたいんですけどね。

ここは我慢しましょう。

我慢して、垂直に入る。

そして、ボールを放した後に・・・ラケット面を上に向けていく。

この上向きにする動作が速いと、ボレーは浮いてしまいます。

掴んで放す、感覚はこのコートに対して垂直に当てるラケット面から。

浮かないボレー、のコツはしっかり練習していきましょう!

 

4.上半身だけでも横向きを作る

これは、掴む、という動作につながります。

上半身だけでも、しっかり横向きを作る。

横向き、が作れると、ボールをしっかり見る、掴むことが出来ますからね。

時間が無いときには、上半身を少しひねるだけでOK。

そのまま、しっかり打点に顔を残してボレー、がローボレーでも基本です。

本当に、身体を45度捻るくらい、で良いと思いますよ。

お互いにボレー同士になったら、時間も無いですしね。

 

掴んで放す、という感覚が出来ると、ローボレーは凄く楽。

掴んでいる時間、にコースを変えることも・・・最悪、出来るようになる。

ローボレーはやっぱり、基本はチャンスメイクのショット。

しっかりスライス回転をかけて、相手を追い込んでいく。

このイメージで、ぜひ練習してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  2. 素振りでパワーアップを図るなら、「バナナウェイト」を使ってみよう
  3. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  4. 大人のトレーニングは「DNS プロエックス」を使って効率的に
  5. アディダス テニスシューズ バリケード JAPAN がアシンメトリーで最高にカッ…

関連記事

  1. テニス ボレー

    ボレー

    テニスの駆け引きで必要な、「フェイントを入れて誘うプレー」では、戻ったときのバランス感が大事

    テニスでは、他のスポーツほど「フェイント」に対する意識が低い。…

  2. テニス ストローク

    ボレー

    ダブルスの試合で、一番最初にやるべきこととは?

    ダブルスの試合で、まず最初にやっておきたいこと。みなさんは、何…

  3. テニス ダブルス

    ボレー

    リターン側の前衛は、シンプルなプレーでミスを減らそう

    ダブルスのリターンゲーム、アナタは前衛。ここで、どんなプレーが…

  4. ボレー

    ダブルスでポーチを決めたいなら、ジグザグフットワークでいこう!

    ダブルスの試合、なかなか前衛で活躍出来ないと感じている方へ。も…

  5. テニス ダブルス

    ボレー

    ボレーの感覚を養えない人は、めちゃくちゃ緩く握って打ってみよう

    ボレーの感覚が掴めない、タッチプレーが苦手と感じているみなさんへ。…

  6. テニス ボレー

    ボレー

    ネットに詰める勇気を持った人だけが、本物のアングルボレーが打てる

    アングルボレー、特にダブルスでは求められるテクニックです。テニ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 戦術

    大切なのは、自分が有利になる状況を作ること
  2. テニス メンタル

    ストローク

    ストローク戦で振り遅れが目立つ時には、ラケットヘッドからのテイクバックに変えてみ…
  3. フットワーク

    相手からクロスに打たれて、下がってストロークは厳しい
  4. バボラ ピュアドライブ

    ストローク

    「現代ラケットなら現代テニスを」理解しておかないと勿体無い現代テニスの基本的な考…
  5. テニス 部活

    その他

    「コイツとはもう組まない!」テニスでペアの雰囲気を悪くする人の口癖5つ
PAGE TOP